中野円佳のレビュー一覧
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専業主婦前提社会が保たなくなってきているとして、どうすれば良いのかの分かりやすい処方箋は本書にはない。ある主夫の「自分の時間が欲しかったから」に激しく同意。3歳の壁、小1の壁、小3の壁、中一の壁、とこれからも壁ばかりみたいです。。。保育の質は重要。今の保育園は悪くないけど体力的には物足りない感じなの...続きを読むPosted by ブクログ
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女性の作者により、主に女性特有の問題を取り上げた本。
職場とは言いながら、男性向けの問題の考察は少ない。
しかし、これは職場の実態を如実に示した形かもしれない。問題は、女性に対する、合理的な偏見にある。
同じ能力の男女をどちらか馘首しなければいけない。
2人とも、家族がいて、子供もいたとする。
女...続きを読むPosted by ブクログ -
会社の本棚にあった本。
女子的に色々考えるお年頃になってきたので(もう遅いけど)、先人方はどんなジレンマを抱えているのかと興味本位で読んでみた。
15人の女性へのインタビューからジレンマの要因を掘り起こし、それを社会への問題提起としてまとめている。
わかりやすいし、当事者の言葉はとても現実的。
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制度が整った以降の総合職で、出産した15人の環境やライフヒストリーと選択結果を分析。男並み平等教育のままの意識で就職し、適応戦略を取り損ね、結果退職に至る状況がある。企業に残りやすいのはジェンダー秩序に従う・利用する方。
頑張る、能力の高い女性ほど退職しがち、という構造があるのがわかりました。社会...続きを読むPosted by ブクログ -
バリキャリには程遠いけれど、子育てと仕事の両立を目指すうえで
共感できる部分は多くあるのではと感じた。
完璧主義を捨てることが大事なのかもしれない。
15人のモデルケースしかなかったので、もう少し統計的にみてみたい。Posted by ブクログ -
サンプリングが高学歴に偏っているが、それはそれで傾向が見えて良かったのかも。
著者に近い属性に関心があったからかもしれないが…
ぜひ他の属性の育休世代の女性もサンプリングしてまとめてほしい。
普遍的ではないにしろ、一つの傾向が書かれていると捉えました。Posted by ブクログ -
私は、今まで男女を問うことなく、人に社会にみんな努力して、働いて幸せな人生を!という教育を受けてきて、自分自身もそれなりに応えながら生きてきた。自分自身も家事や育児は仕事と同じように夫婦も一つのcompanyとして分担していくものとばかり思っていた。
が!社内の女性向けヒアリングで初めて「女性の働...続きを読むPosted by ブクログ