吉野次郎のレビュー一覧

  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    そんなことあるだろうねと薄々感じている犯罪を、
    当事者へ直接インタビューすることで正確な情報へと
    昇華させている、大変読み応えのある書籍。

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    2021年08月24日
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない

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    スポーツ産業の裏側と日本スポーツの問題点が明確化されており、導入にはもってこいの一冊。国立競技場の舞台裏も興味深い

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    2018年01月23日
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない

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    ネタバレ

    全体的には性善説をベースにしていますが、私はゲスなので、勘ぐります。
    採算性度外視の箱物施設は、壮大なマネーロンダリングかと。税金→建設会社→献金・天下り。各施設のトップに採算性を要求すると、経営能力の無さが露呈するので、公共施設・スポーツ=金儲けダメという建付けにしているものと。
    陸軍省、厚生省系から文部省へとつながる学校体育。組体操というは軍事教練の残滓ですかね。教師にも頭を下げてお金をもらう概念が無いので、そこから派生するスポーツに採算性があろうはずもなく。公共性といいながら、利用しない人はとことん利用しないのが体育施設とも思うのです。つまりは、一部の人しか利用しないのに公共性?という意

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    2016年11月08日
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜

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    事業改善命令。無意味に見える膝詰め対話。レール検査データの改竄 、JR北海道トップ二人の自殺 ー 北海道の幌内鉄道は、1880年、東京、大阪に次ぐ日本で三番目の鉄道として開業。炭鉱を中心に、硫黄、木材、農産物を運ぶための輸送手段として鉄道網が整備された。今でも、道内465駅の一日の旅客数は東京駅一駅に満たず、貨物のついでに旅客を運んでいるような状況だ。貨物のせいで、レールはガタガタだった。貨物車両は重く、サスペンションが硬い。レールへの負荷が旅客車両より高い。広域な北海道では電化率を高められず、車両の重いディーゼル車の比率が高い。あらゆる悪因子が作用した。


    「経営幹部は訴えを聞くだけで

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    2016年08月22日
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜

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    トンネル内での列車火災事故、運転手の故意による安全装置破壊、安全検査データの書換など、度重なる不祥事に加えて社長経験者が相次いで自殺。崩壊寸前の組織となってしまったJR北海道の腐食ぶりを関係者のインタビューより暴く。

    一番のインパクトはJR北海道労働組合委員長のインタビュー。とにかく、質問の返答をぼかしまくって、まともに答えようとしない。会社は会社、組合は組合で勝手にやっていくという意識が露骨だ。こんな一世代前の労働組合とのやりとりは、経営者も大変だったろう。自殺したことに同情する。

    そもそもJR北海道の安全意識が低さは、赤字路線だらけの北海道鉄道において、経営が成り立たないことが原因だ。

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    2014年06月05日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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    ネットとテレビの融合が進まない事情をテレビ局側から分析しているが、日本のテレビ業界がここまで危機的状況とは思わなかった。

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    2009年10月04日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    ダークウェブに関係を持つ人々(捜査官・元犯罪者 etc...)に筆者がインタビューを行った記録を書籍にしたもの.インタビュイーは匿名のケースも多く,内容の信憑性は正直不明であるため読み物として楽しむのがいいか.

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    2024年08月20日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    インタビューが中心でルポのように読みやすかった。サイバーといっても、ハッキング、スパイ、フェイクニュース拡散などテーマも広く、今いろいろ問題になっていることをさらっとおさらいできるような内容。
    びっくりするようなことが書いてあるわけではないが、なるほど、という感じで面白く読んだ。

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    2022年09月17日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    自衛隊は実空間の軍事力による防衛力だけでなく、サイバー空間での防衛力もつけてほしい、と切に感じた。民間の協力態勢構築も重要だろう。

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    2021年05月05日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    まあ、中身はそうだね、という、別に新味のある話ではないけど、これだけ纏めてあると読み応えはある。ネットの世界では、セキュリティの話は常に話題になってるけど、国家として、企業として、というレベルでは、日本は対応が取れてるとは思えない。国としての方針がしっかりと定まってないのが情けない。なにか起きたら、何も対応できないんだろうな。

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    2020年12月05日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    世界で行われている、ネットを使った不正行為の一部を説明した本。あくまで概要レベルの内容になるが、知らないところでこんな不正行為が当たり前のように行われている事実を知り、正直怖いと思った。
    大分昔に見た、ザインターネットや、ダイハード4、マイノリティーリポートなどのSF映画がそのまま現実になっている事実を知り、改めて恐ろしさと、SF映画の凄さを感じた。
    なんかマトリクスが現実になりそうな気がして怖い。

