定広美香のレビュー一覧
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ネタバレ『禁猟区』
攻め:佐助
受け:和泉
泉は戦争が激化する中、徴兵に出る前に故郷に戻る。そこで鹿と間違われて使用人に足を撃たれたことで兵役は免除になったものの足は思うように動かず。自分を撃った使用人・佐助から子供のころから慕われていたものの今では立派な青年になり彼に惹かれて行っている自分を認めることが出来ない。そんな時航空隊に志願した佐助がはなむけに抱かせてほしいと言ってきて、、、。
作者初の時代物らしい。
終戦前後の話。
時代背景が背景なので、全体的にトーンが暗い。この二人、この後幸せになるのか?とちょっと考えてしまった。
『ペパミントキャンディ』
攻め:クロサキ
受け:登希
頭を -
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ネタバレ院内感染の続編
『主治医』
攻め:沢村伊織
受け:八木朋也
植物状態だったとき、夢の中で男に抱かれる自分、目覚めたらそこにはその男・沢村が。しかし、覚えていることは内科医だったこととその沢村と同僚だったこと。
沢村は主治医として朋也を支えるが、、、。
続き、どうなったのだろうと思っていたので、読めて良かった。家庭があったわけだからそこをクリアにしないとね。ホッとした。
沢村が病院を患者を同行しての転勤先で出現したDr.ギリアムが当て馬になるのかと思いきや、良い人ポジションであっさり終わってしまってちょっと残念。かっこいいので、彼で1作描いてくれないかな。
『胸に棘刺す事ばかり』 -
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ネタバレ初読み作家さん。
『院内感染』
攻め:沢村伊織
受け:八木朋也
内科医の朋也は結婚している身でありながら、外科医の沢村と身体の関係を持っている。しかも、その場所は植物状態となって意識が戻らない患者の個室を使っていて。
朋也は最初は身体だけの関係だと思っていたがどんどん惹かれていき沢村が愛を示してくれたらいつでも家庭を捨てる気だったのに、沢村にはその気はなく縁談まで出てきていて、、、。
二人の話?と思いきや、朋也がいきなり事故で運び込まれてしまいアルコールを摂取していてブレーキ痕も無かったことから自殺を図ったのでは?と推測されそのまま植物状態に。
しかも、その時に、いままで意識の無かった -
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ネタバレ収録作品は、下記の4作品(うち2つは前後編もの)です。
●禁猟区の森 前編
●禁猟区の森 後編
●ペパーミントキャンディ
●ホーム・スイート・ホーム
●ふるさとの君に 前編
●ふるさとの君に 後編
「禁猟区~」は、時代物といっても
昭和の前半のお話で、前半の舞台は田舎・・・
「鹿が裏山に棲んでるようなところってどこかなぁ~」と
思いながら、読みました。
「ふるさと~」は別な本(『オーガニック・サンズ』のその後)と
いうことなので、その後から読むことになってしまった(^^;;
タイトルとかで、あまり考えずに買うと
そういうハメになる・・・という見本です(-_-;;
でも、一番好きだなぁ -
Posted by ブクログ
根っからのJUNE世代なのだが、栗本薫御大の書く小説がどうしても好きになれなかった…『魔境遊撃隊』は大好きだったんだけど、JUNE系ものがどうしても「大好き」と言えない自分がいた。これを読んで、今になって何故か解った気がする。女史の書くいわゆる「魔性の少年(青年)」は「女」なんだよな…精神的に。そしてビジュアルは「お姫様」なんだよな…。雄に支配されたがっている、と言う面で、どう取り繕って理屈を述べられても、私には「女」にしか見えない、だからのめり込めなかった、と今更実感した。自己陶酔に浸っているようにも思えて、それが「耽美」でると言う事でもあるんだろうけど、JUNEを読みつつ耽美に違和感を感じ