中野円佳のレビュー一覧

  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~
    本書でメインで取り扱っているのと同じ高学歴の母親として、仕事と教育の両立についてすごく考えさせられた。
    教育とケア、ジェンダーの問題は常に問題意識をもって自分自身の行動を省みるようにしたいし、それが子どもに与える影響についても考え続けていきたい
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造
    今の日本、家庭、職場の課題をとてもわかりやすく学べた。学校も保育園幼稚園もそう。なぜ乗り越えるのがこんなに辛いのか。何かを犠牲にしなければ立ち向かえないのか。すべて程々に、好きなように流れて生きていたい…。
    主婦前提の社会システム、おかしいともっと声を上げるべきだと思った。今後自分もそういった溝を埋...続きを読む
  • 情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ
    「情報生産者になる」が思いの外良かったので、続けてこの本も読む。

    坂爪さんの研究には流石に引くが、この本を完成させてくれたことには感謝。
    最後の座談会がすごくいい。

    正直な物言いに、驚いた。
    「女性学ってやっぱり運動だったのよ。」
    アカデミズムの場で、「運動」を行うことを意識的にやっていたのだな...続きを読む
  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~
    シンガポールの教育というと、世界的競争力を持つ、先端のものをイメージしていたが、日本の受験と重なる部分があるのは意外だった。学歴でその後の人生が決まってしまう様子はアジア共通なのか。興味深い一冊だった。
  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~
    のびのびとした教育を受けさせるために、熾烈な受験を勝ち抜かなければいけないという皮肉。親としてじぶんの態度を決めきれないでいます。

    #中野円佳
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    自分が男なみに評価されるために頑張ってきたこと、これがそれからは通用しないために悩むことになることを突きつけられた。いずれ降りることになるなら今の頑張りはなんの意味があるのか。結婚で選ぶパートナー、仕事はもっとしたたかに選ばなければならないのか。女性として生きていくことってしんどいなあと思った。
  • 情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ
    開沼さんの「明確化・俯瞰・構造化」というキーワードが、本書全体を分かりやすく理解するための観点となる。この部分だけを読んでも一級品。
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    ワーキングマザーが子育てをしながら、仕事にどう向き合っていくか、インタビューを基に分析。

    「育休世代」という筆者の世代は、やりがい、自己実現重視。
    なので、仕事をしっかりやりたいという気持ちで入りながら、大学までにはほぼ感じなかった、様々な”女性的な”扱いを経験する中で、人それぞれの対応をしていく...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    一緒にプロジェクトをやったことのあるママの社員と雑談している時に「ぜひ!」と勧められた本です。結果的にこの夏の「はたらく」ことについて考える課題図書第四弾になりました。「女性活用はなぜ失敗するのか?」という副題の構造を調査によってかなり明確に顕在化した本だと思います。「なんとなく感じていた…」ことと...続きを読む
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造
    ぼんやりと感じていたことが明確に言葉になり確信に至った感覚。
    いまだに強く根付く専業主婦前提社会によってみんな疲弊している。
    働く母親…長時間残業前提の企業戦士並みの働きをしないと一人前と認められず悶々とし、十全な育児ができてないのではと思い悩む
    専業主婦…閉鎖的な空間で家事・育児のすべてをひとりで...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    制度が整ってきたのに、どうして総合職正社員の女性が出産後退職するのか。
    どのようにして「ぶら下がり」になっていくのか。
    筆者が大学院の修士論文に加筆したもの。
    学術的で様々な視点から分析されており、説得力のある良書。
    ワーママを部下に持つ世代、ワーママ世代、これから結婚出産をするであろう若い世代の男...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    高学歴、高収入の総合職女性が、現場でどういったプレッシャーを与えられ、結果として職場を去る決断やキャリア実現に対するモチベーションを一部下げる(諦める)ようになってしまうのかを、様々な論点に渡り議論している良書。
    現在の15人の女性を調査する形式で、彼女たちの育った環境(家庭、教育面)、現在の環境(...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    社会学の書籍としても、組織論の書籍としても、ジェンダー論の書籍としても優れた良書。現時点の日本では、女を受け入れ、女としてのキャリアで妥協している層がキャリアを積んでるとうのが皮肉だった。
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    個人的に今読むべき本だった。
    なぜあんなにバリバリ働いていた女性が出産を機にぶら下がりのように見えたり、辞めてしまうのか。そこには男性のオトコ並み働き方を前提とした社会、そこに対応した名誉男性と女性性を受け入れている女性同士の対立でそもそも社会は変わらない、など…

    今までの自分の考え方に新しい視点...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    自分自身もまさに「育休世代」であり、本書に書かれている問題に直面しているので、非常に共感を覚える。
    同時に道は険しいとも感じる。
    筆者の「本を書くことで世の中を変えたい」という思いに賛同します。
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    産んで育てて男性と同じ位働けっていうゲームには参加したくない。って社会人2年目位で思って、そこから抜け出していないし葛藤続きの私には、とりあえずやってみている人たちは、まずそのことがすごいなと思う。

    選択の自由がある道にいて、こんな社会で大変だけど子どもを持つことが大切な人や産んでから気づいた人は...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    女性には少なくとも2つの層があると思う。
    第一に、周囲の期待に応えよう、あるいは既存の性役割を乗り越えようと、「女だてらに」と言われながら幼少時より男性なみに勉強し、男性なみに働いてきた/働こうとしている女性。
    第二に、既存の性役割を受容し、あるいは積極的に活用し、女性という枠組みの中でみずからの主...続きを読む
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
    サブタイに「女性活用」って入ってるから敬遠してた1冊。読んだら著者の意図がわかりました。今バリバリ働いてる出産前の女性と、管理職のおじさまに読んでもらいたい1冊。
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造
    共働きでも専業でもそれぞれつらい。
    そこには、男は仕事、女は家庭という固定観念から男は仕事を辞められず、女性はキャリアを諦めざるを得ない。
    かと言って専業になると子育てが大変な上、保育園にもまともに入れない。
    スラスラ読めた1冊。
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造
    今の日本は、構造面と人々の慣習面(マインド面)から子育てしながら働き続けることの難易度が高くなっているとよく理解できた。これからの自分と家族がどう舵取りをしていくか沢山のヒントを得ることができた。