秦美佐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名からも分かる様に、本書は(企業の現状がまとめられた)有価証券報告書の読み解き方を解説した本です。
内容は小説仕立てで読みやすいので、「有価証券報告書って何?」と言う方でも十分内容が理解できるものとなっています。
では、前置きはこの位にして以下に簡単に内容紹介。
本書は公認会計士の著者が、マクドナルドやぐるなび、エフオーアイ、住友不動産、武田薬品など様々な企業の有価証券報告書を元にして、以下の様なケースでこの報告書を活用する方法を解説しています。
・会社の売上を伸ばす方法
マクドナルドの有価証券報告書を用いながら解説
・営業先の会社を見つけ出す方法
ぐるなびの有価証券報告書を用いながら解説
・粉飾決算を見抜く方法
半導体製造装置メーカー・エフオーアイの有価証券報告書を用いながら解説
・不動産投資
住友不動産の有価証券報告書を用いながら解説
ちなみにワンルームマンション投資はおすすめしないとの事。
・株式投資
武田薬品工業の有価証券報告書を用いながら解説
・フランチャイズ
再びマクドナルドの有価証券報告書を用いながら解説
加盟店だけでなく、本部のリスクも解説
・IT起業
ミクシィの有価証券報告書を用いながら解説
・株式市場上場
ディズニーランドやディズニーシーを運営するオリエンタルランドを例に取り、上場のメリットを解説
上記しましたが、内容は小説仕立てで、主人公の公認会計士・水沢佑真が大学時代に利用していた定食屋の娘・立花さくらを始めとする友人・知人の悩みを、様々な企業の有価証券報告書を用いながら解決していくと言うストーリーになっています。
そして、その過程で有価証券報告書の読み解き方、活用方法を読者に易しく解き明かしています。
その為、私の様に「有価証券報告書って名前は聞き覚えがあるけど一体何?」と言う方でも十分理解できる内容となっていました。
また、文章も読みやすく文量も多くないので半日あたりで読みきれるのではないかと思います。
お休みの日や就寝前の読書にもお気軽にどうぞ。 -
Posted by ブクログ
この本を新幹線の中で読みましたが、最後のページを読み終えた時は「あれ、もう終わり?(笑)」と感じてしまいました。
普段会計や監査の内容の本となると、どうしても参考書的な感じになってしまいますが、この本の内容はとても斬新で、会計に関する基礎知識を会社の経営や、恋など、身近に感じるものと融合していたため、とてもわかりやすく、すぐ理解できるものでした。
また、本の中で「会計はそれぞれ立場によって意味が違ってくる」と読者に伝えていたところはすごく心に残りました。会計や法律など、同じ学問でも会社経営と専門の立場からだとその意義や役目が違ってきます。その点で、この本は経営者の立場からも会計というものを説明しているので、本当に私が求めていた本だと思います。
次回作も楽しみにしています!! -
Posted by ブクログ
ディズニーといえば、言わずもがな誰もが憧れる夢の国。
舞浜駅を降りた瞬間から高まる高揚感。
入場ゲートを通ると、ティンカーベルが魔法の粉をふりかけてくれて、そこから至福のひとときが始まります。
本書は公認会計士の著者が、数字でディズニーを読み解くものとなっています。
主人公が東京ディズニーランド内で行われる外資系コンサルティング会社の実地面接に参加。
面接官から東京ディズニーランドの経営について様々な問題を出され、主人公がそれに解答していきます。
1日にディズニーを訪れるゲスト数や最も売り上げが良い月といった問題から、ディズニーを運営するのにかかる費用、オリエンタルランドの役員報酬など、普段気にならないけど、いざ質問されると気になるものばかりでした。
ディズニーというエンターテインメントがどのように生まれ、どのように成長、進化を遂げたのか知る事ができました。
ウォルト•ディズニーの
「好きなことだけに、のめりこみすぎないように。そうすると、他の分野への冒険ができなくなってしまう。自分の好きなもの以外、見えないようにするのはおろかなことだ。」
という言葉が響きました。 -
Posted by ブクログ
秦さんが書かれた前2作がよかったので、本作も…。
東京ディズニーランドでの、ホントに魔法のよぅな、
数々の感動的なエピソードやホスピタリティに係わる
書籍がたくさん出ておりますが…、
本書では、そのような主観的な要素からではなく、
財務諸表(決算資料)を用いた客観的な要素から、
東京ディズニーランド(オリエンタルランド)の、
ビジネスとしての強みやビジネスモデルや戦略を、
基本的な財務諸表分析によって、評価しています。
もちろん、本書は、
決して、オリエンタルランドの強みを、
つまびらかにすることが目的ではなく、
誰もが知る、東京ディズニーランドを題材として、
会計の基礎、特に財務諸表分析を勉強してみよぅ!
っといぅもので…、
やはり、ビジネスマンやキャリアウーマンならば、
ゲストに夢と魔法を届け続けるための企業努力を、
数字を用いて客観的に評価することは、大切で…、
本書の内容のわかり易さは、秦さんならではです。
それだけに…、できれば、第5話(最終話)も…、
東京ディズニーランドで、〆て欲しかったかな~。
経理や財務部門以外の方に、特にオススメですね! -
Posted by ブクログ
不況の影響も関係なく成長する東京ディズニーランドやディズニーシー。その強さの秘密はサービスのクオリティであるとか、リピーターを引きつけるアトラクションである点はよく言われていますし、その事を書かれた本もありますが、この本はそれらサービスや施設を維持する為に欠かせない「お金」の観点からディズニーランドを書いた本です。
私も今すぐ住んでいる所の傍にディズニーランドはあり、年に1回は嫁と行ってはいるのですが、正直この本を読むまでディズニーランドの借金がどの位あるのか、利益率がどの位あるのかといった数値は気にした事もありませんでした。
ただ企業である以上、当たり前ですが利益が稼げていないと話しになりません。ディズニーランドの純利益率は約13%で、他の利益率一桁台のテーマパークに比べて圧倒的に高い水準を維持していますが、その利益を稼げる源が何であるかも本書を読むまで思いつかない内容でした。
経営者的な財務諸表の見方がしたいと考えているサラリーマンの方には、テーマも具体的ですか理解しやすい内容の本ではないかと思えます。 -
Posted by ブクログ
できるビジネスマンになりたい方には、
『もしドラ』よりも、こちらをお奨めしますね…。
でも…、やっぱり、『もしドラ』を読んでも、
こちらを読まれる方は、少ないんだろぅなぁ…。
その辺の理由は、本文中にも散りばめられてるし、
それを理解することが、ビジネスに成功する秘訣なんですけどね…。
それにしても…、作者の秦さんは、
この作品を書かれるのに、かなり苦労しただろぅなぁ…。
それだけに、会計に縁遠い方にも、
わかり易くて、ぐいぐい読み進めていける作品だと思います。
最後に、ちらっと出てきたけど…、
資金繰り表と、キャッシュフロー計算書について、
もぅ少し触れられていると、もっと良かったと思ぅけど…、
それは、次回作ですね…。
たまには、こぅいうライトなビジネス小説もいいですね…。
はいっ、面白かったです…。