中野円佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシンガポール在住で二児の母である著者が、日本の社会を分析する
第一部 なぜ共働きも専業もしんどいのか
1 共働きがしんどい
・専業主婦を志向する20代女性が増えている
→ 共働き家庭で育った子どもが、親の背中を見て「こうなりたい!」と思える環境でない
・親世代は祖母(元専業)という頼れる存在がいたが、現在では頼れる仕組みがない
・男性が主夫になったところで周囲の理解は得づらい
男性用トイレにおむつ替え台がなかったり
・夫婦フルタイムはしんどい
→キャリア競争から降りるか、離職につながってしまう
保育園のお迎えで早上がりすることの罪悪感
・子どもとの時間が足りない、十全な育児ができていないのではないか、という自信のなさ
2 専業主婦がしんどい
・夫の転勤に付き合うしかない
休職制度がなければ仕事を辞めざるをえない、帯同先で孤立してしまう
・夫や社会に引け目を感じてしまい、お金を使いづらくなったり、家事のプレッシャーが強まる
・「自分で選んだんでしょ」といった自己責任論や、「専業になれるなんていいですね」という嫌味
・専業を経て再就職したり、柔軟に働く人が増えることで、専業とワーキングマザーという対立軸がなくなるのではないだろうか
3 しんどさを生み出す循環構造
・1950年代半ばの高度経済成長期、都市部への人口流入とともに「サラリーマン」が激増
→それまでの農業や自営業では家族ぐるみで働いていた
・核家族で団地に住み、専業主婦が支えることを前提とした仕組み
会社が家族ごと丸抱えするような福利厚生、給与体系
・男性中心の雇用と女性雇用のあり方が相互補完関係になっており、一種の均衡を形成していた
→ワークライフバランスを重視する企業が現れても競争に負けてしまう
→家庭における性別分業にもつながった
・高度成長時に合理的と選択された結果に今も依存している(経路依存)
→ひとたび選択されてしまうと、相互補完的な制度の集まりのセットとなり、部分的な変更が難しくなる
→男女の賃金格差が「合理的」となってしまい、再生産される悪循環(劣等均衡)
第二部 主婦がいないと回らない構造
第一章 主婦に依存する日本の社会
1 転職に踏み切れない、早く帰れない男性
・住宅ローンなどの仕組みもあり、辞めにくい
・転職を妻に反対される
・妻が働こうにも、保育園が確保できない
2 主婦を生み出す転勤の仕組み
・日本のサラリーマンは「時間、場所、職務が無限定」
転勤を断れない、メンバーシップ型雇用
→判例では徐々に転勤を断れるように変わってはいる
・夫に帯同するため仕事を辞める妻
夫の単身赴任によるワンオペ育児を避けるため、帯同休職or退職
→配偶者帯同休職制度があっても、夫の滞在期間が延びれば辞めざるをえない
・帯同した妻の就業を、夫の会社が認めないことが多い
→妻が夫をサポートすべき、という観念が根底にある?
3 「パート主婦」はなぜ値切られるのか
・日本では高学歴主婦が多い傾向
→学歴に見合う就業機会がない
・高処遇の仕事は拘束性が強く、パートは時間の融通は聞くが低賃金であり経歴を評価されない
・103万の壁
第二章 専業でないとこなせない?日本の家事
1 高度化する家事
・「片付いていない」と言いながら、ホテルのようなもてなしを頑張る専業ママ友
→親世代からの水準の引継ぎ、インスタ映え
・家電が発明されても家事時間が減らない現象は、家事時間のパラドックスとして万国共通
→時間が減ったのは裁縫くらいで、あとは技術の発達によって家事の水準自体が上がってしまう
・家事代行サービスの利用も進まない
→他人を家に入れることへの抵抗、サボっていると近所の人に思われそう
2 一汁三菜「おふくろの味」は幻想だらけ
・日本の食文化のレベルは高い、給食やキャラ弁など
アメリカのランチはビスケットやポテトだけ?
