西寺郷太のレビュー一覧

  • プリンス論

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    新書になる程話題性がある?
    という風に読んだときには思った
    早世したのは実に残念だ

    プリンスは天才である
    プリンスを取り巻く環境
    多作で駆け抜けた年代
    名前を捨て記号になり
    再び復活してきた

    ここ数年はプリンスの曲を聞いていなかったがまた聞いてみようかな
    手軽にプリンスを知るためには良書かもしれない
    しかしこれだけでは彼の才能と与えた影響は分からないだろう

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    2016年05月19日
  • プリンス論

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    プリンスの長いキャリアからすればつい最近ファンになった、ということになる自分としては、プリンスの歴史が知れてとても良かった。
    プリンスファンによるプリンス本。

    全米No.1を獲ったWhen doves cry、KISSにはベースがないとか。

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    memo

    p88
    「ミディアム・テンポ」の楽曲は日本の一般層にはさほど受けない。「とても速い」か、「バラードとしてはっきりと遅いか」でなければ難しいのが現状だ。

    p214
    白人警官による黒人殺害、暴行事件(ファーガソン事件、エリック・ガーナー事件、フレディ・グレイ事件)によってプリンス、ディアンジェロが動いたエピソード。その年のグラミー賞

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    2016年02月13日
  • プリンス論

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    ネタバレ

    「ミュージシャンズミュージシャン、プリンス」の解説。初期MTVで黒人PVが放送されなかった件や、「We are the world」にプリンスが参加しなかった理由など、緻密な取材と圧倒的な愛でプリンスを語る。2015年グラミー賞授賞式でのプリンスのコメント「アルバムって覚えてる?」、そのコメントから、昨今の音楽ネット配信への危惧と制作サイドとしての覚悟を語る文章には鬼気迫るものあり。感涙。

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    2016年01月12日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    1985年4月5日、USA for Africaのアーチスト名で一斉に世界のラジオ局で同時放送された音楽、映像は瞬く間に世界を駆け巡った。クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーという3名の黒人が中心に企画したジャズ的にボーカルがリレーするライヴの緊張感の中でオリジナルな魅力を発揮する匠の技のせめぎ合いの結集した音楽。その感動的な合唱は今でも鮮烈に覚えている。そして、ブルース・スプリングスティーン、シンディー・ローパーなどのソロも強烈な印象を与えた。参加者たちがなぜあそこまで高揚し、感動して歌うことができたか、彼らといえども、目の前に憧れてきた歌手たちが多く集まり、自

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    2015年12月17日
  • 噂のメロディ・メイカー

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    ワムにゴーストライターがいたというある意味トンデモ話ではあるものの、真相に近付いていく過程は手に汗握るような展開だった。そして相変わらず自分と同世代の作者のポップスに対する言葉が悉く刺さる。

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    2015年11月21日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    「A&Mスタジオのハーモニー盛者必衰のことわりをあらわす」とでもつぶやきたくなるような歴史的一大イベント、ウィ・アー・ザ・ワールドの物語。光あるところに影がある、アメリカンポッフスの栄光の翳りの始まりを予感させる題名の「呪い」に着目したのが著者の新しい視点だと思いました。まるで歴史家のように丹念にビデオやインタビューからまばゆさばかりの中に陰を見出していく作業はまさにマニア!ディテールもそうですが白人、黒人、そしてブリテッシュ、3つの文化がグーチョキパーのように絡み合いながらポッフス(日本語の造語らしい)を作っていく大きな物語に眼を開かせられました。自分が無意識に洋楽にジャブジャブに浸

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    2015年11月09日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    同年代の著者の80年代洋楽に対する思い入れは共感しまくり。アメリカンポップスの定義が実に興味深かった。We are the world製作の秘話は臨場感たっぷりで一級のドキュメンタリーだと思う。

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    2015年11月01日
  • プリンス論

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    プリンスを語ることは、80年代〜現代の音楽シーンを網羅することになる。白人ミュージシャンが圧倒的多数だったMTVで黒人ミュージシャンとしてPVがパワープレイされ、マイケル・ジャクソンと共に時代に風穴を開けた偉大なるミュージシャン。

    ”ミュージシャンズミュージシャン”などと呼ばれることも多かったプリンス。毎年のように発表されるアルバム、楽曲のクオリティの高さとそれを凌駕する過剰かつ濃厚なビジュアルプロデュース。

    MTV全盛期、音楽はビジュアルでもってして「観る」のが主流になった時代、当時田舎の中学生だった私にはプリンスのPVは狂気の沙汰としか思えなかったが(笑)、大人になった今、改めて聴き直

