【感想・ネタバレ】「本当にいい会社」が一目でわかる有価証券報告書の読み方 ― 決算書だけではわからない「儲かる仕組み」はココを見る!のレビュー

あらすじ

なぜあのぱっとしない会社は不況でも増収増益なのか?
売上アップ、競合他社分析、投資先選定……、
有価証券報告書の「読み方」がわかる8つの物語。
営業・就活生・個人投資家も“有報”は必読!

有価証券報告書には、会社の決算情報だけではなく、
ビジネスモデルや経営課題など、有用な情報が満載。
粉飾決済を見抜き、これから伸びる有望な投資先、就職先をみつけることができます。
情報の宝庫である「ユウホウ」の読み方をストーリー仕立てで学べる1冊。


【目次より】
≪仕事編≫
■第1章:売上を伸ばすための企業リサーチ術
~マクドナルドは安いから売れるのではない
・なぜあの会社は不況でも増収増益なのか
■第2章:営業マンのための有報活用法
~なぜ、ぐるなびは理想的なクライアントなのか
・断られない営業先の選び方
■第3章:ダマされないための有報速読術
~嘘つき企業はこうして暴ける
・粉飾決算の見抜き方
≪投資編≫
■第4章:不動産投資で儲けるためには
~なぜ多くの人は不動産投資で失敗するのに、住友不動産はボロ儲けなのか
・不動産投資で成功するためのポイント
■第5章:株式投資で儲けるためには
~なぜ投資をするなら武田薬品なのか
・株式投資に大事なことはすべて有報に書いてある
≪起業編≫
■第6章:フランチャイズで儲けるためには
~なぜ小さな定食屋がグローバル企業に急成長できたのか
・フランチャイズは思うほど楽ではない
■第7章: ITビジネスで儲けるためには
~なぜミクシィを始めたら2年半で上場できたのか
・なぜ起業するならITが一番いいのか
■第8章:なぜ会社を上場させたら億万長者になれるのか
~なぜディズニーシーはディズニーランドの18年後にオープンしたのか
・なぜあの社長は役員報酬をもらわなくても大儲けなのか

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Posted by ブクログ

有報の使い方を実践を通して教えてくれる本。
可能であれば、手元にEDINET等で実際に有報を見ながらじっくり読み進めてみることをオススメする。
特に有報の使い方がわからないビジネスマンの方にはうってつけなのでは。
日頃有報を見る人間にとっても、参考になる探し方や視点はありました。

有報の利用テクニックとしてのHOW TO本の中では必須の一冊だと思う。

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2012年12月08日

Posted by ブクログ

題名からも分かる様に、本書は(企業の現状がまとめられた)有価証券報告書の読み解き方を解説した本です。
内容は小説仕立てで読みやすいので、「有価証券報告書って何?」と言う方でも十分内容が理解できるものとなっています。

では、前置きはこの位にして以下に簡単に内容紹介。

本書は公認会計士の著者が、マクドナルドやぐるなび、エフオーアイ、住友不動産、武田薬品など様々な企業の有価証券報告書を元にして、以下の様なケースでこの報告書を活用する方法を解説しています。

・会社の売上を伸ばす方法
マクドナルドの有価証券報告書を用いながら解説

・営業先の会社を見つけ出す方法
ぐるなびの有価証券報告書を用いながら解説

・粉飾決算を見抜く方法
半導体製造装置メーカー・エフオーアイの有価証券報告書を用いながら解説

・不動産投資
住友不動産の有価証券報告書を用いながら解説
ちなみにワンルームマンション投資はおすすめしないとの事。

・株式投資
武田薬品工業の有価証券報告書を用いながら解説

・フランチャイズ
再びマクドナルドの有価証券報告書を用いながら解説
加盟店だけでなく、本部のリスクも解説

・IT起業
ミクシィの有価証券報告書を用いながら解説

・株式市場上場
ディズニーランドやディズニーシーを運営するオリエンタルランドを例に取り、上場のメリットを解説



上記しましたが、内容は小説仕立てで、主人公の公認会計士・水沢佑真が大学時代に利用していた定食屋の娘・立花さくらを始めとする友人・知人の悩みを、様々な企業の有価証券報告書を用いながら解決していくと言うストーリーになっています。
そして、その過程で有価証券報告書の読み解き方、活用方法を読者に易しく解き明かしています。

その為、私の様に「有価証券報告書って名前は聞き覚えがあるけど一体何?」と言う方でも十分理解できる内容となっていました。

また、文章も読みやすく文量も多くないので半日あたりで読みきれるのではないかと思います。

お休みの日や就寝前の読書にもお気軽にどうぞ。

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2012年05月03日

Posted by ブクログ

有価証券報告書の実用的な使い方が書かれた本。
単に決算の公開だと思っていたけど、企業分析にいろいろ役立つんだなと認識。
自分でも、株を始める時に使ってみようかなと思った。

