土居健郎のレビュー一覧

  • 「甘え」と日本人
     「甘え」と聞くと確かに悪いイメージの方が先に来るが、良い意味での「甘え」がもっと許容される社会であってほしい。読書経験によって自分の感情と言葉とのズレが少なくなった、との記述には大いに同意できる。「ムカつく」にも色々な種類があるが、それを言葉で表現して他者に伝えられないなんて想像するだけでストレス...続きを読む
  • 日本の最終講義
    巨匠と呼ばれる社会学、医学を中心とした教授陣の最終講義を集めたオムニバス。
    芦原義信が目当てで、読めて良かったです。図と地を始めとするゲシュタルト心理学、銀座の看板の話。とても興味深い。
  • 「甘え」と日本人
    『「甘え」の構造』(弘文堂)で知られる精神科医の土居健郎と、身体論や教育論の分野で活躍している齋藤孝の共著です。

    齋藤は、土居の論じた「甘え」を、ノンバーバルで身体を通じたコミュニケーションの「技」としてとらえなおすことで、その新しい可能性を切り開こうとしています。土居の本も齋藤の本も、これまで何...続きを読む
  • 「甘え」と日本人
    一番印象に残ったのは、「読み聞かせは子どもにとっていい甘え方であり、気持ちのよいもの」ということ。
    読み聞かせに限らず、誰かのために音読することの意味を知り、この本をきっかけに、音読を活用するようになりました。