今回はミーアの「自己保身」から始まる行動が結果的に周囲を救い彼女自身も少しずつ「本当の意味でのリーダー」へと成長していく姿が印象的な一冊。今回も彼女の天然とも取れる勘違いや思わず笑ってしまうキノコ狩りの場面などユーモアに溢れた展開が魅力的です。それでいて、帝国の未来に関わるシリアスな伏線も巧みに盛り込まれており物語全体が飽きさせないテンポで進行していきます。ミーアの内面の変化や仲間との絆の深まりも丁寧に描かれていて読後感はとても爽やか。シリーズを追うごとに面白さが増しており次巻が待ち遠しくなる一冊です。