旦敬介のレビュー一覧

  • 旅立つ理由

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     全日空の機内誌の連載だったということで、短編小説集である。海外、特にアフリカやブラジルの街角や生活での小粋な景色を描いたものである。
     その細かい描写は現地ならではと思わせ、読んだ誰もが遠い異郷を脳裏に思い浮かべるであろう。旅好きな人の旅情をそそるのは間違いない。
     読み進むうちに、短編それぞれが連携し始め、彼という名の日本人主人公の物語になっていく。彼は、どうも筆者自身あるいは自身をモデルにしたようである。実体験をベースにしているのならばリアリティがあるはずだ、と納得した。
     それでも、本書の価値はうすれない。ここに書かれているような異国での出会いや経験を、そのほんの一部でも旅の中で味わい

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    2013年12月29日
  • 11分間

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    ネタバレ

    何年かぶりに読み直した本。節目には読みたくなるコエーリョ。 前は「嫌な場所から抜け出して自分の行きたいところへ踏み出してみなさい」というコエーリョ節が響いて会社を辞めるきっかけにもなった本。それなりに自分のやりたい事をやれている今でも読んでみると、発見がある。ただ、それは昔響いた所とはちょっと違う。 惰性で生きている人たちを否定してしまいがちだけど、マリーアはこの小説のあと、緩やかな惰性に入っていくのではないだろうか。惰性と冒険の繰り返し。その二項対立は年を取るごとに境界が曖昧になっていく。痛みを共有することから得られる快楽を強く否定する理由が気になった。愛の形は人の数だけあると思いつつ、痛み

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    2013年01月30日
  • 11分間

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    ネタバレ

    難しかったです。まだ理解出来ない部分がありました。
    それにそんな簡単にまとめていいのかよ。とか、体験しなきゃ絶対わからないよね。ていうのもありました。

    でもそんな事いっても止まらずに読みきってしまいました。
    興味深い内容と興味深い文でした。面白かったです。

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    2013年12月02日
  • 11分間

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    売春婦の一年を書いた本。ブラジルから出てきてスイスで働くわけだが…。クライマックスがとても面白かった。途中はまぁまぁな感じだけど、最後が良かったので、評価あげました。間が空きつつ読んだので、多少うろ覚えではあるけど、一度に読んだら結構面白いと思う

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    2012年04月24日
  • 11分間

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    ネタバレ

    タイトルと、冒頭の書き出しを見て購入。
    感想は端的に言えば、難解でもあったし、ふーん、そんなもんなんだ、と妙に納得するところもあった。
    愛、セックス、金、女、男。汚い話なのかもしれない。それでも、そんな汚い世界でも自分を求めて学び、求め、ひしめき合ったマリーアには感銘を受けた。

    全体的にはそこまで難しくもないが、日記を通じて自問自答する部分はなかなか考えさせるものがあった。

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    2012年04月14日
  • 11分間

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    2012年04月 02/26
    物語が日記と交互に書かれています。
    新たな旅たちを迎える時に読むのがよいかもしれません。
    かなり官能的ではありますが。

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    2012年04月06日
  • ザーヒル

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    死と対面しながら、生きていく事。
    ちょうど読んでいる時に
    スティブジョブズが亡くなって、より考えさせられた。

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    2011年10月16日
  • ザーヒル

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    失踪した妻を探す主人公の物語。切なさが残る感じである。夫婦の溝がちょっとずつ深くなっていることに気がつかなかった主人公。妻の心の痛みに同感した。

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    2011年07月11日
  • 悪魔とプリン嬢

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    人間は、善なるものか、悪なるものか…
    その問いの答えは…?というテーマで描かれるお話。
    私は『人間は善でもあり悪でもあるんでしょ』
    という思いで読んでいましたが、それでも、読み進めるうちに
    『がーん』と思う所がいくつかあって、
    自分の善なる心に疑問すら持ちました。
    人生の、本当に大切な場面で、ちゃんと善なる自分を呼び起こせるか、とても怖くなりました。呼べますように…

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    2011年02月23日
  • 悪魔とプリン嬢

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    やはり彼の作品は素敵です。

    深いです。

    そしてキリスト教の宗教観に基づいている。

    宗教の存在意義を感じる。

    それは宗教という形でなくても、
    日本で道徳と呼ばれるようなもので。

    人間の「善」と「悪」の物語。

    読む価値かなりあると思う。

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    2010年04月20日
  • 悪魔とプリン嬢

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    考えさせられることばの多い本。人間は善なのか悪なのか。誰もが両方の部分を持っていて、悪魔と天使が戦ってるのかな。

