まきりえこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「2020年春。新型コロナウイルスのまん延により、私たちの生活は大きく変わった。
それは生活だけでなく、強固だった人間関係にも影響を及ぼした」
東京で妻と暮らす息子・ナオキ、地方で父と暮らす母親・ケイコ。
どこにでもある仲の良い親子だったふたり。
コロナ禍の度重なる社会不安により会えない日々が続くが、お互いを想い合って過ごしていた。
しかし、ある時期から母親が怪しい動画を送りつけてくるようになり―――。
陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。
「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」
そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」 -
購入済み
読みやすかったです(^-^)
私も作者さんのように3〜4年前から不調が続き…病院で検査するも、決定的な病名もなく、さまよっている最中だったので、興味深く共感しながら読みました。
インターネットで調べた事をドクターに相談した時の対応や作者さんの気持ちがすごく良くわかります。最後の終わりかたも好きでした!
絵がキレイで笑いもありの闘病記です。 -
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Posted by ブクログ
この不調は、更年期なのか、そうじゃないのか……これはホントに悩む。
だって、更年期の症状を調べると、あらゆるものが含まれるんだもの。
著者は病院に積極的に行って、なんとか原因を突き止め、解決しようとするのだけど、まぁどこもはっきりしない答えしかくれず、いつしか心が折れかける様子が他人事とは思えない。
体の不調が長く続くと、結局メンタルもやられていくんですよね……。
で、最終的には著者の不調は、れっきとした(?)病気だったと。しかもわりと初期に行った病院で「そんなわけない!」と医師に否定された病気……。この本ではあまり恨みつらみっぽく書いてないんだけど、私だったら「ヤブ医者め〜!」と叫んでしまい -
Posted by ブクログ
ネタバレセミフィクション。
多少脚色が加わっているのだとしても、このような出来事が実際にあっただなんて…とても驚いた。
時はコロナ禍、ステイホームが続くにつれ温厚で責任感の強い心配性な母から、怪しげな動画が送られてくるようになる。
その内容は、いわゆる陰謀論。
「〇〇の国がコロナを広めた」「 コロナは意図的にばらまかれている」だとか激しい口調で根も葉もないようなことを断定的に論じている人たち。
この陰謀論を本気で信じているのか、母は次第に豹変していく。
そこにかつての優しい母の姿はもうなかった。
未知のウイルスの蔓延、長い自粛生活がここまで人を変えてしまうのかと改めてコロナの恐ろしさを感じた。
本 -
Posted by ブクログ
この漫画はぺんたんさんのケーススタディなので、ぺんたんさんのお母さん以上のことはわかりません。(専門家が監修したりして、別の事例が紹介されたり、認知バイアスとかの解説が付けばもっと良かったかも!)
陰謀論は新興宗教と同じだなぁというのが率直な感想。一旦信じ込むと、確証バイアスやバックファイヤー効果が働いて、ますます信じ込むようになると思います。その過程が何となく見える。
陰謀論を信じてる人への対応として、ぺんたんさんのお父さんの対応が正解なんじゃないかなと思いました。
とはいえ、幸いなことに私の周りには誰もいないので、安全なところから言える意見に過ぎないかもしれません。
ハンナ・アーレントも古 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学生ダンスィのトリセツの園児版。絶賛、ダンスィに向けて成長中の年中男子を抱える我が家にとっては必読の書であります!
息子くんの行動にイチイチ笑わせてもらいつつ、「そして彼も今ではちゃんと中学生になってるんだ」という安心感もいただきました。
ところどころに入っている、男子母向けの解説コラムも参考になりました。そう、父(ダンナ)もダンスィなのですよね…。
再来年からの小学校は甚だ不安でいっぱいですが、ヤツは親の想いとはまったく別なところでしっかり進化していたりもするのです。たぶん。
さて、これを励みにまた明日から日々の戦いに挑みます! -
Posted by ブクログ
わが息子育ての参考書『小学生ダンスィのとりせつ』のまきりえこさん。ブログも拝見していてクロとらさん(ダンナ様(がなにやら重いご病気というのは知っていたのですが、まさか骨肉腫とは。
病気の発覚から告知、セカンドオピニオン、治療、あわせてその時抱えられていたというダンナ様のご親族との相続問題。こういう内容をまとめた本や、もっと詳しく解説されている本もきっとたくさんあると思うのですが、今(私34歳、ダンナ36歳)とりあえず万が一の事態がくるとどうなるのかを想定すべく、読むには適した一冊だったなと思います。慣れていて、かつ好きな絵・トーンで、基本的な情報を読めたのは価値があったと。
情報として興味深か