    あと日本にとって一番の脅威は、中国、北朝鮮ではなく、日本人自身という内容が、本当に一番腑に落ちた。
    少しでもコンピューター、ネットワークリテラシーをつけて、自分で自分の首を絞めないよう対応してい

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    2020年03月08日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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    ネタバレ

    まだテレビが盤石だった時代の本だが、今でも基本的な構図はあまり変わってない。
    テレビ局は、なぜアメリカのように海外にコンテンツを売って儲けようとしないのか?「番組は死蔵することで価値が出る」との発言は衝撃的。
    テレビ局にうなるほど金があったころなら、そういうバブル期のような発想でやっていけたんだろうが、年々急激に萎んでいく市場を見てると、滅びるべくして滅びる人々だったとしか思えない。まあ、似たような失敗は頂点を極めたビジネスはおうおうにやってしまうことなんだろうが。
    キー局と地方局とのずぶずぶの関係、NHKと民法の「二元体制」など、一読しただけで一般に知られているテレビの常識がいかに間違ってい

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    2018年01月24日
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜

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    2011年5月27日。石勝線で特急列車が脱線炎上。不幸中の幸いか、
    死者は出なかったものの大惨事になってもおかしくない事故だった。

    その後も不祥事が続く中、当時のJR北海道社長が行方不明となり、
    後に遺体となって発見された。

    しかし、JR北海道の歯車は既に狂いまくっていた。2013年に入って
    も列車からの出火、貨物列車の脱線、運転士の覚せい剤使用等々、
    不祥事が収まる気配が一向になかった。

    そうして、社長経験者でもある相談役が、またもや自らの命を
    断つことを選択した。

    何故、次から次へと問題が起きるのか。本書は関係者の証言を
    丹念に集め、国鉄の前身からJR北海道が辿って来た歴史を追い

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    2017年08月20日
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない

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    文科省が発表した2025年にむけてスポーツ市場を15兆円にするという計画を考えていく上で非常に重要な課題が指摘されています。スタジアムはスポーツ体験の一丁目一番地であることはVRやMRが普及してくるまでは揺るぎないものであるはずなので、そこをいかにドル箱に変えていくことができるかが普及や育成に繋がっていくと改めて感じました。

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    2016年05月21日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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    若い著者で新書みたいな分量の割に楽しめた。政府・放送業者・通信業者・家電メーカー・芸能プロダクション・下請け会社。複数のアクターの思惑が絡む中でテレビ局の都合がいかに尊重されてきたか、そして今後どう変化していくかが見所。

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    2010年09月15日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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    わかりやすくまとまっていて、なるほどなるほどと言う感じ。

    というか、この学年にもなって、
    こういった本でなるほどなるほどとか言っていていいのかな?

    すごく不安にはなりますね。

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    2009年10月04日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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     テレビ局の利権構造が簡潔にまとめられている。インターネットに参入するのをいやがるのはその利権構造が破壊されるためであると結んでいる。
     ある意味当然のことなので、もう少しつっこんでくれるといいかな。

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    2009年10月04日
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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    単純に面白い。なるほどそういう見方もあるのか、と。地デジvsIPTVが今後どうなっていくのか、という答は本書にはないが「放送と通信の融合」が相当難しい局面にあることがよく分かる。この業界に少しでも係わっているなら読んでおいてもいい。

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    2009年10月04日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    ランサムウェアで稼ぐ10代のハッカー、やらせレビューで小売店・飲食店を翻弄する中国の黒幕、振り込め詐欺と同じエコシステムを活用するネット詐欺、密かにソフト開発を受託し情報を盗む北朝鮮、偽アカウント西側世論を操作するロシア、ウイルスでテロリストを掃討する英国…犬も歩けば棒に当たる。ネットを渡り歩けば思わぬ情報に行きつく。そして、その裏にはとんでもない罠が仕掛けられている。サイバー空間は新たな戦場。本書に描かれた2019年から、月日は流れた。脅威は速度を上げ、より巧妙に、より闇深くなっているのだろう。

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    2025年02月21日
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々

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    ネット世界の暗部に切り込み、 周辺だけではなく実際に動いてる本人にも会って取材をした意欲作。

    自らの欲望で私腹を肥やす者もいれば、属する国家の大義を背負い暗躍する者もいる

    書籍は第一部が前者、第二部で後者を扱っている。秀逸なのは第ニ部で、 なかなか明らかにならない、国家ぐるみの暗部をえぐり出している。

    ネットが必要不可欠となった現代社会において、すべからく全員が読むべき書籍である。

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    2021年12月03日