中野円佳のレビュー一覧
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なんでバリキャリ女性ほど出産を機に辞めてしまうのか、その辺の理由、背景が分かりやすい。
確かに、男性にも読んでほしい本。
自分が出産を控える立場になって感じることだが、復帰してバリキャリを続けるか、それなりに妥協して働くか、会社を変革してさせるようなパイオニア的なスーパーな女性を目指すか、戻る場所...続きを読むPosted by ブクログ -
やる気はあるのに、思うように働けない女性たちがいる。両立が出来ないのではない。周りがやりがいを奪っていまっているのだ。もちろん子供ができて優先順位が変わる人もいる。それでも、やる気ある女性が不必要な配慮をされることなく、働き続けることのできる社会であってほしい。
論文としての有意性はともかく、こんな...続きを読むPosted by ブクログ -
論点は分かりやすかった。
ただ、本書にもある通り、サンプリング事例がある程度偏っており、まずはここから、ということなんだろう、と思う。
比較的恵まれている層でこのレベル、と考えると実態はもっとひどいんだろうなあ、と思う。
本書の読み方にもよるのだろうけど、もっと残業のない社会(夫も育児しやすい環境...続きを読むPosted by ブクログ -
彼らよりちょっと上で、降りてしまった身としては大変実感があるのとそれでもやはり私たちの時とは違うのだとの感慨と。女であることのめんどくささは変わらないねえ。Posted by ブクログ
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産休・育休や育児支援の制度が整った2000年代に総合職として入社し、就業継続の意欲を持って働いて、その後出産した女性に焦点を当てている。彼女らを「育休世代」として、なぜ彼女らでさえ、出産後に仕事を辞めてしまったり、仕事を継続していても意欲が低下したように見えるようになるのかについて分析している。分析...続きを読むPosted by ブクログ
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・サラリーマンの働き方には妻の支えが不可欠。長時間勤務、全国転勤
・パート主婦は家計補助としか見なされず低賃金
・家事が高度化している。家電も増えたが家事に費やす時間はそこまで大きく減っていない、求める水準がどんどん高くなっているから
・一汁三菜は元々もてなし料理
・ワンオペの辛さは自分で時間をコン...続きを読むPosted by ブクログ -
SNSで断片的に取り上げられる問題が整理されている本だった。転勤・長時間労働など働き方の問題や賃金の男女格差、専業主婦対共働き、保育の質・量の不足、など。著者はシンガポール在住とのことで諸外国との比較もあった。時代の変化とともに少しずつ変わってきてはいる、グローバル化社会で生き抜くためには変わる必要...続きを読むPosted by ブクログ
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共働きも専業主婦もそれなりに辛く、男性もそれなりに辛く、今の社会システムが制度疲労をおこしてるという前提については概ね賛同できた。しかし、筆者は「主婦がいないと回らない仕組み」を壊す可能性をシェアリングエコノミー、ギグワーク、ジョブ型雇用などの中に見出しているが、私はそこには賛成できなかった。本書の...続きを読むPosted by ブクログ
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あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。
2019年、東京大学の入学式祝辞でこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェンダーについて自分がどのように捉えているのか、本文中に登場する15人と比較する中で、第三者的に捉えることができたように思う。
仕事と育児とのバランスに関する自分なりの納得感の得方、落としどころを見つける上で参考になると感じた。
今回扱われているのは0-2歳子育て中の女性たちだが、その後子どもの年...続きを読むPosted by ブクログ -
緩い階段、という解が得られるのか今の自分にはまだ見えてない。。渦中の主婦にとっては、問題提起や分析は納得だが、そんなに希望が見えてこないので読むのはちょっとしんどい。Posted by ブクログ
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なにか課題があるにも関わらず当事者たちが「自分で選んだんだから」と自己暗示をかけることで、
本当は改善されたほうが良い既存の課題含みにシステムは放置され、ときに強化される可能性もある
再生産労働
共働き家庭が、喉から手が出るほど欲しているはずの「子どもとの時間」。長すぎると持て余すが、短すぎると...続きを読むPosted by ブクログ -
飛ばし気味に読んだ
たくさんある、○歳の壁
ギグワークを新しい選択肢として残しているものの、高い能力を持った人に限られるとか、社会の構造が変わってもできるか、とか課題も残してる
男の方が、自分自身のキャリアをどれだけ周りと柔軟にできるか
緩やかな階段; きつい期間をやり過ごしてその後キャリアを...続きを読むPosted by ブクログ -
"手料理がうまくないと女性として失格、というような世間の見方もぜひやめてほしい。結婚披露宴でのファーストバイトで「一生美味しい料理を作ります」みたいな司会も、芸能人の結婚会見で妻の料理で好きなものを夫に聞くのもやめてほしい。料理をするのは女性でも男性でもいいし、その在り方もさまざまに変化していくもの...続きを読むPosted by ブクログ
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分析がしてあるのかどうか分からなかった
でも、対象は興味ある、自分のことだから、ここから何か読み取って生かしたいが・・・Posted by ブクログ -
“家に専業主婦の妻がいる男性“だらけの職場で正社員として勤務しつつ、激務の夫に頼れないで、小1の壁に苦しんでいる今こそ読まなくては!と手にとったものの…
社会構造の問題点が分かりやすく論理的にまとめられてはいるけれど、具体的に私達子育て世代が役員世代にどのように働きかけていくか、どのようなサービスや...続きを読むPosted by ブクログ -
しんど、と言いながら最後まで読んだ。息子によれば、読みながら何度も、しんど、と言っていたらしい。
仕事をめぐって、家事をめぐって、子育てをめぐって、様々な角度からいかに女性がしんどい状態に置かれているか、これでもかこれでもかと畳み掛けてくる。断片的にはネット記事などでよく目にする内容ではあるのだが...続きを読むPosted by ブクログ -
家事負担がすごいという現状は非常に伝わった。
私はまだ学生なので身近ではなかったので、特にしんどいと感じてしまった。Posted by ブクログ -
この本を読んで、子育てをしたい!と思う方は、どのくらいいるんだろうか。
いつも、こうしたテーマの話になると「労働基準法を変えればいんじゃね?」って思うけれど、果たしてそうだろうか。
サマータイムもプレミアムフライデーも、日本人にはなじまないように、きっと法律を変えたって(例えば、法律で一日の労働時間...続きを読むPosted by ブクログ