中野円佳のレビュー一覧

  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~

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    シンガポールは教育大国であるとは聞いていたけれど、その弊害も大きいことがよくわかった。
    資本主義の社会で、何でもかんでも競争や目的
    持ちすぎるのもかえって不幸になることがあるのだと思った。

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    2023年05月28日
  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~

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    子育てがしやすいと言われているシンガポールだが、本当にそうなのだろうかという疑問を常日頃感じていたが、本作を読みその問いに納得感を得られた。
    子育てへの経済的支援は一時的なものであり、出生率は1.2程度と低水準。また教育に多額のお金がかかり、競争も激しい。日本の教育が悪いとは言えず、子育てのサポートも手厚いことを再認識した。教育について大事なことは機会を多く与え、自分の頭で考えることを学ばせ、好きな道に進む事をサポートしてあげることだと思う。

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    2023年05月14日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    専業主婦経験者の著者、とても納得するところもあった。複雑なことがこの一冊に盛りだくさん。そして生きづらい世の中だなと感じました。どちらを選んでも後悔するだろうしどうやっていくのか考えなくてはいけない。

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    2023年04月02日
  • 教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~

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    特に幼児教育に関して、シンガポールに理想郷のようなイメージを描いていたが、日本と同じかそれ以上の苦労があるのだなと目から鱗が落ちる思いであった。

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    2023年03月31日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    専業主婦に依存する社会に問題提起する本。本書は日本社会がいかに主婦のタダ働きに支えられてきたかを説明する。会社都合を優先させる転勤の仕組みや、学校での保護者の働きなど、共働きの世帯にとって非合理的。私自身、妊娠した途端に「里帰り出産はするの?」「お母さんは手伝いに来てくれるの?」と聞かれる毎日に辟易した。誰も「旦那さんは育休取るの?」とは聞かない。私の両親は現役で仕事をしているのに、なぜ子育てが始まる前から“専業主婦であるはずの祖母”の活躍を周囲から期待されるのか…日本の現状にがっかりする。

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    2023年02月09日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    ネタバレ

    シンガポール在住で二児の母である著者が、日本の社会を分析する

    第一部 なぜ共働きも専業もしんどいのか
    1 共働きがしんどい
    ・専業主婦を志向する20代女性が増えている
     → 共働き家庭で育った子どもが、親の背中を見て「こうなりたい!」と思える環境でない
    ・親世代は祖母(元専業)という頼れる存在がいたが、現在では頼れる仕組みがない
    ・男性が主夫になったところで周囲の理解は得づらい
    男性用トイレにおむつ替え台がなかったり
    ・夫婦フルタイムはしんどい
     →キャリア競争から降りるか、離職につながってしまう
     保育園のお迎えで早上がりすることの罪悪感
    ・子どもとの時間が足りない、十全な育児ができていな

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    2022年11月10日
  • 情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ

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    東京大学の上野千鶴子さんのゼミに在先した卒業生が、ゼミで何を学び社会にどんな貢献をしてきたか(していくのか)をのびのびと語った一冊。情報の消費者ではなく、生産者になりなさいとの指導を受けてきた6名のゼミでの経験談やアカデミックな学び、気づきなど知ることができる。
    『情報生産者になる』という書籍を上野千鶴子さんが出版しており、その姉妹本という位置付け。これを読んだだけでは情報生産者になれるわけではない。本書で語られる体験に近いものを、自ら経験することが近道なのだろう。問いを立て、その問いへの仮説を構築し、検証していくようなのだが、上野千鶴子さんのように厳しく論理の展開を推し進めてくれるような仕組

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    2022年08月29日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    なぜ女性は仕事で上り詰めることができないのか?
    なぜ家事がこんなにしんどいのか?
    保育や学童はこれでいいのか?
    など。

    ・sentient activityを通じたマネジメントは女性ばかり担っていて、その状態から誰かに作業を委ねようとするとかえって言語化する手間が生じてしまう。
    ・「もしかしたら自分だって選べたかもしれなかった選択肢」と比べての「相対的」な不満「相対的剥奪感」

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    2020年03月07日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    ネタバレ

    書名通りのためあらすじ割愛。

    現在子あり専業主婦の立場で、いずれは働きたいと考えているので、共働き、専業主婦どちらに関しても非常にためになりました。専業主婦については、自分では言語化できなかった部分を説明してもらえて、そうそう!と納得しました。
    共働きに関しては、子供が大きくなるにつれて生じる問題が次々とあり、正直いつになったら働き出せるのかと不安にもなりました。
    そして実際働き出したとしても、社会の構造上、主人に家事育児の一部を担ってもらうことは不可能なのだと絶望しました。
    何度脳内でシミュレーションしても、全ての負担が自分にのしかかる姿しか想像できません。主人は保守的な人間なので、私が働

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    2019年10月07日
  • なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

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    タイトルに一言で答えるなら、女性が過剰に家事育児を担い疲弊しているから、これに尽きる。
    様々な論文やデータ、インタビューを元に構成されているが、学術的というより著者の強い思いも時折感じられ、何度も頷きながら読んだ。

