西寺郷太のレビュー一覧

  • プリンス論

    購入済み

    最高の案内書だと思います!
    何よりプリンスへの尊敬と愛情が行間から溢れているので読んでて心地好いです。
    より深くプリンスを感じたい方に。

    #ハッピー #感動する

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    2022年04月29日
  • プリンス論

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    さすが西寺郷太さん、プリンスに愛情たっぷり。自分の言葉で適切に解説していて後追いでプリンスに関心を持つ者にとっての完璧な指南書。小学生の時に興味を持つことすらいけないことと感じつつ、岡村靖幸を隠れ蓑にしていつかは…と思っているうちに亡くなってしまったプリンス。こんなにマルチな才能だったとはね。

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    2019年06月27日
  • プリンス論

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    著者も書いてるとおり、プリンスは多作家なのでディスコグラフィーを追うのがデビュー後のバイオグラフィーに近い。自分が全てのオフィシャルアルバムを持っていることが確認できて一安心。奇をてらわずプリンス初心者向けの最新情報も入った好作。
     ミネソタ州ミネアポリスの80年初頭の黒人比率は3%で(現在はアメリカの州平均が11%、ニューヨークは16%でミネソタ州5%)、ミネアポリスでは黒人がごくごくマイノリティだったんですね。それでプリンスのギターがロックというか白人っぽい部分もかなりあることに納得

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    2018年07月21日
  • プリンス論

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    プリンス入門書として最良。曲のテンポから分析したりとエピソードだけの本では無い。
    個人的には自分の大好きな曲「クリスタルボール」を熱く推してくれた事に大感謝。

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    2017年02月04日
  • プリンス論

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    これは決してプリンス追悼本ではない。プリンスがまだ生きていた時に出版され、その直後に本人が急死したのだ。結論から書くと、自分のようなライトなファンにとっては、こういう本を求めていた!というドンピシャの内容。プリンスの全体像、アルバムディスクガイドとしても大変優れている。早速これを片手にプリンスを聴きまくり始めようというところだ。

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    2016年06月25日
  • プリンス論

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    「ファンからその活動をサポートしたいと思われること。それがプロになる、ということだ。これはミュージシャンに限らないことではないだろうか。例えばラーメン屋さんでも、サッカー選手でも、予備校の先生でも、お医者さんでもいい。特殊な技能によってあなたにその分野に専念して欲しい、と他人から願われること。それがプロというものだ。」

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    2016年05月10日
  • プリンス論

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    西寺郷太氏が影響を受けたマイケル・ジャクソン、ワム、そして今回のテーマであるプリンスについて彼の圧倒的な知識と自らミュージシャンであるという同業種であることからわかる凄さを名前しか知らないような(音楽はなんとなく聴いたことはあるが詳しくない)人たちでも生まれてからデビューし現在に至るまでをわかりやすく、そして彼らのファンでも納得のいくものを書き続けているのは本当に頭がさがるというか素晴らしい仕事をされているといつも思う。

    郷太さん自身もかつてはリスナーだった。そして今はプロのミュージシャンになった。小説で言えば作家は読者の成れの果てというようなところだろうか。でも、作る側になっても自身はほか

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    2015年09月22日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    ネタバレ

    最高に興奮する本だ。

    特に80年代前半のヒット曲が好きな人は最高に楽しめる内容です。

    当時を全く知らなくても、
    とんでもなく大きな計画が実行され、成功した様を追体験できます。

    スターと、大スター、と大御所しかいない風景。
    数多く魅力的なエピソード。

    有名で知っている話もありますが
    初めて読む驚くべき出来事も多々あります。

    アメイジングなレコーディング秘話や
    哀切あふるる後日談など様々

    できれば、一人でじっくり読むことをお薦めします。

    洋楽好きで、当時ヒットしているさまを体感してる人なら必読の書です。

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    2015年08月08日
  • 噂のメロディ・メイカー

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    音楽フリークのみならず、80年代カルチャーの洗礼を受けた人たちすべてに読んで欲しい佳作。文句のない5ツ星。
    まさかあのヒットチューンに日本のゴーストライターが存在していたとは。その真偽を追う旅の長さと興味深さに何度も感嘆してしまいそうになった。
    ポップすぎるゆえ少し軽んじていた印象のあった「ワム!」だけれど(とはいえずっとiPodに入り続けていたが)、あの短い活動期間でこんなにも様々なエピソードと奇跡が生まれていたとはまったく思いもよらなかった。
    マイケル・ジャクソン同様、ジョージ・マイケルはもっと評価されていいとすら思った。アンドリュー・リッジリーもしかりである。雰囲気を作る相棒が如何に大切

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    2014年10月05日
  • 噂のメロディ・メイカー

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    メルマ旬報の連載で毎号読んでいたものが一冊に綴られている。連載から郷太さんが削りさらに増やしたこの完全版というべきこの小説はノンフィクション的なものをあえて小説として描くことで多重性を持ちえている。この多重性≒多層であることとは郷太さん自身が主人公でありワムのゴーストライターをしていた日本人がいるという話からその人物に迫っていくノンフィクションとメタフィクションが混ざり合うよう、そこにあるのは真実なのか虚実なのか。
    小説として書く事でしか書けないものがあるからこの小説として書かれているのだと読めばわかる。
    ワムのゴーストライターをしていた日本人がいるという切り口から郷太さんが取材をして小説とい

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    2014年07月09日
  • 90’s ナインティーズ

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    青春ものの少し青くさい感じも90年代後半の空気感にぴったり。時折り差し込まれる時事ネタが、同時代を生きた人達の心をくすぐる。野茂はパイオニアになったし、メジャーでも背番号51はイチローのものに。マイケルも筒美京平もなくなってしまったな。

