坂本葵のレビュー一覧

  • その本はまだルリユールされていない

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    本の作り方をよく知れる本でした。ただ集めるだけじゃなく、この本はどんな人がどんな気持ちで作ったのか考えるきっかけをくれました。

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    2026年02月02日
  • その本はまだルリユールされていない

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    大学卒業後も司法書士試験を受け続けて5年経ち、断念することに決めて図書司書として母校の小学校に勤務することになった中島まふみ。

    実家に帰る気はなく、シェアハウスに住むことになるが、そこの大家が製本家の綺堂瀧子で「ルリユール工房」で孫の由良子と製本をしていた。

    小学校で関わったディスレクシアの児童に窓あき文庫のボール紙で由良子が作った世界の覗き窓で本を読めるようにするのには感動した。
    由良子がずっと引きこもっていた理由も彼女が相貌失認を患っているからで、だからこそディスレクシアという疾患にも直ぐに対応できたのだろう。

    二冊の本を結婚させてほしいという古本カフェの店長の依頼にも戸惑うことなく

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    2025年12月09日
  • その本はまだルリユールされていない

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    夢を諦め司書として働く主人公が、2人の天才製本家と本の修理や製本を進める中で自分の人生そのものを綴じ直す再生のお話

    インクや本革、花や工房の香りが漂ってくるような描写が多々あり、紙の本を大切に読みたくなった

    訳あってずっと引きこもっている天才製本家と主人公が壁一つ隔てて会話するシーンやそれぞれが悩みを克服していくシーンが美しく何より優しくて好きです 映像化されたらぜひ観たいと思えるほど綺麗な描写がたくさんある!

    「失敗しないうちは、先に進むことなんかできやしないから」という親方の言葉が特に響きました!

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    2025年12月07日
  • その本はまだルリユールされていない

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    日常で起きる小さな事件に揺れながらも、主人公が製本の世界に触れ、前を向いていく姿がとても素敵。ディスレクシアの子どもが、文字を正しく認識できる“武器”を手に入れる場面や、ラストの“本の結婚”のエピソードに特に心を動かされた。
    同じ内容の本でも、その背景には手に取る人それぞれの物語がある—その当たり前のことを改めて気付かせてもらえて、読みながら自分にとっての大切な一冊のことを思い出した。

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    2025年11月15日
  • その本はまだルリユールされていない

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    今年イチの本だった。まだ9月ですが。
    本屋で背表紙だけ見て、ルリユールって何だろうと手に取ったらスミレ色が素敵で即購入。本をテーマにした本は数あれど、この物語には各章に主人公まふみの生き方が丁寧に綴じられており、同時に1冊1冊の本とその持ち主、場に宿る無数の生も重厚にルリユールされていた。
    ついでに製本の本も買ってしまった。製本やってみたい。

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    2025年09月23日
  • その本はまだルリユールされていない

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    美しい装丁に惹かれて手に取りました。
    めくるめく手製本の世界にうっとり。
    本への愛が溢れていました。
    本を扱う仕事にはロマンがあるなあと感じました。

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    2025年08月21日
  • その本はまだルリユールされていない

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    すてきー!
    やっぱり本って素敵。
    いろんな思いが詰まってる
    作者さんだけじゃなくて、その本に関わった全員の思いが。

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    2025年06月24日
  • 吉祥寺の百日恋

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    人間のまねごとのような社会を造り上げている猫達の話です。
    よくある賭けのつもりが本当の愛に・・・という話かと思っていたので結末に驚きました。
    何て言うか・・・錫乃介がかわいそすぎる。
    読むのを後悔するほど落ち込みました。

    でも世界観は好きです。シリーズ化して欲しい。

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    2015年11月15日
  • その本はまだルリユールされていない

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    結婚した本がイメージできず…「クロエとオオエ」では、ジュエリーの完成像が各章最後に載っていたり、インスタで見られるようになっていたので、同じような工夫が欲しかった。
    もっとハマるかと思ったけど、意外とハマれなかった。なぜだろう

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    2025年12月30日
  • 食魔 谷崎潤一郎

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    ☆3.5 食への執着
     著者の坂本葵さんは、小谷野さんの奥さんなので私にはなじみ深いが、今回のこの新書をよんで、小谷野の谷崎伝を思ひ浮かべ、執筆の経緯をおぼろげながら想像した。

     食のとりことなった谷崎を、その執着から書いた好著で食とエロスが結びついてゐることがよくわかる。
     フロイド分析を持ち出すところは余計だが、後半の食魔の生涯は谷崎の人間性(おもに食へのこだはり)が明白で、おもしろかった。食ひ意地が汚くて、松子いはく、乱杭歯で肉を切り裂くやうな壮烈な食べ方ださうだから驚きである。

     なんでも谷崎がはじめて西洋のチーズを知ったのが、一高時代の先生に教へてもらったジェローム・K・ジェロー

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    2025年11月08日
  • その本はまだルリユールされていない

