あらすじ
地味で目立たない公認会計士のマリ。母親からの連絡で双子の妹・ルリが失踪したことを告げられる。ルリは女性ファッションブランド『RURI』のカリスマ社長だった。社長失踪に困惑する家族、そして幹部たち。彼らが考えた妙案、それは「姉のマリを代役社長にする」ことだった……。会計士として、代役社長として、マリは社員や取引先、銀行にバレずに会社を救うことができるのか!? ストーリー形式で学ぶ会社経営の基本書!
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Posted by ブクログ
会計の基本的な知識があれば目からうろこの情報が満載!!
最初読んだときは?の部分が多かったけど、会計と財務の違いなどが良くわかりました。会計は保守的に利益を見積もることで投資家に不利にならないようにするなど、「理由」も書かれていた点がgood!!
「会計は費用が早めに計上で、税務は費用を遅めに計上」
またキャッシュフローの重要性もわかりました。キャッシュフロー次第では黒字でも会社はつぶれることがある
Posted by ブクログ
軽い表紙と内容だと思い気軽に読んだが、
読んでみると内容が面白く勉強にもなった。
資金繰りに焦点を当て、
在庫管理や引当金、減損等との税務の関係、
経理の大切さなどが描かれている。
実際の現場で会計の知識をどう活かすか。
下手に固い会計本を読んで挫折するよりも、
実践的で読みやすい本書で概略をつかんだ方が役に立つと思う。
第2段を期待してます。
Posted by ブクログ
この本を新幹線の中で読みましたが、最後のページを読み終えた時は「あれ、もう終わり?(笑)」と感じてしまいました。
普段会計や監査の内容の本となると、どうしても参考書的な感じになってしまいますが、この本の内容はとても斬新で、会計に関する基礎知識を会社の経営や、恋など、身近に感じるものと融合していたため、とてもわかりやすく、すぐ理解できるものでした。
また、本の中で「会計はそれぞれ立場によって意味が違ってくる」と読者に伝えていたところはすごく心に残りました。会計や法律など、同じ学問でも会社経営と専門の立場からだとその意義や役目が違ってきます。その点で、この本は経営者の立場からも会計というものを説明しているので、本当に私が求めていた本だと思います。
次回作も楽しみにしています!!
Posted by ブクログ
できるビジネスマンになりたい方には、
『もしドラ』よりも、こちらをお奨めしますね…。
でも…、やっぱり、『もしドラ』を読んでも、
こちらを読まれる方は、少ないんだろぅなぁ…。
その辺の理由は、本文中にも散りばめられてるし、
それを理解することが、ビジネスに成功する秘訣なんですけどね…。
それにしても…、作者の秦さんは、
この作品を書かれるのに、かなり苦労しただろぅなぁ…。
それだけに、会計に縁遠い方にも、
わかり易くて、ぐいぐい読み進めていける作品だと思います。
最後に、ちらっと出てきたけど…、
資金繰り表と、キャッシュフロー計算書について、
もぅ少し触れられていると、もっと良かったと思ぅけど…、
それは、次回作ですね…。
たまには、こぅいうライトなビジネス小説もいいですね…。
はいっ、面白かったです…。
Posted by ブクログ
会計の本というよりも、小説として読み進めてしまいましたw
たまに会話の中に出てくる会計の専門的な話にはついていけませんでしたが、まじめで一生懸命なのに「味気ない」「前のほうがよかった」と、面白みにかける人間だという点に悩んでしまうマリに共感を覚えざるを得ません。。。
Posted by ブクログ
毎月少しずつ読んでいる会計本。
今回は肩の力を抜いて、
物語でお勉強できる内容の本にしてみました。
会計の勉強が物語で
楽しみながら学べるという意味では、
非常に読みやすい作りになっており、
とても勉強になりました。
物語の中身は(一般的な小説と比べると)中途半端なのですが、
そこはまぁ本の性質上、仕方ないと思います。
加えて、ある程度の基本的な知識を押えておかないと、
理解するのがやや苦しいかもしれません。
(初級向けの本であることは間違いないのですが、
最初の一冊ではないという意味です。)
そういう意味ではやや読む人を選ぶ本と言えます。
会計の本なのに、ほとんど数字が出てこなくて、
数字が出てくる時点でNGな人にとってはよいかもしれません。
また、著者が公認会計士なだけあって、
税金に関する記述(税効果会計)も見受けられました。
この点は非常に珍しく、価値があったと感じています。
会計を少しかじって、物語を楽しむように復習したい人向けです。