旦敬介のレビュー一覧

  • 11分間

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    売春婦の一年を書いた本。ブラジルから出てきてスイスで働くわけだが…。クライマックスがとても面白かった。途中はまぁまぁな感じだけど、最後が良かったので、評価あげました。間が空きつつ読んだので、多少うろ覚えではあるけど、一度に読んだら結構面白いと思う

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    2012年04月24日
  • 11分間

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    ネタバレ

    タイトルと、冒頭の書き出しを見て購入。
    感想は端的に言えば、難解でもあったし、ふーん、そんなもんなんだ、と妙に納得するところもあった。
    愛、セックス、金、女、男。汚い話なのかもしれない。それでも、そんな汚い世界でも自分を求めて学び、求め、ひしめき合ったマリーアには感銘を受けた。

    全体的にはそこまで難しくもないが、日記を通じて自問自答する部分はなかなか考えさせるものがあった。

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    2012年04月14日
  • 11分間

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    2012年04月 02/26
    物語が日記と交互に書かれています。
    新たな旅たちを迎える時に読むのがよいかもしれません。
    かなり官能的ではありますが。

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    2012年04月06日
  • ザーヒル

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    死と対面しながら、生きていく事。
    ちょうど読んでいる時に
    スティブジョブズが亡くなって、より考えさせられた。

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    2011年10月16日
  • ザーヒル

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    失踪した妻を探す主人公の物語。切なさが残る感じである。夫婦の溝がちょっとずつ深くなっていることに気がつかなかった主人公。妻の心の痛みに同感した。

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    2011年07月11日
  • 悪魔とプリン嬢

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    人間は、善なるものか、悪なるものか…
    その問いの答えは…?というテーマで描かれるお話。
    私は『人間は善でもあり悪でもあるんでしょ』
    という思いで読んでいましたが、それでも、読み進めるうちに
    『がーん』と思う所がいくつかあって、
    自分の善なる心に疑問すら持ちました。
    人生の、本当に大切な場面で、ちゃんと善なる自分を呼び起こせるか、とても怖くなりました。呼べますように…

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    2011年02月23日
  • 悪魔とプリン嬢

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    やはり彼の作品は素敵です。

    深いです。

    そしてキリスト教の宗教観に基づいている。

    宗教の存在意義を感じる。

    それは宗教という形でなくても、
    日本で道徳と呼ばれるようなもので。

    人間の「善」と「悪」の物語。

    読む価値かなりあると思う。

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    2010年04月20日
  • 悪魔とプリン嬢

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    考えさせられることばの多い本。人間は善なのか悪なのか。誰もが両方の部分を持っていて、悪魔と天使が戦ってるのかな。

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    2009年12月12日
  • 11分間

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    とても危険で綺麗な心を持った、一人の娼婦のものがたり。

    セクシーという言葉はエロティックという意味ではなく能動的感性であるとして、この娼婦はとてもセクシーだよん。

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    2019年01月16日
  • 悪魔とプリン嬢

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    善と悪の葛藤。
    この本を読んで、思い出した聖書の記述。
    遠藤周作の本で知った言葉ですが、悪を犯すことも善を為すこともない人間について、「熱くもなく冷たくもなくただ生温き人間」と評していたのを思い出しました。

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    2009年10月04日
  • 11分間

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    2008年6月12日購入

    この小説は面白いがアルケミストに比べると
    脂身が多いように思う。


    それにしてもカバーのおっさんの写真は微妙である。
    正直、不要であろう。
    なんでこの内容で作家の顔写真がいるのだろう。
    イメージが躍らなくなる。

    LUSHに来ていた作家の爺さんみたいに
    女装して別名で出せ〜と思う。

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    2017年07月02日
  • 知への賛歌 修道女フアナの手紙

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    なるほど、と思える面と、思えない面が倒錯して、混乱させられる。でも、それは答えの出ない問いに対する彼女自身の思想の発露だと想うのでそれはそれで凄く素晴らしいと感じた。修道女やカトリックの背景について詳細には知らないが、それらしくなささが出ている気はする。(もともと修道女は「このような性質」をもっているのか否かについてはわからない)当然、立場上理想とされることと、彼女自身曲げられない信念があって、その折り合いをつけながら、どうやって文学という道を生きたのか。私はここに葛藤を見出し、その葛藤は結果論として美しいと思う。責任転嫁・自己正当化が出ていて、人間らしいと言えば、そうで、ここまで明らかに表明

