キャロル・ネルソン・ダグラスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
猫コージーの大人気シリーズ1作目。
黒猫ルーイが探偵役です。
ラスヴェガスの裏社会に通じ、いくつもの事件を解決してきた大物・ルーイ。
と自ら、とうとうと語るのは、8キロもある大柄な黒猫。
自由に出入りして悠々と暮らしていたのだが、飼い主夫婦に赤ちゃんが生まれてうっとうしくなり、長い散歩に出て、ヒロインに出会う。
広報の仕事をしているテンプル・バーは小柄な美人。
魔術師の恋人マックスを追いかけてラスヴェガスに来たのに、肝心の彼はどこかへ去ってしまった‥
今のテンプルは、ブックフェアの仕事に夢中。
エキセントリックな作家たちや、何かと張り合う関係者をなだめつつ、身長を補うようなハイヒールを履い -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読む前はペネロピーはコンパニオン(付き人)みたいな感じになるのかな?と思いきや、意外と言いたいことはお互い言える友人になったのですね。
アイリーンの方が言わないことが多いにしても。
本家の「ボヘミアの醜聞」は事前に読んでたほうが良かったかも。
読んだかもしれないけど、ホームズシリーズはかなり昔に読んだからなぁ。
一応読んでなくても平気な感じの上巻です。
連作短編…と言うのか、たまにホームズが出てきたり、アイリーンは居なくてペネロピーとその雇い主との謎解きの回になったりして飽きさせません。
ティファニー氏やオスカー・ワイルド、ドヴォルザークが出てきたりして、あぁそんな風に時代がかぶってるんだなぁ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ホームズのパスティーシュの一種というか。
スピンオフ。
アイリーン・アドラーは生きている?
ホームズが尊敬するただ一人の女性。
アイリーンの実像は?
ある女性が、若い頃のアイリーンに出会って、行動を共にするという話。
ホームズとワトソンの会話のシーンと交互に展開。
ペネロペ(ネル)・ハクスリーは牧師の娘。
父亡き後生活に困り、ロンドンをさまよっている所をアイリーンに助けられる。
アイリーンは売り出し中のオペラ歌手。
大胆な性格で、収入を補うために、探偵のような仕事も引き受けていた。
ティファニー社の社長の依頼で、行方不明の宝石を追うことになる。
真面目なネルは時に戸惑いながらも、互いに助 -
-
-
Posted by ブクログ
このシリーズ、アイリーンと友人になり生活を共にするようになったネルが主人公なんだけど今回はネルの昔の知人の事件に巻き込まれ、その知人はアフガニスタンでワトソンとも知り合いで…という話。アイリーンとホームズとの関係性をアイリーンよりのネルから描く描写がホームズに対して辛辣でよい。今回ホームズ要素は少ないけれどホームズという人間の存在がアイリーンにおいて相当大きいのがわかるシーンもあるし、ホームズもワトソンも出てくるのが良い。物語としては山場がモリモリしてるわけでもトリックが目新しいわけでもないのでアイリーンと旦那のゴドフリーとネルとの掛け合いとネルと知人の恋についてをずっと読まされている感じ。こ
-
Posted by ブクログ
とりあえず上巻。
この時代の、しかもイギリス人って設定上仕方ないんだろうけど、語り手がグダグダ言い訳ばかり言って事件から、当事者から距離を取ろうという事なかれ主義なので話が進まずちょっとゲンナリ。後、語り手が随分と自意識過剰。皆アイリーン観てるから、誰も君の音出しするだけのピアノなんて見てないって(笑)
というわけでそこかしこに言及される差別意識も、当時のイギリス女性として当然の価値、という事で作者が意図的に表現しているんだろうけど。ちょっとネロ?ネルさんが鼻に着く感じ。アイリーンと夫は彼女を私たちの特別な友達、とか言うけどホンマかいな?と疑ってしまうなぁ。 -
-
-
-
Posted by ブクログ
黒猫ルーイシリーズ第1弾。
第1弾ということと、ブックフェアという会場だからか、無駄に登場人物が多い気がする。なのに、わりと登場する脇の人物の名前が登場人物表になかったり(-_-;) 判りづらかった・・・・。
うちにも、最盛期に8kg越えてた黒がちなタキシード猫がいるので、ルーイがこれくらいかなーと思いながら読んだのは楽しかった。
エレクトラやマットとか、脇に魅力的な人物がいるのだけど、主人公テンプルがあまり魅力を感じないのが残念。小柄がコンプレックスだけど美人って設定必要かなぁ? モリーナ警部補が小柄で、テンプルが大柄の方が面白くないかなぁ。 -