相川司のレビュー一覧

  • 土方歳三 新選組を組織した男

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    新選組について再勉強できました。近藤と土方の関係、隊士との関係性、隊内での様々な動きなどわかりやすかったです。土方の存在無くして新選組はありえませんでした。

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    2017年12月28日
  • 沖田総司 新選組孤高の剣士

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    まず史料としての価値が高いことはいうまでもありません。
    沖田総司と言えば、どうしても史実の彼よりも、後年の作家が作り上げたイメージが強い。
    そんな中で丹念に一つ、一つ、史料を拾い上げて読みあげているのは相川氏ならですね。

    彼の出自、試衛館時代、新選組でまさに近藤の懐刀として活躍した時代。そうして、労咳となり、一番必要とされた時に病に倒れてしまった沖田総司という人物を通して、刀から鉄砲へ、戦から戦争へという日本時代の流れを感じさせます。

    きちんと史料も当たられており、本当に良書です。(流石に昨年の9月に西本願寺で発見された新史料のことまで当たっているのは、さすがというか、驚きました。ファンと

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    2015年08月01日
  • 戦国・北条一族

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    現時点で小田原北条氏について正確な史実を知るのであればこの1冊です。
    関東エリアの歴史もかなり複雑ですよ。

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    2011年07月09日
  • 大坂の陣

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    豊家を滅ぼした大悪人として語られるイメージが強い家康公ですが、史実を並べてみると、そうでもなかったということがわかる。いや、そうではないという見方もできる。ということがわかる。
    物事は逆の視点からも見なければ真実を探求するきっかけすらつかめないのだ。
    家康嫌いの人も、このようなものを読むと評価が変わるのではなかろうか。

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    2011年03月13日
  • 真田信繁 戦国乱世の終焉

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    真田信繁(幸村)の戦いにつて冷静な筆致とともに、どこまでが真実でどこからが作り話か、著者なりに明快にしながら進んでいく。家康がどこまでも豊臣家を守ろうとした、というあたり、賛否が強い様子。内容は面白く読んだ。真田信繁の一生を概観するにはとても良い本と思う。

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    2017年06月07日
  • 知られざる名将 真田信之

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    真田丸では信之はやや情けない描かれ方をしていたが、この人なくして真田家は幕末まで残らなかったのであり、超名君である。暮らすなら信之殿の下がいい。

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    2017年05月22日
  • 知られざる名将 真田信之

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    父・昌幸にも負けない真田信之のすごさを知って欲しいですね。信之がいたからこその信繁であるということを多くの人に知って頂きたいです。

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    2016年02月12日
  • 斎藤一 新選組最強の剣客

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    浪士組と呼ばれたころからの隊士であり、永倉新八と共に大大正時代まで生き延びた人物である斎藤。たくさんの記録を残した永倉とは違い、ほとんど記録を残さなかった彼の軌跡を追うものですね。
    いわゆる試衛館の食客だけが生き延びたのだなと考えると感慨深いものがあります。
    年表、史料もきちんと明記されており、参考文献としては良いものだと思います。

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    2015年08月29日
  • 土方歳三 新選組を組織した男

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    新選組「鬼の副長」土方歳三。多摩に生まれ箱館に散った三十五年の生涯を、彼が組織した新選組の変遷と対応させながら詳細に語る。
    函館旅行のための購入第3弾。個人的に一人の人間に光を当てた書き方は分かりやすく思いましたし、現代とは違う社会のシステムや新選組の戦時と平時の体制の違いなど初心者向きの一冊でした。土方さん、外見だけじゃなく中身(考え方)がすごくカッコよくてしびれた。逃げ出す味方を斬ったり怖い面もあったのでしょうが、一貫して「幕府侍」としての誇りを持っていたんでしょうね。組織を率いるカリスマ性も持ち合わせていた彼は、決して現実が見えていないわけじゃなかった。負けは見えていても自分の信ずるとこ

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    2014年12月28日
  • 土方歳三 新選組を組織した男

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    ノンフィクションは苦手なのですが、
    興味がある分野については、楽しく読めるんだと実感した本です(笑)

    GWにドライブがてら函館五稜郭、江差方面まで行ってきました。
    江差には大好きな開陽丸があり、しばし箱館戦争に思いを馳せます。
    (ちなみに開陽丸は復元ですが、海底から引き揚げられた
    砲弾やサーベル、食器等が展示されていて大興奮!)