    親世代の丁寧な育児に縛られたり、夫のおふくろの味に縛られたり。便利家電が出てきても変わらない家事時間。
    日本の女性は頑張りすぎている。
    じゃあどうすれば良いかというと真新しい対策が出てくるわけではないけれど、現実を認識するのには良い本。

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    2019年09月28日
  • 上司の「いじり」が許せない

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    「いじり」はハラスメントである。

    自身も他人事ではないし、周囲も他人事ではない。
    いじられキャラのために身を削っている友人も居る。
    自身も、「いじり」に加担しているときも、今まで絶対にあったと思う。
    それが嫌でも言えない人もいる。表面上はどんなに明るくても、本当はそうではない可能性を想像する。それが必要なことなんだと、改めて強く実感し、自身への戒めを持ちたい。

    本書の重点は社会人のいじりだ。
    組織で上の立場に立つ人ほど、これは読んでほしいものだと思う。それを律するべき立場の人に。

    その「いじり」は、大丈夫ですか。

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    2019年03月22日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    どうしてこんな思いして働いてるんだろう、とかほんとに共感できた。ワーママに読んで欲しい。みんなジレンマをかかえてる。

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    2019年03月15日
  • 上司の「いじり」が許せない

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    意外と自分の状況とマッチした。些細なイジリもハラスメントと自覚し、自虐も部下へ容姿を褒めるようなセクハラも控えようと思った。イジリは組織を疲弊する。

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    2018年11月20日
  • 上司の「いじり」が許せない

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    自分の職場でも妻の職場でも、疲れている人や大変なトラブルメーカーの話は良く聞きます。上司から、場合によっては部下からいじられて悩んでいる人もいるかもしれません。いじめをいじりというのは、売春を援助交際と言うのと変わらない気がします。どっちもダメじゃん。って。気になったのはいじられキャラに自らなっていく人が多いこと。でも、だから許されるにはならないんだけど。

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    2018年07月14日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    ネタバレ

    共働き世帯が半数を超えた今、
    各家庭のぎりぎりの努力で毎日が紡がれている。
    夫婦間でも、実は、
    お互いの辛いところや悩みを共有できていないかもしれない。
    現状をデータから語り、分析した本。
    管理職に特に読んでほしい。

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    2018年05月18日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    1番面白かったのは、あとがき、巻末部分だと思う。総合職女性の言語化できないモヤモヤ。1番すべきは、夫が定時で当たり前に帰る事、それに付随する社会的影響。応援したいと思いました。

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    2018年05月09日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    出産を経験した女性総合職にターゲットを絞り、彼女たちが抱える葛藤を研究した一冊。

    総合職として働く道を選択した女性たちは、なぜその道を選択し、
    入社、結婚といったライフイベントを経て、仕事や家庭への感じ方や考え方どう変わり、
    出産を機にどんな道を再選択し、その選択にはどんな理由があるのか?

    といったことを、企業に総合職として就職し、20代で出産を経験した15人の女性へのインタビューを通じて研究した本です。

    【感想】

    私は今まで、「女だから損している」というような感じ方をしたことがないのですが、
    出産や育児をもし今後経験するとしたら、もしかしたらそのとき初めて、「女だから」に直面するのか

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    2017年05月06日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    著者が1984年生まれで同い年、ワーキングマザーの書いた本ということで手に取ってみました。

    勉強もできて、大企業の総合職に就いて、晩婚・少子化が進む現代においては比較的早く結婚して出産もした。
    言ってしまえば「勝ち組」のバリキャリ女性たち。生め、育てろ、働け、の全てをこなす“スーパーウーマン”たちは、はたして偉い人たちの言うように輝いているのか?というと、既存の企業のシステムや世間が求める「母親像」などに苦しめられたりして、実はボロボロだったりする。
    …とはいっても食うに困っているわけでなし。こんなことは贅沢な悩みだ、私たちの苦労なんて苦労じゃないよね。…と、ものわかりが良く声をあげない彼女

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    2017年05月04日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    分析対象のサンプル数が少ないので定量的には説得力がなく、筆者の「書きたいこと」が色濃く出ているので嫌いな人もいるかもしれないけど、
    こういう「日本社会における女性の働きにくさ」を実際に経験して、具体的に声をあげることは大事だと思う。

    現代に働く女性の一人として、制度はどんどん新しいものができているのに、依然として変わらない男性優位社会に漠然と不安を感じていたので、そこをビシッと指摘してくれていたところがよかったな〜

    こういう本に対して「フェミニストが!」とか「女は生意気」と言われることがあれば、日本は本当に終わってると思う。
    自分だけがよければいい、既得権益を守りたい、なんて考えはモテない

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    2017年04月09日
  • 「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~

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    産休・育休等の制度が徐々に整備されてきているが、仕事を辞める女性、意欲が低下したようにとらえられる女性がいる。まだまだ課題はたくさんある。

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    2017年02月05日