食魔 谷崎潤一郎
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食魔 谷崎潤一郎

836円 (税込)
585円 (税込) 5月2日まで

2pt

3.5

その食い意地こそが、最大の魅力。「料理は藝術。美食は思想」という哲学を生涯貫き、粋な江戸前料理からハイカラな洋食、京都の割烹、本場の中華まで、この世のうまいものを食べ尽くした谷崎潤一郎。「食魔」とも称された美食経験は数多の名作に昇華され、食を通して人間の業を描いた。「悪い女ほどよく食べる」「蒟蒻とサドマゾ」「東西味くらべ」など、斬新なアングルで新たな魅力を掘り起こす、かつてない谷崎潤一郎論!

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食魔 谷崎潤一郎 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年09月15日

    落語が業の肯定なら、文学は倒錯の肯定。このことを執拗に教えてくれたのは谷崎潤一郎。この文豪の描く妖しくも奥深い文学に描かれる食の描写は、小洒落たグルメなんていう生易しいものではなく、まぎれもなく「倒錯した悪食」そのものである。

    本書は「痴人の愛」のナオミが日にビフテキ3皿を平気で平らげるように、食...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月28日

    谷崎の著書を読んでいると元気がでてくる。食欲、性欲、いろんな欲が刺激され、何かやりたくなってくる。そんな谷崎自身が比類なき快楽主義者だったからこそ、数々の著作物がなまなましく、生き生きとしている。全集が欲しくなった。

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    Posted by ブクログ 2017年09月29日

    谷崎潤一郎も味の素党の人だったのですね!
    食欲と性欲が裏表のように絡み合う谷崎作品、作品への反映っぷりも面白いですが、谷崎本人の戦争中だろうと体を壊そうと、ひたすら食べる事に執着した生き様が凄いです。

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    Posted by ブクログ 2016年09月16日

    文豪、谷崎潤一郎が、実は自ら”食魔”と名乗っていた、その辺のあれやこれやを1冊の書籍化したもの。
    御免なさい、純文学は苦手で殆ど読んでません。
    ”細雪”くらいしか知りませんでした。
    幼少の頃からの食体験・周辺環境の大きな変動から、”グルメ”ではなく、純粋に”食べる”ことに偏執した谷崎に関して、様々な...続きを読む

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