キャロル・ネルソン・ダグラスのレビュー一覧

  • 黒猫ルーイ、名探偵になる

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    猫コージーの大人気シリーズ1作目。
    黒猫ルーイが探偵役です。

    ラスヴェガスの裏社会に通じ、いくつもの事件を解決してきた大物・ルーイ。
    と自ら、とうとうと語るのは、8キロもある大柄な黒猫。
    自由に出入りして悠々と暮らしていたのだが、飼い主夫婦に赤ちゃんが生まれてうっとうしくなり、長い散歩に出て、ヒロインに出会う。

    広報の仕事をしているテンプル・バーは小柄な美人。
    魔術師の恋人マックスを追いかけてラスヴェガスに来たのに、肝心の彼はどこかへ去ってしまった‥
    今のテンプルは、ブックフェアの仕事に夢中。
    エキセントリックな作家たちや、何かと張り合う関係者をなだめつつ、身長を補うようなハイヒールを履い

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    2014年06月21日
  • おめざめですか、アイリーン

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    ネタバレ

    帰ってきたアイリーン・アドラー!
    やっぱりこの雰囲気好きだなぁ。
    服飾や時代背景が好みすぎて辛い。
    細かに説明してくれるのが嬉しい。
    続編が邦訳されるのが楽しみです。創元さんがんばって!

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    2014年01月17日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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    ネタバレ

    読む前はペネロピーはコンパニオン(付き人)みたいな感じになるのかな?と思いきや、意外と言いたいことはお互い言える友人になったのですね。
    アイリーンの方が言わないことが多いにしても。
    本家の「ボヘミアの醜聞」は事前に読んでたほうが良かったかも。
    読んだかもしれないけど、ホームズシリーズはかなり昔に読んだからなぁ。
    一応読んでなくても平気な感じの上巻です。
    連作短編…と言うのか、たまにホームズが出てきたり、アイリーンは居なくてペネロピーとその雇い主との謎解きの回になったりして飽きさせません。
    ティファニー氏やオスカー・ワイルド、ドヴォルザークが出てきたりして、あぁそんな風に時代がかぶってるんだなぁ

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    2013年07月24日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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    アイリーンは美貌で才知溢れるオペラ歌手。
    牧師の娘だったペネロペ(ネル)・ハクスリーはロンドンでアイリーンに助けられ、一緒に生活していた。

    ボヘミアに行ったアイリーンからすぐ来てくれという手紙が来て、ネルもボヘミアに渡る。
    国民劇場のプリマドンナとして活躍していたアイリーン。
    王子に求愛されていたが、結婚でなければ応じないつもり。
    小さな国だが、王位継承者との結婚は難しかった。
    愛人になるよう求められて国を脱出し…

    ボヘミア王の追っ手を逃れ、さらに行方不明の宝石の謎も解こうとするが…?

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    2012年01月28日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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    大変楽しく読みました。アイリーンかっくいい。
    訳者あとがきから推察するに、シリーズがどんどん翻訳・刊行されそうな予感。というか希望。
    黒猫探偵シリーズも面白そう!

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    2012年01月22日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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    ホームズを出し抜いた唯一の女性、アイリーン・アドラーが主人公です。
    とても楽しいです。下巻読もうっと。

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    2012年01月22日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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     上巻のゆるやかな時の流れから一転!
     ハラハラドキドキのものすごい勢いでクライマックスまで目まぐるしく場所と事情が変化します。
     途中で休むということができませんでした。
     書き手(女性)のハクスリーも活躍します。

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    2012年01月19日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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    ホームズのパスティーシュの一種というか。
    スピンオフ。

    アイリーン・アドラーは生きている?
    ホームズが尊敬するただ一人の女性。
    アイリーンの実像は?

    ある女性が、若い頃のアイリーンに出会って、行動を共にするという話。
    ホームズとワトソンの会話のシーンと交互に展開。

    ペネロペ(ネル)・ハクスリーは牧師の娘。
    父亡き後生活に困り、ロンドンをさまよっている所をアイリーンに助けられる。
    アイリーンは売り出し中のオペラ歌手。
    大胆な性格で、収入を補うために、探偵のような仕事も引き受けていた。
    ティファニー社の社長の依頼で、行方不明の宝石を追うことになる。
    真面目なネルは時に戸惑いながらも、互いに助

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    2012年02月12日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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    アイリーンが颯爽としてとても魅力的。
    そういえば、アイリーンとホームズが結ばれるっているパスティーシュもあったよなーと思い出した。まあ、今回ホームズさんは脇の脇くらいの扱いですけどね。

