上遠恵子のレビュー一覧

  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    表紙、写真、言葉が美しい本。
    4人の方のエッセイがいずれも興味深くお得な本です。
    「センス・オブ・ワンダー

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    2025年05月25日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    詩集を読む気分だった。さらりと読みやすく、できれば子どもの頃に出会っていたかった。そうしたら、大人になって失うものを少し減らせたのだろうか、などと思ってしまった。
    本編よりもグッと心に刺さったのが、たっぷりの解説。特に角野栄子さんの文章が、魔女の宅急便を書ける人なのだなと思わせる、センスオブワンダーに満ちていた。
    私も、センスオブワンダーを意識して育める部分は育みたい。

    ・大人になることは獲得のプロセスではなく、むしろ喪失の物語。色気づくことへの行動が優先され、身体や知覚のリソースはそちらへ振り向けられる。その分、センスオブワンダーは曇りがちになる。
    ・個体の死は最大の利他的行為である。

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    2025年05月12日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    幼い頃、島で生活していた時のことを思い出した。
    私の生活は、センスオブワンダーにあふれていた。
    島なので、海もそこにあり、木々もそこにあった。
    海には貝やカニや魚、溝にはザリガニ、木々には虫や鳥。虫かごとアミを持ってお宮へ行き、家から水着のまま浮き輪を持って海へ行き、全部が当たり前だと思っていた。
    とても贅沢な幼少期の経験だったのだと気づく。そして、大好きな祖母を思い出した。

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    2025年05月23日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    こちらの本は副読本で、登山で持って行くとき、より軽量化のため薄くて軽い本を選ぶにはこの本がベストと思い、移動のバスや電車、テント内で読みました。
    山の中で読むには最適な内容で、美しくそして儚い自然を感じることができます。

    地球上にいるさまざまな動植物や環境、自然、そして幼いロジャーに語りかけている言葉は、世界の未来に向けて語りかけているように感じます。他の小説と違って短いエッセイですが、たくさんの要素が含まれていました。

    60年前の原作以外に、コロナ後の4人の特別寄稿付きになります。
    手塚治虫の火の鳥と同じように、世界中が目指している政治や経済、科学の進歩や発展に提唱しているように思いまし

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    2025年05月01日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    新たな装いとなって文庫本で読める世界的ベストセラー。豪華な解説エッセイ付き。
    写真もたっぷりで、詩情豊かな文章で綴られるレイチェルカーソンの言葉が深くしみこんでくるような気がした。
    「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」。
    うっとりするような桜吹雪、夏休みの朝のまぶしさ、秋の訪れを教えてくれる金木犀の香り、雪が積もってしんと静まり返った帰り道。記憶にのこっているたくさんの原風景を思い出しながら読んだ。ああ、センスオブワンダーに響いた風景はこうやって残り続けるんだ。
    出産してからというもの、我が子のまえに新しく広がっていくそうした自然の豊かさに改めてハッとさせられ、目をみは

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    2025年10月02日
  • レイチェル・カーソン いまに生きる言葉

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    レイチェル・カーソンについては沈黙の春の著者であることしか知らない状態で読んだ。
    生物学を学ぶか作家を目指すか悩んでいた頃は、科学を分かりやすく言葉で伝えることがこれほど求められていたとは知る由もなかっただろう。
    死ぬことも自然なこと、という言葉が美しかった。

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    2020年11月22日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    Audibleにて。
     五感、感覚で受けとめるという視点がいかにも西洋っぽくもある。そのものの中に入っていくということはやはり言わない。
    良くも悪くも、人間という主体を前面に出した記載だ。
    『禅と精神分析』との対比より。

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    2025年08月26日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    繊細な写真に惹かれて購入。自然一つ一つを愛でて新たな発見をし、思いを馳せる内容にあまり心が動かない自分を認識してしまい、少し落ち込んだ。
    以前の自分ならその情景を想像して自分を遊ばせる事ができたろうに。
    本書の半分は様々な分野の著名人が書いた解説になっている。それを読む内に、想像力が秘めた可能性を思い出してきた。
    いつしか自分はどうにか日々をやり過ごす事だけを考えるようになり、あれほど大切にしていた想像力を悪い方向にばかり働かせて自分を追い詰めていた気がする。
    繰り返し読んで自分を自由にする為の想像力を取り戻したい。
    おまもりの様な本という意味がわかった。

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    2025年08月24日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    昔からずっと気にはなっていたが、手に取ったことはなかったこちら。
    先日の本屋さん巡りで出会えたので購入した。

    私にとってセンス・オブ・ワンダーの記憶って、子供の頃のことだと正直あまりない。

    思い返してみると、自分のこと、自分の周りの、小さな範囲の小さな社会のことで手いっぱいで、それより外にある自然の偉大さや不思議さにまで目が届いていなかったような気がする。
    それはわりと大人になるまでそうで、この本を読みながらなんだかもったいなかったなぁ…と、素直に思う。

    大人になってから明確にセンス・オブ・ワンダーを感じた、妙に忘れられない出来事がある。

    テレビか何かでシロナガス鯨の大きさを紹介してい

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    2025年07月11日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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     「センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目を見はる感性」

    いつか自分に子供ができたら、もう一度読み返したい

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    2025年06月26日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    センスオブワンダー、大人になると無くなる感覚。
    子供にとって知ることより気づくことが大事だなと改めて思った。この本を読んでから、子供が道を歩いているて何かに気づいたときに一緒に共有するよう心がけるようになった。良かれと思って、ついつい子供に知ることを促してしまうが、自分で気づき調べることの方が、遥かに重要である事を再認識した。

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    2025年06月03日
  • ヤマケイ文庫 潮風の下で

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    沈黙の春の作者が海の生物にスポットを当てて生態系のことを書いた本。
    数十年前からこのような事態になっているのになぜ今も問題になっているのか不思議です。

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    2023年01月19日