    話が逸れましたが、
    この本は簡単に言うと新選組の副長・土方歳三の伝記です。
    小説のような派手さ、華々しさはないものの、
    とても読み易い文章で書かれていて、すごく面白い。

    彼は薬売り→新選組副長→陸軍奉行並まで上り詰めたのだから、
    今更ながら、すごい大出世だなぁと

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    2013年05月12日
  • 井伊一族 直虎・直政・直弼

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    系図に沿っての説明なのでわかりやすい。
    各時代の役職の解説もあり、今までごっちゃになっていた知識が整理された。
    名前も同じような名前が多く、読めない漢字も多い中、ちゃんとフリガナを振ってあったり、何代なのか書いてあるのでそこもわかりやすかった。

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    2017年07月23日
  • 土方歳三 新選組を組織した男

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    とある切っ掛けで、土方歳三の事に興味が出て読んだ一冊。

    全体の内容として、初心者向けと言うよりは、ちょっと理解できる方向けな印象。一つを理解するにも少し時間が掛かったりと、読み応えはありますが、途中で挫折するような感じも受けます。新選組やそのメンバーの生き様を知りたいと言う人には読んでみて損はないかもしれません。

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    2016年03月10日
  • 土方歳三 新選組を組織した男

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    ネタバレ

    土方歳三の誕生から最期までを綴った本書。
    小説ではなく、資料から考証したノンフィクションものという感じ。
    なので新選組のことを詳しく知りたい方にはおすすめしたいけど、今まで定説となっていた史実を全く知らない方にはおすすめしづらい。
    今まで定説となっていたものを覆すような考えもあって面白かったけど、そういう点である程度既にいろいろと先に知っておいたほうが比べられて面白いかと。

    ただ個人的には御陵衛士については裏を読み過ぎな気もしました…。もしそうなら、後年証言するときに『新選組にいわれてスパイとして働いていたのに裏切られて伊藤が惨殺された。我らは利用されるだけされて捨てられた』などと証言したほ

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    2015年09月27日
  • 斎藤一 新選組最強の剣客

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    特別厚いわけではない文庫本なのですが、なかなかに内容がみっしり詰まっていました。
    自身で過去を語らなかったため、永倉新八など生き残った他隊士に比べ謎の多い(むしろ謎だらけ)の斎藤ですが、複数の証言や史実を重ね合わせることで見えてくるものもあります。それでもミステリアスなのが斎藤一の魅力でもありますが。

    文字ばかりで書かれているので、その生涯について通り一遍の知識がないといきなり読むのはつらいです。ムック本では足りない、もっと知りたいという人向け。

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    2015年06月04日
  • 大坂の陣

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    関ヶ原から大阪の陣までの豊臣&徳川の動きを丁寧に追う事で、豊臣氏滅亡の原因を「通説」とは違う点に求めた一作。 xいわゆる「通説」がいかに物語然と整えられているか、史実に見られる各勢力の動きがいかに迷いや葛藤を含んだものであったかがよく伝わってきます。豊臣方の自滅の色が濃い事(特に自分たちのために雇った牢人集が己の首を絞めた)も、種々の文献からはっきりとして行きます。 xただ、あまりにも「家康は義人である」という著者の前提に寄りすぎており、「~だと思う」「~であろう」という記述が目立ち、それ故「家康は腹黒タヌキ」派としては説得力を欠く場面が非常に多い。もう少し家康に対する評価は白紙に

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    2014年12月20日
  • 戦国武将事典 乱世を生きた830人

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    人物事典としては正直微妙な出来。一人一人のスペースが小さく、記事が物足りないない人物が目立ちます。また、肖像画等の絵も無くぱらぱら眺めてる楽しさは少なく感じました。
    ただ、辞典として使うなら及第点。テレビや本、ゲーム等で気になった人物をさっと調べるのには悪くありません。

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    2012年07月02日