    それにしても、アイリーンはボヘミア王子の求婚をうけていたけれども愛人ではなかったのよ、っていう弁明(?)はちょっと強引に彼女を淑女化してる気がしてつまらないかもね。まあ、時代を考えれば女優=高級娼婦的なこともあるので、そこを否定したかったんでしょうが。
    とりあえず、次作が出たことに気がついたら読むと思う。

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    2012年01月14日
  • 黒猫ルーイ、名探偵になる

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    クロネコ的ハードボイルド。
    真っ赤な口紅とピンヒールのお嬢さんのために頑張るところが古き良き探偵っぽい。
    飼い主のお嬢さんが、よくあるコジーに出て来るタイプではないのも良い。

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    2011年06月19日
  • ごきげんいかが、ワトスン博士 上

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    このシリーズ、アイリーンと友人になり生活を共にするようになったネルが主人公なんだけど今回はネルの昔の知人の事件に巻き込まれ、その知人はアフガニスタンでワトソンとも知り合いで…という話。アイリーンとホームズとの関係性をアイリーンよりのネルから描く描写がホームズに対して辛辣でよい。今回ホームズ要素は少ないけれどホームズという人間の存在がアイリーンにおいて相当大きいのがわかるシーンもあるし、ホームズもワトソンも出てくるのが良い。物語としては山場がモリモリしてるわけでもトリックが目新しいわけでもないのでアイリーンと旦那のゴドフリーとネルとの掛け合いとネルと知人の恋についてをずっと読まされている感じ。こ

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    2024年03月25日
  • ごきげんいかが、ワトスン博士 上

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    とりあえず上巻。
    この時代の、しかもイギリス人って設定上仕方ないんだろうけど、語り手がグダグダ言い訳ばかり言って事件から、当事者から距離を取ろうという事なかれ主義なので話が進まずちょっとゲンナリ。後、語り手が随分と自意識過剰。皆アイリーン観てるから、誰も君の音出しするだけのピアノなんて見てないって(笑)

    というわけでそこかしこに言及される差別意識も、当時のイギリス女性として当然の価値、という事で作者が意図的に表現しているんだろうけど。ちょっとネロ?ネルさんが鼻に着く感じ。アイリーンと夫は彼女を私たちの特別な友達、とか言うけどホンマかいな?と疑ってしまうなぁ。

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    2019年08月27日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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     アイリーンが歌姫として時代に認められる前の下積みの頃から描かれています。
     上巻は役者をそろえていく段階ですが、随所に彼女の果敢さ、機転、努力の様が綴られて、読み応えがあります。
     「ボヘミアの醜聞」で、まさに謎そのもののように失踪した理由とは?
     下巻を読むのが楽しみです!

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    2012年01月10日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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     アーサー・コナン・ドイルの『ボヘミアの醜聞』の平衡世界(スピンオフ)。主人公は、あのアイリーン・アドラー。
     この著者の『アイリーン・アドラーシリーズ』は、今作以外にも続いている(本作を含め、8冊出版)ようだが、この先、同じように翻訳されて文庫化されるのかな?
     だとすれば、一応目を通したいけれど…。

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    2011年11月27日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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     アーサー・コナン・ドイル氏の短編第一作『ボヘミアの醜聞』中に登場する「あの女性(ひと)」…アイリーン・アドラーが主体となったパスティーシュ作品。
     今作の彼女は探偵役。そしてホームズシリーズを準えるように、語り手…つまりワトソン役として、失職中の女性・ペネロピーが登場する。
     勿論、ゴドフリー法廷弁護士も、あのボヘミア皇太子も登場する。
     話の内容よりも、むしろ「あの短編の彼女が、ここまで(その存在が)独り歩きするなんて!」ということで感慨深い。ドイル氏の力量故か、この著者の情熱故か…。

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    2011年11月27日
  • 黒猫ルーイ、名探偵になる

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    黒猫ルーイシリーズ第1弾。
    第1弾ということと、ブックフェアという会場だからか、無駄に登場人物が多い気がする。なのに、わりと登場する脇の人物の名前が登場人物表になかったり(-_-;) 判りづらかった・・・・。

    うちにも、最盛期に8kg越えてた黒がちなタキシード猫がいるので、ルーイがこれくらいかなーと思いながら読んだのは楽しかった。
    エレクトラやマットとか、脇に魅力的な人物がいるのだけど、主人公テンプルがあまり魅力を感じないのが残念。小柄がコンプレックスだけど美人って設定必要かなぁ? モリーナ警部補が小柄で、テンプルが大柄の方が面白くないかなぁ。

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    2011年02月23日
  • 黒猫ルーイ、名探偵になる

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    翻訳物を読むのは苦手な方だけど、割とすんなり読めた。猫と女性秘書の活躍物。出てくる登場人物も、いかにも西洋の人っぽい感じだった。

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    2010年02月01日