ウィーダのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
JCOM:BSというチャンネルでたまたまアニメの最終話だけを見て、話を知りたく読みました。
私はアラフォーの大人ですが、こちらの本はイラストがたくさん載っていて大変見やすく、分かりやすかったです。
アニメ版と違うところも少しありますが、本筋のストーリーは同じで、ラストは本でもアニメでも泣きました。
※ちなみに本書ではネロはネルロ、パトラッシュはパトラッシェと名前が少し変わっていますΣ(⊙ω⊙)
パトラッシェの心情(アニメでは分からない部分)や、貧しくもネルロの絵を描く事に対する情熱、希望にすごく心を動かされました!
子供には分かりやすくて読みやすく、アニメを見たことある大人はサラッとストーリーを思い出したい時に読むのに適した本だと思いました(*ˊ˘ˋ*) -
ネタバレ 購入済み
涙・涙・涙
子供の頃、読んだ時に、涙が止まらなかった。貧しいというだけで、こんなに、清らかな、優しい心を持った少年が、命を落とさなければ、ならなかったのか……それも、幸せに後一歩という所で。大人になってから読んでも、やはり、涙・涙・涙。
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Posted by ブクログ
タイトルは知っている、結末も知っている。でも読んだことはない。そんな作品の代表ではないでしょうか。どうしてもミルク色の夜明け〜となってしまうのですが、原作のネロは少し年齢が上でした。そのため芸術に純粋にまっしぐらで、その身を捧げた若者という印象が残りました。それはいっしょに収録されている「ニュンベルクのストーブ」にも言えることで、芸術作品ともいえるストーブに恋い焦がれた若者の一途な想いが描かれています。しかし前者では全てがうまくいかず「もう、おそすぎるよ。」の言葉が示す通りの結果となり、後者はその想いが成就する。同じ作者から産み出された作品で正反対の結果となる物語が併録されている面白さがありました。
しかしこの短い物語を一年がかりのアニメ作品に昇華したのはすごいですね。もちろん原作の簡潔さもよかったのですが。 -
Posted by ブクログ
ぼろぼろの状態のパトラッシュを助けてくれた少年・ネロ。おじいさんとの暮らしはとても貧しかったけれど、ネロとパトラッシュ、二人はいつも一緒で幸せだった。けれど、きびしい現実が二人を悲しい結末に追い込んでいく。二人きりになってしまったネロとパトラッシュ、クリスマスの夜に行き着いた場所は……そしてそこで見たものは。日本で愛される名作が新訳で登場です。
フランダースの犬って有名だけどちゃんと読んだことないしきちんとしたストーリーも知らないなあ、名作劇場の最終回ばっかりが先行しちゃってどういう話なんだろー。つばさ文庫の新刊で出ることを知ってよしいい機会だし読もう、と思って読んでみたら……すごく……つらい話でした。。。名作劇場のあのランランラーン♪ランランラーン♪ってオープニングの感じとは全然違うじゃないですかー!
冒頭の、ひどい扱いを受けるパトラッシュの虐待シーンもつらいしネロに優しくしたくても見栄があって出来ないっていうコゼツの旦那の心境も人間の業の深さが出ててうわあ…となるしその後の展開も人間の酷さにネロが当てられていくさまが読んでいてめちょつらいって言う… シンプルな筆致、淡々とした描写なのが逆にえぐさを引き立たせていくのでなんか何も言えなくなってました… そしてネロが意外にも野心家と言うか、いつか絶対有名になってこんな状況から抜け出してやる!人からひどい扱いをうけないでやる!みたいに燃えてるところがあるのも結構イメージと違いましたね。そんなにも芸術に燃えていましたか……
あー……これは日本では名作劇場のイメージばっかり先行してる所為なんだろうなあ… でも日本人はこういう話好きそうですよね。ていうか絶対好きだよね。
作者が女性なのも全然知らなかったです。日本で言うと島田清次郎のような人だな…最初は売れていたけど段々売れなくなって現実の厳しさを書くようになっていったらしく、「愛が報われず、信念が実を結ぶことはない」って一文が深々と胸に刺さってしまっている私ですよ…それと犬好きだったんですね。
ところであとがきの訳者さんの文、思い切り間違いがあったので指摘しておくと…ジェハンじいさんが足を怪我したのは第一次世界大戦で、と書いてありますがフランダースの犬の出版は1872年、第一次世界大戦は1904年の出来事。全く違うじゃないですか。世界史疎い私でも気付きましたよ…どこに苦情言えばいいんだこれ。 -
Posted by ブクログ
あの有名なテレビアニメを見たことのない男の感想です。
読んでみると原作は短く、感傷的でないとは言いませんが、冗長も停滞もなく物語が進行するためあっさりとした印象でした。幸福な時期をもっと書き込んでくれた方が、この悲劇の不条理さに対する拒否感が高まって、もっと泣かされたことと思います。悲劇も不条理でしたが、逆境に負けないネロ少年の純真さも不条理でした。ありえないと思ったわけではなく、こういう不条理な純真さがありえるということも人間だよなと思いました。美しいですよね。
僕はやはり結末には泣いてしまいましたが、うちの子供たちは展開の急さに少し置いていかれたようで、え、もう死んじゃったの、という驚きが強かったようです。
『ニュルンベルクのストーブ』
心底愛するストーブを父親に売られてしまった少年の冒険のお話しです。
これはいかにも、フランダースの犬だけでは薄くて一冊にならないのでおまけに付けたみたいと思ったので、全然期待しなかったし、読み始めるのを躊躇さえしました。しかし読んでみると面白かったです。フランダースの犬よりも主観的な描写が豊かで、主人公への感情移入もしやすいようでした。さてこの物語の粗筋はというと、心底愛するストーブを父親に売られてしまった少年の冒険のお話です。と書くと突拍子なさすぎて、読んでいない人には意味不明なことでしょう。僕たちにも読み進めるまでわかりませんでしたし、序盤は彼の一見異常に聞こえる愛情がおっかしくて、ひとつの楽しみですらありました。しかしその理由が詳しく繰り返し描かれているので、ある程度感情移入できるようになりました。(もっとも子供たちは読後にも「なんでそこまでしちゃったかな?」みたいな疑問を捨てきれていませんでしたが)。すごく良かったかと聞かれたらうーんそれほどでもと答えますが、なかなか楽しめるお話でした。フランダースの犬も含めても、全体にそういう感想です。