ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

726円 (税込)

3pt

チャリティ・ソングの金字塔が
アメリカン・ポップスの青春を終わらせた?

1985年に発表された〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉は、全米のスターたちが飢餓救済のために集ったチャリティ・ソングの金字塔として名高い。しかし、もしこの曲がアメリカン・ポップスを「終わらせた」張本人だとしたら……。映画音楽に始まるポップスの歴史をやさしくひもときながら、奇跡の楽曲が生まれた背景、その後にもたらされた「呪い」の正体を検証する。
80’sの語り部・西寺郷太が放つ渾身の一冊!

[内容]
はじめに──1985年。アメリカン・ポップスの青春が、終わった。
第1章 アメリカン・ポップスとは何か
第2章 ディスコとMTVが、世界を混ぜた
第3章 〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉徹底研究
第4章 華やかな夜の影で
第5章 〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉の呪い
あとがき

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ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年11月06日

    奇跡的なひと晩は、どういう文脈で訪れたか?

    音楽の内側では白人と黒人の差が小さくなった現在(外側はまだ余裕で修羅の国)。そこに至る過程となった時代。

    プレスリーから80年代までを俯瞰し、80年代にあるケタ違いのピークを迎え、そしてそれが作り手としても聴き手としても過大な消費となり、"w...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月17日

    1985年4月5日、USA for Africaのアーチスト名で一斉に世界のラジオ局で同時放送された音楽、映像は瞬く間に世界を駆け巡った。クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーという3名の黒人が中心に企画したジャズ的にボーカルがリレーするライヴの緊張感の中でオリジナルな魅...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月09日

    「A&Mスタジオのハーモニー盛者必衰のことわりをあらわす」とでもつぶやきたくなるような歴史的一大イベント、ウィ・アー・ザ・ワールドの物語。光あるところに影がある、アメリカンポッフスの栄光の翳りの始まりを予感させる題名の「呪い」に着目したのが著者の新しい視点だと思いました。まるで歴史家のように...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月01日

    同年代の著者の80年代洋楽に対する思い入れは共感しまくり。アメリカンポップスの定義が実に興味深かった。We are the world製作の秘話は臨場感たっぷりで一級のドキュメンタリーだと思う。

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    Posted by ブクログ 2015年09月03日

    80年代アメリカンポップの解説が面白い。
    ウィ・アー・ザ・ワールドの製作秘話は読んでいて興奮してくる。

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    Posted by ブクログ 2015年08月10日

    呪いとは祝いの逆のベクトル。呪縛と祝福は背中合わせかもしれない。80年代という時代に起きた奇跡的な作品に集まった煌びやかなスターたちの関係性とアメリカという国の白人と黒人の問題、音楽と映画(映像)に関して西寺郷太という稀有な文章も書けるミュージシャンが自らの想いと記憶、資料と熱意を持って記した一冊。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月29日

    前半のアメリカンポップスの歴史については、とてもよくまとまっていて秀逸。☆5つでもいいくらい。しかし、如何せん、タイトルにもなっている「呪い」の部分については、何だかなあ…という感じ。満足感とがっかり感が見事に同居してしまっている本だと思った。

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    Posted by ブクログ 2018年01月30日

    アメリカの音楽シーンを簡単にまとめてくれているのは面白い。このへん、ほんと疎いからね。

    でも「呪い」の部分がイマイチな感。
    そりゃあ、絶頂の人ばかりが集まるんだから、レコーディング後に絶頂じゃなくなるのは当たり前だと思う。「平均への回帰」みたいなもんで。

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    Posted by ブクログ 2015年12月02日

    後半の、本題の「We are the world」に関する章だけでいいんだけど、それだとページ数が少ないので前半をくっつけた、みたいな感じがぬぐえない。

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    Posted by ブクログ 2015年11月24日

     うむむ。こういうのを読むと、音楽を分析的に聞くことに対しての興味がわく。あと、80年代から90年代は音楽の黄金時代であったようにも思える。
     1985年に発表されたこの歌にまつわるエピソードがてんこ盛り……というよりは概要をさらっとになってしまっているので、なんとなく読み足りない感がある。かといっ...続きを読む

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