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    善と悪についての本?そこら辺は少し難しかったからそういうの抜きにして単純に物語として読んでしまった・・・(笑)

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    正義と悪…理性と本能…そんな人間誰にでもある葛藤を具現化し、人として正しい判断を付ける為のパウロ氏なりの一つの答えを提示していると感じます。

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    2009年10月04日
  • 悪魔とプリン嬢

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    ある女性の1週間におこることということで、「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」、「ベロニカは死ぬことにした」との3部作になる、という本作。そのシリーズの作り方もおどろいたけれども、話の内容もいつものように面白い。それは悪であることという前提を覆せるほどの善はあるのか?という命題。テロリズムやその報復?とやらの戦争のニュースが絶えることなく流れる今、善と悪の拮抗について考えさせられます。
    と、いうこともできるけれども、ひとりの人の信念に基づいた行動と成長の物語として読むことができ、大変に面白いです。
    これは、山川夫妻の訳じゃないんだなぁ。

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    2009年10月04日
  • 知への賛歌 修道女フアナの手紙

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    学ぶために修道女になったフアナは学ぶことをやめないんだー!!詩を書いたり学ぶのやめろって言ってくるジジイにも反発!みたいな本。

    フアナが言ってることはわかるけどちょっと難しかった!いかんせん聖書や神話、歴史知識が足りなすぎる。フアナが出してきた人物でわかったの数名で悲しい…当たり前のようにテイレシアス(オイディプス王にも出てきた盲目の預言者)とか出てくるから、かろうじて覚えてておぉ〜!となる…みたいな感じでした。読むにはレベルが足りてなかったね。

    今でこそマシになった世の中でしょうが、当時このフアナの存在と主張に励まされた女性はたくさんいたのだろうなぁと思った。
    そもそも字が読めなければフ

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    2025年09月19日
  • 悪魔とプリン嬢

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    山奥の小さな村に訪れた異邦人。彼の仕掛けた大きな問と罠に翻弄される、プリン嬢と村の人たちの姿を通して、人の善悪を問う作品。
    まあ、金(またはある種の善と言い含められるもの)のために悪を成せますか。というありがちと言えばありがちのテーマ。でも、単純な勧善懲悪ではなく、かといって悪の勝利を高らかに歌うものでもなく、正直そういうオチ!?という感じ。なのでカタルシスも無く、もやっとした感覚が残るのだけれど、ここら辺の感性の違いはやっぱり生まれ育った環境が異なるからなんだろうか。
    結論としては人間の中には善も悪も等しく存在するってところなのかな。

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    2024年02月10日
  • 悪魔とプリン嬢

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    田舎町に訪れた旅人が、住民の一人を殺せば、一生豊かな生活ができるほどの金塊を譲ろうと提案する話。旅人と住民一人ひとりが、各々の内にある善と悪に耳を傾けながら葛藤するという、人間の生臭ささを描いている。舞台と設定はとてもユニークで興味をそそられたが、個人的には終わり方はあっけない感じを受けた。

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    2022年11月03日
  • 父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス

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    ノーベル賞作家・ガルシア・マルケスの息子による父のエッセイ。マルケスは代表作である『百年の孤独』や『族長の秋』は未読。『予告された殺人の記憶』など数作を読んだのみ。『予告された殺人の記憶』はすごく面白かった記憶。マルケスが晩年は認知症になっていたこと、亡くなった時に多くのマスコミが駆けつけていたこと(流石ノーベル賞作家というべきか)など知らないことがたくさんあった。後半はほぼ写真。

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    2022年01月29日
  • 11分間

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    「セックス なんて11分間の問題だ。脱いだり着たり意味のない会話を除いた“正味’は11分間。世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心に回っている(本文より)
     あの「アルケミスト」のパウル・コエーリョさんが、セックス というデリケートな問題について取り上げた。「性」の問題に合わせて、女性の生き方、人生の選択について問いかけているように思えた。
    ブラジル人の娘がスイスで娼婦となり、そこから様々な人の生き方を覗き内省する。そして、運命の出会いが・・・(性的表現多め)

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    2022年01月13日