・1960年代以降の女性が料理をしていない傾向
→その母親世代は雑誌やテレビを通して料理を学んだため、教えられておらず、娘にも教えていない(あえて強要しなかった?)から
・一汁三菜は実はもてなし料理
3 主婦のアイデンティティと自己納得
・井戸端会議はネットワーク、入れなかった場合は致命的
・離職によって家事が生きがいに
認知的不協和
「男女平等であるべき」と思っていた人が専業主婦になると
①認知自体の修正(性別役割分担のほうが合理的だな)
②現実を認識に合わせる(やっぱり働きに出たい!)
のどちらかを選ぶことになる
→①のパターンが多い?
・夫に嫌われたら終わり
夫のカネで生活、フラストレーションを飲み込むようになる
自分がここに住んでいられるたった一つの理由「夫の愛を確保できていること」
・団塊世代の主婦
夫に家事をやらせず、靴下のありかもわからないようにしておく
→私がいないとダメだと思わせる、依存させるという生存戦略
第三章 子育て後進国・日本の実態
1 ワンオペ育児に苦戦する母親
・仕事と育児の両立中、仕事をやめようと思ったことがある女性は55.5%
→理由としては「子どもに向き合えない」が多い
・専業主婦は逆に負担が重かったり、時間を持て余している
→子どもの体力を使わせ、時間を費やすために習い事へ通わせる
→それを見た共働き家庭も、焦って習い事へ行かせる
2 祖父母頼みは成り立つか
・教育方針の違いと世代間ギャップ
→実の親子である母娘関係も例外ではない
母に助けてもらっているのは事実なので、不満を言い辛い
3 置き去りにされる「保育の質」への不安
・3歳までは母の手で育てる(三歳児神話)は神話にすぎない
→世界的にはむしろ、就学前教育への公的投資に注目
・日本は「量」の確保で躓いていて、「質」の議論が二の次
保育園はほったらかし、幼稚園は専業向け?
4 立ちはだかる「小一の壁」
・それまでとは別の問題が出てくるが、周囲は「だいぶ楽になったでしょう」
放課後の居場所問題、いじめ、「紙ベース」の学校連絡、PTAなど
第3部 変わる社会の兆し
1 変わる夫婦
・専業主夫になればいい、と役割を入れ替えるだけでは解決しない
男性も女性ももっと流動的に仕事を変えられるように
2 変わる働き方
・フルとパートの間、週3~4日の働き方
・ギグ(単発の仕事)エコノミー
→保険制度の見直し、価格保証などフリーランスの保護が必要
3 変わる人事制度
・ジョブ型(勤務地や職務を明示化)や手挙げ制、転勤の見直し、リモートワーク
・キャリアの階段を緩やかに
欧米ではキャリアを追求するエリートのみが長時間労働をしているが、日本は「皆階段を上る」
→キャリアを追求すればケアは難しいというのは世界共通なのでは
4 変わる家事
・家事代行の市場規模や多様化が進んでいる
Ctoのマッチングなど、利用者増の鍵は「対等感」
→お願いすることで、家事は有償であり、れっきとした仕事だということに気付く
5 変わるべき保育・学校
・利用者同士が子どもを預かったり送迎したりするサービス(アズママ)
→ファミサポやシルバー人材は世代間ギャップ
6 変わる世界の中で
・日本企業はダイバーシティといって主に「女性活躍」を進めてきた
→これからは女性という「属性」ではなく、「個をどう生かすか」に視点が移っている
多様性はコミュニケーションコストがかかるが、革新的なアイデアが出やすい -
Posted by ブクログ
東京大学の上野千鶴子さんのゼミに在先した卒業生が、ゼミで何を学び社会にどんな貢献をしてきたか(していくのか)をのびのびと語った一冊。情報の消費者ではなく、生産者になりなさいとの指導を受けてきた6名のゼミでの経験談やアカデミックな学び、気づきなど知ることができる。
『情報生産者になる』という書籍を上野千鶴子さんが出版しており、その姉妹本という位置付け。これを読んだだけでは情報生産者になれるわけではない。本書で語られる体験に近いものを、自ら経験することが近道なのだろう。問いを立て、その問いへの仮説を構築し、検証していくようなのだが、上野千鶴子さんのように厳しく論理の展開を推し進めてくれるような仕組みはなかなか見つけられない。独学では限界がありそうだが、それに近づくことはできるかもしれないと思わせてくれたかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレ書名通りのためあらすじ割愛。
