中野円佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんでバリキャリ女性ほど出産を機に辞めてしまうのか、その辺の理由、背景が分かりやすい。
確かに、男性にも読んでほしい本。
自分が出産を控える立場になって感じることだが、復帰してバリキャリを続けるか、それなりに妥協して働くか、会社を変革してさせるようなパイオニア的なスーパーな女性を目指すか、戻る場所があることに感謝して淡々と与えられた業務をこなす日々を送るか、など、どんな立ち位置とかスタンスで行くべきか、将来の自分を想像しながらもまだまだ他人事として考えてしまう。
実際に、育休から復帰して、両立してみてはじめて見えてくるものもあるんでしょうね。
色々考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
・サラリーマンの働き方には妻の支えが不可欠。長時間勤務、全国転勤
・パート主婦は家計補助としか見なされず低賃金
・家事が高度化している。家電も増えたが家事に費やす時間はそこまで大きく減っていない、求める水準がどんどん高くなっているから
・一汁三菜は元々もてなし料理
・ワンオペの辛さは自分で時間をコントロールできないこと。専業で家事育児を担うのは精神的肉体的に大変
・母親が保育を担うことで国が予算をかけたり考えなくて良いしくみにされてきた
・小一の壁も大きい
・夫婦それぞれが、収入を得る役割、家族をケアする役割を分担したり交換したりしながらその時々の役割に適した働き方を選択し続けていくあり方を目 -
Posted by ブクログ
共働きも専業主婦もそれなりに辛く、男性もそれなりに辛く、今の社会システムが制度疲労をおこしてるという前提については概ね賛同できた。しかし、筆者は「主婦がいないと回らない仕組み」を壊す可能性をシェアリングエコノミー、ギグワーク、ジョブ型雇用などの中に見出しているが、私はそこには賛成できなかった。本書のなかでは繰り返し「私たちが子どもたちに残したいのはどんな世界か」が語られるのだが、私はジョブ型のような労働を切り売りするような働き方には人間らしい豊かさを感じないため、それを次の世界に残したいとはどうしても思えない。どちらかといえば、荒唐無稽なチャレンジを支えるためにベーシックインカムを実現する、と
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Posted by ブクログ
しんど、と言いながら最後まで読んだ。息子によれば、読みながら何度も、しんど、と言っていたらしい。
仕事をめぐって、家事をめぐって、子育てをめぐって、様々な角度からいかに女性がしんどい状態に置かれているか、これでもかこれでもかと畳み掛けてくる。断片的にはネット記事などでよく目にする内容ではあるのだが、この本の価値は、がんじがらめになって悪循環に陥っていく様を体系的に論じている点にあると思う。
しかし、論理的に説明されればされるほど、違和感が残るような気がする。それは、ジェンダーが文化と切り離せないという視点が欠けているからではないだろうか。
ジェンダーは文化そのもの、とも言える。ジェンダーから -
Posted by ブクログ
この本を読んで、子育てをしたい!と思う方は、どのくらいいるんだろうか。
いつも、こうしたテーマの話になると「労働基準法を変えればいんじゃね?」って思うけれど、果たしてそうだろうか。
サマータイムもプレミアムフライデーも、日本人にはなじまないように、きっと法律を変えたって(例えば、法律で一日の労働時間を短くしたって)日本人は働きまくる。
じゃあどうすればいいか。
日本人は、グレーゾーンが苦手だ。このままでは、生きるには専業主婦(主夫)もしくは正社員のいずれか選ぶことを迫られる。というか、迫られている。誰かがいないと生活が成り立たないような、そんな制度になっているからだ。誰もいなくても生活が、社会