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    読んでいると本からふわっとスミレの香りがしてきそうな、上品で優しい物語でした。
    瀧子親方の工房の様子や製本に使う素材選び、ルリユールの工程の描写にとても惹きつけられて、これはぜひ実写版を望みます。
    ルリユールによって大好きな本同士を一冊の本に=本の結婚なんて考えたこともなかったけれど、すごく素敵!でも、完成形を文章だけであんまりイメージ出来なかったので、やっぱり実写化お願いします。
    登場人物の心の機微も繊細に描かれていて、良かったですが、こんなふうに本を活かす方法があるんだなと新しい本の世界を見た気がして、素敵な読書体験でした。

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    2025年11月06日
  • その本はまだルリユールされていない

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    製本とか図書室とか本好きにはたまらない物語。初読みの作家さんでしたが、読みやすく描写も美しいと思った。

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    2025年11月06日
  • その本はまだルリユールされていない

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    ルリユールを仕事とするおばあさん(親方)と美しい引きこもりの孫娘。ルリユールの親方が大家さんのアパートに住むことにになった司法書士の試験をあきらめ小学校の司書として働くまふみ。昔と今が交差しながら、美しく製本された本を通してそれぞれが一歩を踏み出していく美しいお話でした。

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    2025年10月30日
  • その本はまだルリユールされていない

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    ルリユールという言葉は初めて聞いた
    紙の表裏や目についても考えたことすらなく、日頃当たり前のように触れている本の奥深さを改めて知ることができた

    何度も何度も読み返した本を私なりにルリユールしてみたいな

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    2025年10月19日
  • その本はまだルリユールされていない

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    古くなったり破れたりしてしまった本も修復できるように、人生につまずいたと感じたら年齢なんか関係なくいつでも再起することができるんだよ、と背中をポンと押された気持ちになる綺麗な物語でした。
    本と人生のルリユール
    読み終わった時、本がもっと好きになると思います。

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    2025年09月30日
  • その本はまだルリユールされていない

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    ルリユールされた本を実際見てみたいと思った。由良子さんの装丁はどれだけ素敵なんだろうと。青が好きなのでお話の中に出てきたラ・グロッタ青の小部屋というお店に是非行ってみたいと思った。その後の活版印刷所の話で、活字拾いのバイトというのがどういうものか私も主人公と共にやっと理解した。本の結婚も面白い発想だった。続編があれば是非読みたい。

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    2025年09月26日
  • その本はまだルリユールされていない

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    綺麗な物語。
    たくさんの登場人物の背景がぎゅっと詰め込まれているので、ちょっと1つ1つが薄くなってしまってぐっと引き込まれるまでには行かなかったが、好きな雰囲気のお話だったし、面白く読めた。なんだろう…内容はとても丁寧な生活をしている人たちの話で、デジタルの気配も感じられないけど、詰め込み方は、タイパだな…時代だなー
    あくまで個人の感想です。

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    2025年07月05日
  • その本はまだルリユールされていない

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    本が、本の装丁が好きな人へ響く優しく美しい物語。製本家の瀧子と由良子のルリユール(製本)があまりにすてきで、こんな仕事に就いたならきっといくらでも没頭していられるに違いない。司法書士の資格はすごいけど司書の仕事は羨ましいし人の心に寄り添えるまふみにはとても似合っている。悲しく切ない境遇や後遺症を持つ由良子の製本したスミレの花が生じ香りたつ本や青いグラデーションの本があまりに素晴らしく、ぜひ見て手に取って感じてみたい。白紙の原稿が文字で埋め尽くされた本へと姿を変えた時、更なる感動。すてきなルリユールだった。

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    2025年06月24日
  • 食魔 谷崎潤一郎

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    落語が業の肯定なら、文学は倒錯の肯定。このことを執拗に教えてくれたのは谷崎潤一郎。この文豪の描く妖しくも奥深い文学に描かれる食の描写は、小洒落たグルメなんていう生易しいものではなく、まぎれもなく「倒錯した悪食」そのものである。

    本書は「痴人の愛」のナオミが日にビフテキ3皿を平気で平らげるように、食欲旺盛な妖艶な悪女たちの食いっぶりから、谷崎自身の「三日に一遍は美食をしないと、とても仕事が手につかない」と語るほど食に取り憑かれ、和洋中の美味珍味を追い求めていく自堕落な美食家の横顔も遺漏なくすくい上げる。

    谷崎は美食をこう定義する。
    「美食の味は、色気やお洒落をそっちのけにして、牛飲馬食すると

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    2017年09月15日
  • 食魔 谷崎潤一郎

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    谷崎の著書を読んでいると元気がでてくる。食欲、性欲、いろんな欲が刺激され、何かやりたくなってくる。そんな谷崎自身が比類なき快楽主義者だったからこそ、数々の著作物がなまなましく、生き生きとしている。全集が欲しくなった。

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    2016年07月28日