現在子あり専業主婦の立場で、いずれは働きたいと考えているので、共働き、専業主婦どちらに関しても非常にためになりました。専業主婦については、自分では言語化できなかった部分を説明してもらえて、そうそう!と納得しました。
共働きに関しては、子供が大きくなるにつれて生じる問題が次々とあり、正直いつになったら働き出せるのかと不安にもなりました。
そして実際働き出したとしても、社会の構造上、主人に家事育児の一部を担ってもらうことは不可能なのだと絶望しました。
何度脳内でシミュレーションしても、全ての負担が自分にのしかかる姿しか想像できません。主人は保守的な人間なので、私が働きに出るまでに劇的に社会構造が変わることを強く願います。
子供が生まれてからは働きに出ていませんので、ワーママの実態について知ることができ、参考になりました。
自分で言語化できなかった部分は「sentient activity」という言葉です。ケアが成り立つために必要な「感知すること」「思考すること」。
この概念を知ったことは私の中では画期的なことでした。文中の例でもありましたが「料理をする」という一つの家事について、主人に任せた時は本当に単純に「料理をする」という事だけしかしませんが、私が日常の家事の一つとして「料理をする」となった時、その背景に冷蔵庫や日用品の「在庫を確認」して何日分かの「献立を立て」「買い出しに行き」、子供のお迎えや子供に割く時間配分を気にしながら、そこでやっと出てくる「料理をする」、その後も、調理後の「洗い物」「配膳」など…。たった一つの「料理をする」という家事をこなすだけで、言い出したらキリがないほどさまざまなタスクが生じます。そしてそれらが所謂「名もなき家事」にあたるのだな、とここまでは私の事前の知識の範疇でした。
更に「sentient activity」を加えると、献立を考える時に子供や主人の状況や好み、いつ買い出しにいけるかといった感覚的なマネジメントが加わります。
「こうした「sentient activity」を通じたマネジメントを女性ばかりが担っており、その状態から夫など誰かに作業を委ねようとするとかえって言語化する手間が生じること、マネジメントが目に見えない活動ゆえにその困難を男性に理解させることが難しい」(p.44)には激しく同意しました。
なぜ主人に料理を任せても私自身の負担が思ったより減らないのかがよく分かりました。
なぜ自動調理器やお掃除ロボットを導入しても家事の負担が思ったより減らないのか、本書を読んでとても良く分かりました。
そしてこれらの負担を確実に減らすためには、社会全体の構造を大きく変えていく必要があるのだとよく分かりました。
まだ私が働きに出ることが可能になるまで数年あります。それまでに社会構造が変わるとは到底思えないので、自身でできることを探していこうと思います。 -
Posted by ブクログ
出産を経験した女性総合職にターゲットを絞り、彼女たちが抱える葛藤を研究した一冊。
総合職として働く道を選択した女性たちは、なぜその道を選択し、
入社、結婚といったライフイベントを経て、仕事や家庭への感じ方や考え方どう変わり、
出産を機にどんな道を再選択し、その選択にはどんな理由があるのか?
といったことを、企業に総合職として就職し、20代で出産を経験した15人の女性へのインタビューを通じて研究した本です。
【感想】
私は今まで、「女だから損している」というような感じ方をしたことがないのですが、
出産や育児をもし今後経験するとしたら、もしかしたらそのとき初めて、「女だから」に直面するのかな・・・
と思い、予習(?)のためにこの本を買いました。
出産するのは女性しかできないことなので、「産休」を女性がとるのは仕方ないけど、
育児は男性がやっても女性がやってもいいはずなのに、なんで女性ばっかりが育休をとらされて、キャリアをあきらめなきゃいけないのか?
