平石貴樹のレビュー一覧

  • 松谷警部と目黒の雨

    購入済み

    三作で終わらないで、と祈る。

    これはなかなかおもしろい!後二作しかシリーズはないみたいだから、大事に読もう。

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    2015年07月15日
  • 松谷警部と目黒の雨

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    すごくスマートで文章力構成力全体的にレベル高いな~と思って読み進めていたら・・東大の先生!!?やっぱり・・。小説ってほんとすぐわかるなあ。
    本格派!かっちり創られていてキャラクターも好感がもてる人ばかり。ぜひぜひ次回作をお願いします。

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    2014年02月22日
  • 室蘭地球岬のフィナーレ

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    『潮首岬に郭公の鳴く』から始まったシリーズもこれで完結である(フィナーレなんだから多分そうなのだろう)。
    本格推理小説らしさを感じさせない装画に惹かれたちょっとしたジャケ買いの面もあったが、どの作も起こる事件とその動機が重いのが特徴。そして意識しているのか「女性」の哀しみのようなもの、やるせなさが出ている。
    最終作も謎解きの部分で「そこが伏線…‼︎」と気付かされる部分は多数あるが、しかし安楽椅子探偵ジャン・ピエール恐るべしというか、いや確かに手がかりは揃ってるけどその結論はちょっと導き出せないわ、となった(今回はとても伏線が多かったと思うのだが、それでもかなり斜め上の解決だった)。
    動機の解き

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    2024年11月24日
  • 室蘭地球岬のフィナーレ

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     今回も、ジャン・ピエールの整理の巧みさに。端正なシリーズでした。ただ、このシリーズは、女性の性格の描き方がちょっと意地悪な感じが。

     

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    2024年08月18日
  • 葛登志岬の雁よ、雁たちよ

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    この三部作は、良い意味で、どこかぶっきらぼうで。
     ジャン・ピエールの初登場の時も、全く説明が無くて、一体誰なんだ?

     本作も、色々な情報が、割とラフに投げ出される。そりゃ、東京の話は、直ぐにつながったけど。ハサミとチューリップはなぁ。

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    2021年09月20日
  • 松谷警部と三ノ輪の鏡

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    松谷警部シリーズ。今回起こる事件は多重的で複雑。一見最初から犯人が分かっているようには見えるのですが。これであの人が犯人だなんて思うミステリファンは、いませんよね(笑)。
    軽妙な読み心地でさくさく進みますが、進むようで進まないのが解決。もちろん手がかりはばんばん出されているというのに、それに追いつかない読者の頭脳(私だけ?)。最後の最後になるまで真相は掴めませんでした。うっそぉ、これは想像できない! さまざまな偶然の要素も絡めつつ、それでも手がかりを集めた解決はきっちり本格。流石。

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    2016年10月26日
  • 松谷警部と三鷹の石

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    シリーズ二作目。一見ただの無理心中で片付きそうな事件。しかしそこで見つかる小さな矛盾から、事件の真相をじわじわと追い求めるミステリ。まったりとしたムードながら、実に緻密に手がかりが提示されていくさまはこれぞミステリの醍醐味です。
    凶器がカーリングストーンというのも驚きだけど(やっぱりそんなに重いのか!)。今回の一番の驚きポイントはやはり動機でしょう。たしかにそれを示唆するあれやこれやはあったけれど、まさかそこまで、と思ってしまいました。実に印象的です。

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    2016年08月21日
  • 松谷警部と目黒の雨

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    目黒で起きたOL殺人事件は過去の解決済み事件と繋がりが?
    過去の別作品が匂わされていたそうですが初見でも特に問題なく読めました。
    章立てがアメフトの試合に準えられているのはオシャレですね。
    章の最後に警部が詠んだ俳句が載っていたのが面白かったです。
    2時間ドラマになっても面白いかもですね。

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    2025年10月22日
  • 室蘭地球岬のフィナーレ

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    ワイナリー社長宅の放火殺人から始まる一連の事件。どの人も怪しく、どの人もアリバイあるってところで飽きさせない展開面白かった!
    このシリーズ、事件の内容重いけどたんたんと読めるところが好き。
    ジャンピエールくんが最後に一気にいいところ持ってくなぁ。

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    2025年05月14日
  • 葛登志岬の雁よ、雁たちよ

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    函館近郊で起きた、ある主婦の殺人事件から始まる連続殺人事件と、白骨死体発見事件に挑む俊介とジャンピエールくん。
    毎回「登場人物多いなー」と思いつつも、意外に読みやすいんだよね。

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    2025年05月10日
  • 立待岬の鴎が見ていた

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    3件の殺人事件と、関係者が書いた推理小説の関連性から事件を振り返る一同。
    普通に小説面白そうだったなー
    そして、みんなジャン・ピエールくんに頼りまくり。

