中野円佳のレビュー一覧
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専業主婦経験者の著者、とても納得するところもあった。複雑なことがこの一冊に盛りだくさん。そして生きづらい世の中だなと感じました。どちらを選んでも後悔するだろうしどうやっていくのか考えなくてはいけない。Posted by ブクログ
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特に幼児教育に関して、シンガポールに理想郷のようなイメージを描いていたが、日本と同じかそれ以上の苦労があるのだなと目から鱗が落ちる思いであった。Posted by ブクログ
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専業主婦に依存する社会に問題提起する本。本書は日本社会がいかに主婦のタダ働きに支えられてきたかを説明する。会社都合を優先させる転勤の仕組みや、学校での保護者の働きなど、共働きの世帯にとって非合理的。私自身、妊娠した途端に「里帰り出産はするの?」「お母さんは手伝いに来てくれるの?」と聞かれる毎日に辟易...続きを読むPosted by ブクログ
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シンガポール在住で二児の母である著者が、日本の社会を分析する
第一部 なぜ共働きも専業もしんどいのか
1 共働きがしんどい
・専業主婦を志向する20代女性が増えている
→ 共働き家庭で育った子どもが、親の背中を見て「こうなりたい!」と思える環境でない
・親世代は祖母(元専業)という頼れる存在がい...続きを読むPosted by ブクログ -
なぜ女性は仕事で上り詰めることができないのか?
なぜ家事がこんなにしんどいのか?
保育や学童はこれでいいのか?
など。
・sentient activityを通じたマネジメントは女性ばかり担っていて、その状態から誰かに作業を委ねようとするとかえって言語化する手間が生じてしまう。
・「もしかしたら自...続きを読むPosted by ブクログ -
書名通りのためあらすじ割愛。
現在子あり専業主婦の立場で、いずれは働きたいと考えているので、共働き、専業主婦どちらに関しても非常にためになりました。専業主婦については、自分では言語化できなかった部分を説明してもらえて、そうそう!と納得しました。
共働きに関しては、子供が大きくなるにつれて生じる問題...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに一言で答えるなら、女性が過剰に家事育児を担い疲弊しているから、これに尽きる。
様々な論文やデータ、インタビューを元に構成されているが、学術的というより著者の強い思いも時折感じられ、何度も頷きながら読んだ。
親世代の丁寧な育児に縛られたり、夫のおふくろの味に縛られたり。便利家電が出てきても...続きを読むPosted by ブクログ -
「いじり」はハラスメントである。
自身も他人事ではないし、周囲も他人事ではない。
いじられキャラのために身を削っている友人も居る。
自身も、「いじり」に加担しているときも、今まで絶対にあったと思う。
それが嫌でも言えない人もいる。表面上はどんなに明るくても、本当はそうではない可能性を想像する。それ...続きを読むPosted by ブクログ -
どうしてこんな思いして働いてるんだろう、とかほんとに共感できた。ワーママに読んで欲しい。みんなジレンマをかかえてる。Posted by ブクログ
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意外と自分の状況とマッチした。些細なイジリもハラスメントと自覚し、自虐も部下へ容姿を褒めるようなセクハラも控えようと思った。イジリは組織を疲弊する。Posted by ブクログ
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自分の職場でも妻の職場でも、疲れている人や大変なトラブルメーカーの話は良く聞きます。上司から、場合によっては部下からいじられて悩んでいる人もいるかもしれません。いじめをいじりというのは、売春を援助交際と言うのと変わらない気がします。どっちもダメじゃん。って。気になったのはいじられキャラに自らなってい...続きを読むPosted by ブクログ
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共働き世帯が半数を超えた今、
各家庭のぎりぎりの努力で毎日が紡がれている。
夫婦間でも、実は、
お互いの辛いところや悩みを共有できていないかもしれない。
現状をデータから語り、分析した本。
管理職に特に読んでほしい。Posted by ブクログ -
1番面白かったのは、あとがき、巻末部分だと思う。総合職女性の言語化できないモヤモヤ。1番すべきは、夫が定時で当たり前に帰る事、それに付随する社会的影響。応援したいと思いました。Posted by ブクログ
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出産を経験した女性総合職にターゲットを絞り、彼女たちが抱える葛藤を研究した一冊。
総合職として働く道を選択した女性たちは、なぜその道を選択し、
入社、結婚といったライフイベントを経て、仕事や家庭への感じ方や考え方どう変わり、
出産を機にどんな道を再選択し、その選択にはどんな理由があるのか?
とい...続きを読むPosted by ブクログ -
著者が1984年生まれで同い年、ワーキングマザーの書いた本ということで手に取ってみました。
勉強もできて、大企業の総合職に就いて、晩婚・少子化が進む現代においては比較的早く結婚して出産もした。
言ってしまえば「勝ち組」のバリキャリ女性たち。生め、育てろ、働け、の全てをこなす“スーパーウーマン”たち...続きを読むPosted by ブクログ -
分析対象のサンプル数が少ないので定量的には説得力がなく、筆者の「書きたいこと」が色濃く出ているので嫌いな人もいるかもしれないけど、
こういう「日本社会における女性の働きにくさ」を実際に経験して、具体的に声をあげることは大事だと思う。
現代に働く女性の一人として、制度はどんどん新しいものができている...続きを読むPosted by ブクログ -
産休・育休等の制度が徐々に整備されてきているが、仕事を辞める女性、意欲が低下したようにとらえられる女性がいる。まだまだ課題はたくさんある。Posted by ブクログ
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なんでバリキャリ女性ほど出産を機に辞めてしまうのか、その辺の理由、背景が分かりやすい。
確かに、男性にも読んでほしい本。
自分が出産を控える立場になって感じることだが、復帰してバリキャリを続けるか、それなりに妥協して働くか、会社を変革してさせるようなパイオニア的なスーパーな女性を目指すか、戻る場所...続きを読むPosted by ブクログ -
やる気はあるのに、思うように働けない女性たちがいる。両立が出来ないのではない。周りがやりがいを奪っていまっているのだ。もちろん子供ができて優先順位が変わる人もいる。それでも、やる気ある女性が不必要な配慮をされることなく、働き続けることのできる社会であってほしい。
論文としての有意性はともかく、こんな...続きを読むPosted by ブクログ -
論点は分かりやすかった。
ただ、本書にもある通り、サンプリング事例がある程度偏っており、まずはここから、ということなんだろう、と思う。
比較的恵まれている層でこのレベル、と考えると実態はもっとひどいんだろうなあ、と思う。
本書の読み方にもよるのだろうけど、もっと残業のない社会(夫も育児しやすい環境...続きを読むPosted by ブクログ