・・・というような葛藤が、筆者と15人の女性たちもには共通してあるようでした。
企業の側が、女性が働きやすい施策を打ち出せば打ち出すほど、
家庭の中では 「おまえ(女性)が仕事休めば/時短勤務すればいいじゃん」 という話になり、
男女差別を助長してしまう、というジレンマがあるのだと。
・・・ほー。
確かに、女性が働きやすい施策というのは大事だけど、
女性だけが働きやすい施策は、結局女性を苦しめてしまうのかと、 なるほどと思いました。
本当の意味で女性が働きやすい会社になりたかったら、
女性だけが働きやすくなるための施策はだめで、女性も男性も働きやすくなるための施策が必要なのだということに、とても共感しました。
その他、なるほどと思ったこと。
・男性は基本的に総合職しか選べないのに、女性は一般職という選択肢があるのは、女性の「特権」だと思っていましたが、
本書ではそのことを、男の仕事・女の仕事 という男女差別が、 総合職・一般職 という職種差別にすり変わり、より本質が見えにくくなったと書いてあり、
なるほど、そういう見方もあるのかと思いました。
・女性管理職が少ないのを、女性の意欲の問題にするのはだめらしい。
「そもそも、男性は意欲があってもなくても管理職になっていくのに、女性の場合はなぜか意欲が問題にされる。」 というのはなるほどと思いました。
・多くの企業における男女平等は、「女性と男性を同じように」ではなく、「女性を男性と同じように」扱おうとしているところに問題がある、という指摘。
それで 「男なみ」 の考え方や生き方をしている女性だけが上に上がれる仕組みを作っても、
結局 「男性」 と 「男なみ女性」 の意見しか経営に反映されないことになって、真の女性活躍とは言えないんじゃないの、という主張にナルホド。
読んでいるときは議論の粗さが気になり、あまり良い本じゃないような気がしていましたが
(筆者が修士論文として書いたものを、一般向けに改訂した本だそうです。)、
感想を書いてみて改めて、色々感じるところのある本だったと気付きました。
研究としての精度より、多くの人に読んでもらいたくて書いたという筆者の狙いは、当たっているな! と思いました。 -
Posted by ブクログ
著者が1984年生まれで同い年、ワーキングマザーの書いた本ということで手に取ってみました。
勉強もできて、大企業の総合職に就いて、晩婚・少子化が進む現代においては比較的早く結婚して出産もした。
言ってしまえば「勝ち組」のバリキャリ女性たち。生め、育てろ、働け、の全てをこなす“スーパーウーマン”たちは、はたして偉い人たちの言うように輝いているのか?というと、既存の企業のシステムや世間が求める「母親像」などに苦しめられたりして、実はボロボロだったりする。
…とはいっても食うに困っているわけでなし。こんなことは贅沢な悩みだ、私たちの苦労なんて苦労じゃないよね。…と、ものわかりが良く声をあげない彼女たちに対し、著者は言います。
贅沢だとか、あんたたちはどうせ勝ち組だとか、人は言うかもしれないけれど。
同じ立場の男性たちは全く経験しない苦労を味わっていることを、隠してはいけないのでは?
最終的に「女だから」「男だから」という言葉しか残らない不平等がある。悔し涙があり、憤りや生きづらさを感じたということ。そういう気持ちに誰も寄り添ってくれない世の中ってのはおかしいのではないか。つらいって言ってもいいんだよ、私たちだって。
(これで終わりません。)
というかむしろさ、勝ち組なんだからさ、エリートなんだからさ、私たちが感じた理不尽を出発点に私たちが社会を変えて行くんだよ!涙拭いたらやることやるぞ、おまえら!