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    2009年12月12日
  • 11分間

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    とても危険で綺麗な心を持った、一人の娼婦のものがたり。

    セクシーという言葉はエロティックという意味ではなく能動的感性であるとして、この娼婦はとてもセクシーだよん。

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    2019年01月16日
  • 悪魔とプリン嬢

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    善と悪の葛藤。
    この本を読んで、思い出した聖書の記述。
    遠藤周作の本で知った言葉ですが、悪を犯すことも善を為すこともない人間について、「熱くもなく冷たくもなくただ生温き人間」と評していたのを思い出しました。

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    2009年10月04日
  • 11分間

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    2008年6月12日購入

    この小説は面白いがアルケミストに比べると
    脂身が多いように思う。


    それにしてもカバーのおっさんの写真は微妙である。
    正直、不要であろう。
    なんでこの内容で作家の顔写真がいるのだろう。
    イメージが躍らなくなる。

    LUSHに来ていた作家の爺さんみたいに
    女装して別名で出せ〜と思う。

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    2017年07月02日
  • 知への賛歌 修道女フアナの手紙

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    なるほど、と思える面と、思えない面が倒錯して、混乱させられる。でも、それは答えの出ない問いに対する彼女自身の思想の発露だと想うのでそれはそれで凄く素晴らしいと感じた。修道女やカトリックの背景について詳細には知らないが、それらしくなささが出ている気はする。(もともと修道女は「このような性質」をもっているのか否かについてはわからない)当然、立場上理想とされることと、彼女自身曲げられない信念があって、その折り合いをつけながら、どうやって文学という道を生きたのか。私はここに葛藤を見出し、その葛藤は結果論として美しいと思う。責任転嫁・自己正当化が出ていて、人間らしいと言えば、そうで、ここまで明らかに表明

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    善と悪についての本?そこら辺は少し難しかったからそういうの抜きにして単純に物語として読んでしまった・・・(笑)

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    正義と悪…理性と本能…そんな人間誰にでもある葛藤を具現化し、人として正しい判断を付ける為のパウロ氏なりの一つの答えを提示していると感じます。

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    ある女性の1週間におこることということで、「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」、「ベロニカは死ぬことにした」との3部作になる、という本作。そのシリーズの作り方もおどろいたけれども、話の内容もいつものように面白い。それは悪であることという前提を覆せるほどの善はあるのか?という命題。テロリズムやその報復?とやらの戦争のニュースが絶えることなく流れる今、善と悪の拮抗について考えさせられます。
    と、いうこともできるけれども、ひとりの人の信念に基づいた行動と成長の物語として読むことができ、大変に面白いです。
    これは、山川夫妻の訳じゃないんだなぁ。

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    2009年10月04日
  • 世界終末戦争(下)

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    ブラジル北東に位置するバイーア州の内陸部における内乱を描く。何の事前情報もなく読み終えた後に実話に基づいた話だと知って驚く。そのタイトルの通り熾烈なゲリラ戦が延々と続く内容。旧宗主国ポルトガルのブラジルにおける王権は共和制に取ってかわり、国家統制の尊厳に関わる存在は全国統一に対して目の上のたんこぶとなる。そして同じセルタンの地は20世紀に入ってからも度々同じような反乱
    を経験することになる。この地は不毛な乾燥地帯で産業もなく、貧困が支配する厳しい情勢が関係している模様。今も状況はあまり変わっていないかもしれない

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    2026年04月20日
  • 知への賛歌 修道女フアナの手紙

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    学ぶために修道女になったフアナは学ぶことをやめないんだー!!詩を書いたり学ぶのやめろって言ってくるジジイにも反発!みたいな本。

    フアナが言ってることはわかるけどちょっと難しかった!いかんせん聖書や神話、歴史知識が足りなすぎる。フアナが出してきた人物でわかったの数名で悲しい…当たり前のようにテイレシアス(オイディプス王にも出てきた盲目の預言者)とか出てくるから、かろうじて覚えてておぉ〜!となる…みたいな感じでした。読むにはレベルが足りてなかったね。

    今でこそマシになった世の中でしょうが、当時このフアナの存在と主張に励まされた女性はたくさんいたのだろうなぁと思った。
    そもそも字が読めなければフ

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    2025年09月19日