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    2015年10月23日
  • プリンス論

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    やはり西寺郷太はただ者ではない。何より音楽とアーティストに対する愛を感じる。手元に全くプリンスの音楽がないので早く手に入れないと。パープルレインは昔持っていたのになあ。

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    2015年10月21日
  • プリンス論

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    貴重なプリンス通史としての資料的価値もさることながら、現役ミュージシャンである西寺さんがBPMや歌唱法の変化からプロダクトの意図を分析するくだりが白眉。

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    2015年09月20日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    80年代アメリカンポップの解説が面白い。
    ウィ・アー・ザ・ワールドの製作秘話は読んでいて興奮してくる。

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    2015年09月03日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    呪いとは祝いの逆のベクトル。呪縛と祝福は背中合わせかもしれない。80年代という時代に起きた奇跡的な作品に集まった煌びやかなスターたちの関係性とアメリカという国の白人と黒人の問題、音楽と映画(映像)に関して西寺郷太という稀有な文章も書けるミュージシャンが自らの想いと記憶、資料と熱意を持って記した一冊。

    この奇跡のあとに起きた呪い、80年代が終わってグランジ・オルタナティブという90年代の季節がやってくるのは当然だったのかもしれない。この場所にいなかった呪いから逃れたスターたちのその後も。

    そして9月にはそこに居なかったプリンスについての『プリンス論』が刊行される。
    情報が過多になり、検索すれ

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    2015年08月10日
  • 噂のメロディ・メイカー

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    一気に読みたくなる内容で、実際に一気に読んだ。面白かった。
    本の質感とサイズが革の手帳みたいで、郷太さんの取材ノートを見せてもらったような気にもなる。
    読みながらiTunesであの2曲を購入。ワムをリアルタイムで聴いていなかった事が残念。
    幻のあの曲も聴きたい。

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    2014年07月08日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    前半のアメリカンポップスの歴史については、とてもよくまとまっていて秀逸。☆5つでもいいくらい。しかし、如何せん、タイトルにもなっている「呪い」の部分については、何だかなあ…という感じ。満足感とがっかり感が見事に同居してしまっている本だと思った。

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    2019年07月29日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    ネタバレ

     ライオネルリッチー・スティービーワンダー・ビリージョエル・ホール&オーツ・ヒューイルイス・ブルーススプリングスティーン・シンディローパー、、、綺羅星のような80年代前半のヒットチャートをにぎわした彼らはなぜウィーアーザワールドの2年後に軒並み売れなくなったのか?
     奇跡の作品の制作過程で露出しすぎて神秘性が無くなったのと、夢のような共演を達成したことで虚脱感を音楽シーンにもたらしてしまったからではないか。
     こういう分析がされてるんだけど、単純に時代の移り変わりについていけなかったからではないかというのが私の感想。同じく80年代スターとしてジャネットジャクソンもホイットニーヒューストンもマド

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    2018年09月03日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    アメリカの音楽シーンを簡単にまとめてくれているのは面白い。このへん、ほんと疎いからね。

    でも「呪い」の部分がイマイチな感。
    そりゃあ、絶頂の人ばかりが集まるんだから、レコーディング後に絶頂じゃなくなるのは当たり前だと思う。「平均への回帰」みたいなもんで。

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    2018年01月30日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    ネタバレ

    チャリティ・ソングの金字塔「ウィ・アー・ザ・ワールド」が、アメリカン・ポップスの青春を終わらせた真犯人? 奇跡の楽曲が生まれた背景と、その後にもたらされた「呪い」の正体を検証する。

    タイトルが大げさ・・・?

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    2016年08月10日
  • プリンス論

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    プリンスの死を機会に手に取ってみた。著者の思い入れや推測を取り入れながら時系列で、各作品ごとに解説がなされていく。二次情報ゆえの、著者の思いの濃さは伝わってきた。しかしルポっぽい一次情報が皆無。だったら類書を読み、一次情報をつかんだ方が良いかなと思った。論としてもご都合主義的で破綻してる部分が所々あるし。まあでも概略をつかむには良いと思った。

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    2016年04月24日
  • プリンス論

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    割と軽い内容。

    だけど、いい感に共感できます。

    またいっぱい聴きたくなったーー(^-^)/

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    2016年04月17日
  • ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

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    後半の、本題の「We are the world」に関する章だけでいいんだけど、それだとページ数が少ないので前半をくっつけた、みたいな感じがぬぐえない。

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    2015年12月02日