という感じの、優しうて後に強し、なアツい本です。
※勝ち組とかバリキャリとかって言葉はキャッチーだしイメージがわきやすいから本書でも使われていたように私もここで使っているけど、なにかと議論を呼ぶ言葉ですね。ま、それはここでは割愛。
アツいといっても想いだけが空回りということもなく、どういう構造がこういう現象を引き起こすのか?といったところの分析がとても丁寧です。それもそのはず本書は著者が育休中に大学院で書いた論文を出版用に書き直したものなのだそうで。新書とはいえ「流行の話題と上手いタイトルが目を引くが1章だけでほぼ言い終わっててあとは薄味」みたいなことになっておらず、頭からつまさき、指先まであんこみっちり。その点だけでも感服の力作です。
以下、備忘メモ。
■「育休世代」という定義
・均等法施行から何年とよく語られる、施行直後の世代とはまた違う苦労があるよねという差別化。
・各種制度も整ってきて、昔に比べたら恵まれている。だけど!同じ女としての苦悩があるよね。
※この、「私とあなたとで状況は違う、お互い羨んだり妬んだりという気持ちを持つことも正直あるかもしれない、だけど、実は共感し合えるところもある、そこを出発点に、建設的に物事を変えて行く話をしようよ」っていう主張は、本書全体を通して、ある。世代間、未婚・既婚、子供のいるいない、出産後仕事を辞めたか・続けているか、さらには復職者同士でさえ、あの人は親と同居だからとか、シッターまで雇ってるとか、旦那さんがどうだとか・・・そういう対立構造、意味ないよね、と。
■高学歴で大企業の総合職、バリキャリ女性15人だけにインタビュー対象を限定していることについて
・著者自身がそうだから、自分の友人やその友人などをインタビュイーにしたようである。彼女たちの発言の引用を見てもかなりくだけた口調なので、いろんな発言を引き出せたであろうことは伺える。
・それはそれで強みでもあるが、同じ手法で別のグループの人たちを対象にこの研究をするのは難しそうだなあと思った。たとえば「絶対に家事をしない夫たち」の気持ちとかすごく聞き出したいのだけど、この著者には語ってくれなさそう(笑)。
・また、そんなバリキャリ女性は世の中の少数派だという批判に対しては、「そういう対立構造(を煽る姿勢)から脱したい」という話と、「(エリート意識と言われるかもしれないけど)バリキャリが活躍してこそ女性全体、ひいては社会全体の利益にもつながる変革を起こせるのだという理念」で回答。
・傍目からは恵まれているように見えても、みんなそれぞれの事情を抱えて頑張ってる、こうやって生活してる、そういうことをつぶさに伝え合えたら知り合えたら、もっとわかりあえるんじゃないのか?ということでまずは入り口として、この人数のインタビューなのであろう。
・私自身本書の定義で言うと「バリキャリ」なので、同じ穴のムジナですが、はたしてどこまで多様な層に著者の思いは届くだろうか。
■「ケア責任を負う就労者」という概念
・そもそもこうした就労条件のばらつきやなんかの話って「女性」の問題にされがちだけど、実は女性に限らない。育児や介護などのことを「ケア責任」という言葉で表現するらしいのだが、これまで慣習としてケア責任を負うのは女性とされてきたというだけのことで、今後企業は「女性を」ではなく「ケア責任を負う就労者を」どう活用するかを考えなければいけないよという指摘。ちょっとずれるがLGBT的な意味でも。 -
Posted by ブクログ
分析対象のサンプル数が少ないので定量的には説得力がなく、筆者の「書きたいこと」が色濃く出ているので嫌いな人もいるかもしれないけど、
こういう「日本社会における女性の働きにくさ」を実際に経験して、具体的に声をあげることは大事だと思う。
現代に働く女性の一人として、制度はどんどん新しいものができているのに、依然として変わらない男性優位社会に漠然と不安を感じていたので、そこをビシッと指摘してくれていたところがよかったな〜
こういう本に対して「フェミニストが!」とか「女は生意気」と言われることがあれば、日本は本当に終わってると思う。
自分だけがよければいい、既得権益を守りたい、なんて考えはモテないよ。
漠然と将来に不安がある時代だからこそ、共感力というか、寄り添える力が必要なんじゃないかな〜 -
Posted by ブクログ
なんでバリキャリ女性ほど出産を機に辞めてしまうのか、その辺の理由、背景が分かりやすい。
確かに、男性にも読んでほしい本。
自分が出産を控える立場になって感じることだが、復帰してバリキャリを続けるか、それなりに妥協して働くか、会社を変革してさせるようなパイオニア的なスーパーな女性を目指すか、戻る場所があることに感謝して淡々と与えられた業務をこなす日々を送るか、など、どんな立ち位置とかスタンスで行くべきか、将来の自分を想像しながらもまだまだ他人事として考えてしまう。
実際に、育休から復帰して、両立してみてはじめて見えてくるものもあるんでしょうね。
色々考えさせられた。