能勢博のレビュー一覧
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他の運動じゃなくてウォーキングだよ、という本ではない。
他の運動でもいいのだが、一般の中高年が健康を維持するためには、ウォーキングで充分だという内容。
ただし、強度の高いウォーキングとそうでないウォーキングを交互に挟むというのが味噌だが、そうすると続けられるというだけの話だ。
んで、いろんな生活習慣病、老いの進行の原因が、筋肉量の低下にあるという。
流石ブルーバックス、比較実験の結果まで踏まえた、たくさんのデータに基づいて論じていくわけで、大半読み飛ばし。
1日一万歩はほぼ効果がないというのはややショックだった。
事務職のサラリーマンだと、これでも辛いのが現状なんだけどなあ。頑張らないと。 -
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スロージョギングの本を3年前ぐらいに読んで、おそらく2-3キロ落としたのだけど、やはりなかなか続かなくて、目先を変えてこの本を選んでみた。
ウォーキングをどのように、どのくらいすれば効果的なのか。その答えは「インターバル速度」で歩くことだという。だいたいの結論だけを読んで、あとはこまめに試しながら4ヶ月寝かせてみた。
ダメだね。やっぱり、自分の中できちんと納得しないと徹底出来ない。それで今回、最初からきちんと読んでいった。
この本の目的は痩せることだけではない。体力を10%向上(10歳の若返り)させることで健康になろうというものである。機械を使わずにそれを実現させる方法を考察したものであ -
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ネタバレ登山のスピードは、最高酸素消費量に依存する。
体力とは、持久力と筋力のこと。持久力はエンジンの大きさ。最高酸素消費量=最大酸素摂取量で図れる。
筋力は瞬発力と狭義の筋持久力にわけることができる。
速筋は白く、遅筋は赤い。鶏肉は白く、牛肉は赤い。
クラアチンリン酸系→解糖系→好気的代謝系の順。
中高年特有の疾患の根本原因は、加齢性筋減少症による=体内で炎症が起きている。
体力が低下するとミトコンドリアが機能劣化する=活性酸素が生じるようになって、炎症が起きる=糖尿病、動脈硬化、認知症、がんの原因。
アスリートは心臓が大きい=心臓に血液がたくさんある。
p36 -
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ネタバレ⚫︎負担の少ないトレーニング
毎日歩いているが、科学的な見解は知らなく、気になった。一万歩を毎日ただ歩いており、効果はそんなにないんだなと思っていたところであり、本書を読んでそのとおりの見解があり納得した。
インターバル速歩というものの導入で健康状態が改善に向かう。疲れは炎症に元づくと知っていたが、その抑制にも効果があるようだ。また、骨粗鬆症、うつ、にも良く、体力低下が生活習慣病の要因とのことだが、五ヶ月続けることで効果がでる。多くの実験結果により効果証明されており試してみたい。 さらに運動後の乳タンパク、チーズで効果大。この辺もジムに通うことや、サプリを取る方法と違って手軽にできると感じる -
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最高心拍数は55歳で165拍、60歳で160拍
最大酸素消費量は55歳で30ml/kg/分、60歳で25ml/kg/分
膝伸展筋力は、55歳で80%、60歳で75%
荷重が体重の10%の場合、最大酸素消費量が30mlだと高度獲得速度は200m/h、25mlだと170m/h
高度差1000mを登るには1600kcal必要。
下山時のエネルギー消費量や放散熱量は、登山時の30%。
食事は炭水化物6、脂肪4の割合がよい。
最大酸素消費量の6~7割の運動を、1日30~60分、週に3~4日、6か月続けると、持久力が1~2割上昇する。ウォーキング、ジョギング、登山などの全身運動。速歩とゆっくり歩きを3 -
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ネタバレ著者のプロフィール、信州大学医学部特任教授、北アルプス医療センターあづみ病院非常勤医師、・・・信州大学山岳科学総合研究所部門長、・・・中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダオーラ峰に医師として同行し自らも登頂、などなど凄すぎる経歴を拝見し、それだけも本書の内容が真実であることを信じるわけですが、自身が文系だからなのか、科学的センスがないからなのか、消化不良だからなのか、正直のところ、期待したほど面白くなく、わかりにくかったです。
10年以上も本書の主題である「インターバル速歩」を研究されてきた著者であるならば、もっとわかりやすく、もっと面白く書けたはずと感じます。
以下、自分で理解できたと勝手に