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2012年02月19日

Posted by ブクログ

・会計の勉強で読んだ
・この本の本質は信用できるデータを読み解くことで、正しい方向が導き出せるということ
・ビジネスとは相手を知ること
・8つの目的別に、有報の読み方を記載している
・有報は全部読むのではななく、目的を持ってサーチするように読むものである

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2021年03月18日

Posted by ブクログ

具体的な企業の数字をふんだんに使っているので、理解度と納得感が高い。
ベタな恋愛要素がいるのかどうかは分かりませんが…笑

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

経営や企業分析などについての相談に対して、有価証券報告書を読み解きながら解決していく、小説形式のハウツー本。

フランチャイズの仕組みや不動産業投資で儲ける方法など、本筋からはやや脱線したような記載も所々にあるものの、ライトな読口で読者を突っ返させる事なく読ませてくれる。

因みに章の冒頭と末尾にサマリー的な記載があるので、速読したければこれらを掻い摘めば要旨を把握できる。

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2019年10月12日

Posted by ブクログ

 投資の関係で、有価証券報告書の見方が解かりやすく解説されている本を探していました。
 どういったケースで有価証券報告書のどの部分を読むと良いかは簡単に書いてありますが、結論としては、有価証券報告書の全体像を知ったうえで、自分が見たい場所を決めて読むのがよさそうです。

 粉飾決算の話や、企業分析時の有価証券報告書のポイントは参考になりました。ただ、投資の姿勢については(本書にもバフェットに関する記述はありますが)バフェットの本を読んだ方が良いと思います。
 全体的には良い本だと思います。

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2014年09月05日

Posted by ブクログ

有価証券報告書を目的別に使いこなす方法が解説されている。
ストーリー形式で解説されるため、理解しやすく楽しんで読むことができる。

経営への応用、営業への生かし方、起業へのヒントを探る、といったビジネスへの活用から、粉飾決算の見抜き方、優良企業の探し方、といった投資への応用まで幅広く解説されていて、本書だけで多くのことを学ぶことができる。

専門的な知識をほとんど必要せず、読み物としても面白いのでオススメの一冊。

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2012年07月14日

Posted by ブクログ

小説仕立てで有価証券報告書を親しみやすく説明していると思います。

実務で有価証券報告書を触っている人には少し物足りないかもしれないです。よく知らないって人には、入門書とか触りとして、オススメ出来るとと思います。

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2012年02月07日

Posted by ブクログ

2023.05.25
有価証券報告書にはどんなことが書かれているのか、どのように日々の生活や仕事に活かすのか、をストーリー仕立てに書かれているのでとても読みやすかったです。
マクドナルドやmixiといった私たちが知っている企業の実際の有価証券報告書(発行が少し前なので、少し前の情報ですが)を使っているのも実践的だしイメージもしやすくて良かったです。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

有価証券報告書の基本的な使い方について、ストーリー仕立てでわかりやすくまとめてあると感じた。

まず、有価証券報告書とは何なのかやどういった時にどの項目に注目すべきかを知りたい人におすすめできる一冊だと感じた。EDINETで気になる企業を見つけて、本書と並べて見方を確認してみるのも勉強になった。

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2023年02月05日

Posted by ブクログ

かなり長い間積読にしていたので、mixiがSNSでイケイケな頃の業績が取り上げられていることに懐かしさをおぼえました。
数年先の企業業績なんて本当にわからないもんですね…

小説パートは色々ツッコミどころもあって正直どうでもいいのですが、本題の方は有報の読み方をいろんな角度から紹介していて「あ、この分析してみたいな」と興味がもてる点が見つかりました。

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2019年05月12日

Posted by ブクログ

有価証券報告書はほんとうに役に立つものであると思った。企業選びの際も参考になるし将来的に株式投資をするときも絶対に見逃せないと情報がたくさんあることを知れた。

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2018年07月29日

Posted by ブクログ

有報活用術の入門書として良い。
ただストーリー設定があまりにもベタで、読んでいて気恥ずかしくなる。
小説もどきを書くのに憧れていた人なんだな、きっと。

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2018年06月27日

Posted by ブクログ

仕事でほんの少しだけ社の財務状況を調べる機会があったからこそ手が伸びた本。有価証券報告書なんて気にも留めなかったけれど、本当にいろんなことが書いてあるなあ、と思った。下手な業界本を読みあさるより、業界トップ3くらいの有価証券報告書を読んだ方がその業界のことに詳しくなれそうなのも、よくわかった。
時間をおいてもう一回読もうと思う。

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2012年05月21日

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