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    2023年10月29日
  • 90’s ナインティーズ

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    ネタバレ

    ・自分はここにいなかった人間だが、確かにこの時代はあった。確かなこの時代の空気がここにあった。
    ・特にSTARWAGON。インディーズ時代の一枚は自分も心の一枚。繰り返し聞いた。まさか西寺さんとそんな関係にあったとは全然知らなかった。その別れも含めて胸にズシンと来るものがあった。あのアルバムっぽいな、と思った。
    ・正直、あの頃と自分は全然変わっていない気がしていたけれど、これを読んで90年代って終わったんだな、と思った。(当たり前の事なんだけど)
    ・しかし、自分とは全然違う場所の話なんだけど、濃厚に自分の「この頃」を思い出した。これ、凄い小説だと思う。(少なくとも僕の様なある種の人達にとっては

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    2023年09月17日
  • プリンス論

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    著者のプリンス愛に溢れた一冊。
    個人的にもプリンスは大好きで、今までいったライブで一番良かったと思っている。
    それだけに2016年の突然の訃報は衝撃だった。
    著者である西寺郷太氏も、この本が発売された数ヶ月後に衝撃の訃報を耳にするとは思わなかっただろうな。

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    2023年05月02日
  • プリンス論

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    NONA REEVESのフロントマンであり、かつ作曲家・プロデューサーとしても活躍するポップス職人の西寺郷太が、80年代アメリカ音楽に関する愛情と優れた批評眼をもとに書き下ろしたプリンスの生涯とその音楽性についての論考。

    基本はクロノロジカルにデビュー時から2015年(この本が出た翌年、プリンスは死去するため、実質的にはほぼラストアルバムまで)を振り返っていくスタイル。プリンスはとにかく多作であり、80年代の作品を愛好する自身にとっても(特に極彩色に溢れるポップ絵巻、『Around The World in a Day 』がマイベスト)、90年代以降の作品はちゃんと聞けていないものが多く、解

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    2023年04月16日
  • 90’s ナインティーズ

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    NONA REEVESのフロントマンであり、優れたポップスメイカーとして作曲家活動も行い、かつマイケル・ジャクソンやプリンスの音楽評論でも知られる著者が、アーティストとしてのデビューを目指してもがいた90年代を描いた自伝的小説。

    自らの才能を信じつつ、ひたすらデモテープを作り、信頼できるバンドメンバーと出会ってデビューを果たしていく、という著者の生き様がとてもキラキラしており、音楽を愛する人であれば必ず共感できるシーンばかり。そして、登場人物はほぼ実名であり、当時の日本の音楽シーンを代表する様々なアーティストたちとの交流が描かれており、下北沢を中心とする当時のロックバンドの様子なども知れるの

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    2023年02月18日
  • プリンス論

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    自分が洋楽ドップリだった高校大学時代。「1999」〜「グラフィティーブリッジ」辺りまではカセットテープが伸びるほど聴きました。特に「parade」は曲数も構成も私にとって完璧。
    でも、流石に殿下の全キャリアにはついて行けず、久しく追うこともありませんでした。
    殿下が鬼籍に入り、ラジオ「アト6」で西寺氏の熱いプリンス論を聴き、この本を参考にCDラックのプリンスの棚を補間し始めました。

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    2020年07月12日
  • プリンス論

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    カセット→CD→MD→データ→ストリーミングの全てが
    青春時代の私は、
    データ期にプリンスに出会い、プリンスだと「知らずに」ただ踊り狂っていました。
    そんな私は今レコード期にいます。

    「アルバムって覚えてる?」
    の言葉にあるよう、今の私は単一的に作品を選び取るのではなく丸ごと向き合うことが楽しくなった。
    この本でさらに一層楽しみが深まりました。

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    2019年07月26日
  • プリンス論

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    さらりと読めるが深みというか凄みがあった。

    著者と同じく、自分も初めて聞いたのはパープルレイン前で、自分の場合は『controversy(1981)』がもらったテープに入ってた。

    テープには何も書かれていなかったので、それがプリンスの曲だと知るのはずっと後のことで、著者のようにプリンスを追いかけることはなかった。
    それでも音楽を聴き始めてから、ずっとアルバムを発表し続けてきた「身近なミュージシャン」がなくなるのはやはり辛い。
    文筆業が本業ではないが、プリンスの才能の爆発をリアルタイムで見続けてきた人なら共感するところが多いと思う。

    1999年にラジオでプリンスが特集時に、一曲目が『199

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    2017年08月13日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    奇跡的なひと晩は、どういう文脈で訪れたか?

    音楽の内側では白人と黒人の差が小さくなった現在(外側はまだ余裕で修羅の国)。そこに至る過程となった時代。

    プレスリーから80年代までを俯瞰し、80年代にあるケタ違いのピークを迎え、そしてそれが作り手としても聴き手としても過大な消費となり、"we are the world以前の旧世代"という枠を作ってしまった転換点。

    まだ生まれてないタイミングだったけど、そんな人にも80年代が捉え直せるよいまとめでした。

    →次の一冊...プリンス論(同著者)

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    2016年11月06日
  • プリンス論

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    2015年グラミー賞授賞式「最優秀アルバム賞」プレゼンテーターとしてのスピーチ …「 『アルバム』って覚えてる?」「アルバムは、今も、重要だ。」「本や、黒人の命と同じように。アルバムは、今も重要だ。今夜も、これからも…。年間最優秀アルバムです。」かっけー!

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    2016年06月03日