緒方知行のレビュー一覧
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商売の基本4原則とは「品揃え」「鮮度」「クリーンリネス」「フレンドリーサービス」の徹底,という基礎基本を、どうすれば組織全体で意識共有できるのか,に取り組んだ実学でした。
自分なりの仮説・信念を持つ、お客様の立場を考え続ける・そして意見を聞く、ストアロイヤリティーの信用娘には基本を徹底すること、といった商売の基礎基本を貫くことが大事と何度も繰り返し述べられていた。
特に気に入ったフレーズは「マーケティングをわかりやすく言えば、消費者の一人ひとりが今望んでいる事は何かを理解し,それを満足させてあげるためにはどうすれば良いのかを考え,検証し実行すること」 -
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ネタバレオススメの一言
「いい人」というのは、仕事ができない
「「いい人」というのは、仕事ができない」、オススメの一言にあげた言葉だが、この言葉に反論を覚える方も多くいるだろう。仕事においての「いい人」は口うるさくなく、話のわかる、そんな優しいイメージだろう。しかし、その人が自分に対して文句を言ってこない、あまり干渉してこない、だからいい人なんだと思っている場合も多くある。
セブンイレブン会長の鈴木敏文は、仕事のできる人とはしっかりした自分を持っている、それを具体的に提示でき、絶対に妥協を許さない「うるさい人」だと言っている。
著書を読んでいると、著者の妥協を許さない、徹底した仕事の様子が -
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本当にいいことばかり書いてある。商売の4原則(品揃え、鮮度管理、クリンリネス、フレンドリーサービス)をベースに、当たり前のことを言っている。経験や、勘ではなく、データを活用すべきところ、データではなく仮説・検証繰り返して顧客思考を研ぎ澄ましていくべきところ。ナゼそうした方がいいのか、この人の言葉はその理由があるから気持ちがいい。
・お客様はどういう行動を取るだろうか?
・お客様はどう感じるだろうか
これが原点であり、ここに応えていくことがセブン&アイを大きく成長させる原動力だったのだろう。トヨタの仕事をしていた時にも思ったことだが、少しくらい宗教っぽい企業の方がうまくいく。会社や仕 -
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ネタバレ「セブンプレミアム」誕生の背景から、差別化に向けたポイント(開発体制、
商品力の検証・改良体制)と今後の展望までをまとめた良書。
第1章にある鈴木会長のインタビューは読みごたえがあり、
「お客さまの立場に立った質的追求に限界はない」「お客さまの飽きとの戦い」など、
具体的なセブンの対応事例と併せると、非常に考えさせられる内容。
(金融業界に当て嵌めるとどうか?)
具体事例も豊富に入っており、大変勉強になる内容だが、競争力の源泉と
言える商品開発における手順「マーチャンダイジング・プロセスシート」は、
(当り前だが)ややぼかした記述になっているのはもどかしい。
また、商品の具体事例は「どれだ -
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最大の競争相手は同業他社ではなく喧嘩するお客様ニーズ
ドミナント出店戦略
真に厳しい状況に追い込まれたとき、本当の改革のチャンスがある
タイムコンビニエンス、地理的便利さ、店の規模が小さい、ガソリンスタンドとの併設
スーパーに対抗するための安売り競争とデッドストック
供給側論理の品揃えから小売の品揃えへ
自前の物流センター売却、リベートに頼らない
セブン-イレブンのおでんの出汁は地域ごとに違う
日本流でもアメリカ流でもなくお客さま流
発注権を店に委ねる=自動化できない=発注はマーケッティング
発注を任せることで、仕事に自主性がでる=インセンティブはいらない
POSは売れ筋商品の発見には不向き、