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    2025年03月07日
  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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    登場人物が多くて心配したけど、思いのほか読みやすかった。ちょっとその理由で殺されちゃう三姉妹もかわいそうだけど。
    函館のあたりの方言が結構いい感じ。

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    2024年11月14日
  • スノーバウンド@札幌連続殺人

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    誘拐事件に始まった連続殺人事件。事件の関係者たちが自身の言葉で事件をノートに書き起こしていくストーリー。
    不思議な構成で、登場人物もそれなりにいるので、最初の方は少し読みづらいけど、最後は納得。
    探偵役の車椅子の弁護士千鶴はすごく気になる。他の話も読んでみたい。

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    2024年08月27日
  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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    ネタバレ

    本格推理で、地道に足で考えている警部補に感情移入しつつ読み込んでいたが、最後に名探偵ジャンにおいしいとこ取りされたような感じ。捜査本部が、一少年を招いての解説のシーン、無理を感じる。男と女の「血」というか怨念の違いが恐ろしい。
    函館在住者として、函館シリーズ3作(立待岬・葛登支岬・潮首岬)で、これだけ「潮首岬」に変更。また作品中の地名も皆実在地名なのに、「潮首」→「汐首」の実名でもいいのにとおもう。逆に、地元名士に岩船家が有り気になる。フィクションはわかるけど、これこそかけ離れた一族の名にすべきだったのではないか。

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    2024年06月20日
  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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    ネタバレ

    函館を舞台にした名家の美人三姉妹の連続殺人事件を追う舟見警部補と山形警部のコンビ捜査に、探偵役ジャン・ピエール少年の鋭い頭脳が冴える。
    芭蕉の俳句の見立て殺人は『獄門島』を連想させるが、全体の雰囲気は現代のサスペンスドラマ調で良く言えば安心できる懐かしさ。
    ラストの真犯人の動機の吐露が凄まじかったなぁ。そこだけ激しくて悲痛でドロドロで本家横溝ミステリーに勝るとも劣らない女の血の業がひしひしと刺さる。愛と憎しみは表裏一体、郭公は罪深い…。
    男と女の「生存の基盤」の永遠のかけ違いを明確に思い知らされた結末だった。

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    2023年01月15日
  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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    函館で評判の美人三姉妹の末妹が殺害される。芭蕉の句に見立てて起こる連続殺人。割とベタな感じの前半ではありますがなかなかの推理の端緒をつかませないというか。
    おもしろかったか?というと・・・まあぼちぼちではあるんですが。なんでだろう?なんか妙に読みづらさを感じたんだよな。文章が時折硬く感じたり登場人物がどんどん増えていって「あれ?誰だっけ?」ってなったり。正直途中ちょっと眠くなりました。
    探偵役も、なんかこれは前作とかがあったのかな?と思ったけどそういうわけでもなく。急にでてきてさらっと謎解いてってだけだと・・いや登場自体はかなり早くからではあったけど、唐突感は否めない。最初からこいつが真相を暴

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    2022年10月27日
  • 潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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    ネタバレ

    俳句の見立てで殺されていく美人三姉妹というプロットは誰が見ても「獄門島」。もっとも横溝流のケレンとは無縁で、警官たちの足を使った地道な捜査が延々と、社会派風に描かれる。それ自体は新本格以前から本格推理をがんばってきた作家さんにありがちな作風なので、そういうものなのだが、描写が淡々とし過ぎていて勘所が掴みにくい。例えば、三つの殺人は実は凝ったトリックによる、一種の不可能犯罪なのだが、それがよく伝わらない。だから快刀乱麻を断つ、ジャン・ピエール少年の謎解きも、読者の方ががんばって驚いてあげないといけないような感じもあって、なんとももったいない気がする。

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    2022年10月18日
  • 松谷警部と向島の血

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    03月-02。3.0点。
    松谷警部シリーズ、第四弾(最終巻)。定年を控えた松谷警部、力士の刺殺体が発見される。「相撲道に悖る」とのメッセージが。力士の連続殺人事件になり。。

    それなりに面白かった。謎解きがきちんとしている。

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    2022年03月03日
  • 松谷警部と三ノ輪の鏡

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    02月-06。3.0点。
    松谷警部シリーズ、第三弾。
    元プロゴルファーが殺害され、容疑者は行方不明。
    ゴルフ場開発・経営の関係者も自殺。。。

    王道の推理小説。解決編は非常に多くの事情が絡み合い、付いてくのが必死だった。

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    2022年02月07日
  • 葛登志岬の雁よ、雁たちよ

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    シリーズ三作目。本作も前二作と同様余計な部分を削ぎ落として淡々と描かれていますが、そのせいかやや味気ないものになっている感じです。隠された人間関係が徐々に明らかになる過程は面白いですが、トリックや現場の状況が分かり難く、読み手側からするとあまり推理を楽しむことが出来ませんでした。

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    2022年01月21日