ジョエル・ディケールのレビュー一覧

  • ハリー・クバート事件 上

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    テンポも良く読みやすい。
    謎も抜群。

    失踪し33年後に白骨化して見つかった少女の闇が見え隠れしてくる。結末が気になる。

    気のせいだろうか、自分が海外小説で面白いと言われ読んだ本の多くが少女が汚い大人たちの犠牲になっている話ばかりな気がする…
    ミレニアム、ザリガニの鳴くところ、自由研究には向かない殺人など
    外国では大きな問題となって永遠テーマなのかもしれない。

    とにかく傑作の予感。

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    2022年10月21日
  • ハリー・クバート事件 下

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    高校生が選ぶゴンクール賞受賞作品って何?と思ったけど、どんでん返し満載で、スゴく面白かった。謎自体は普通だけど、最後まで集中して楽しめた。おすすめです。

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    2022年09月27日
  • ハリー・クバート事件 上

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    スイスの作家がフランス語で書いたアメリカを舞台にした謎が謎呼ぶミステリ。上巻としての面白さの持続力は素晴らしい。

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    2022年09月27日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    このミス海外編2015年版6位、本屋大賞翻訳小説部門2015年版2位。ベストセラー作家ハリー・クパートのヒット作の創作に絡んだ15歳少女との恋愛やその少女の失跡と白骨死体の発見。ハリー・クパートの無実を証明すべく弟子のマーカスが調査しその結果を出版するお話。
    上下2冊のボリュームがあってちょっとしんどいところもあるが全体的に読みやすく一気読み系の本。真相にたどり着くまで結構どんでん返しがあってちょっとついて行くのがしんどいところもあるけど、終盤盛り上がってくる。勢いあるし楽しめます。

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    2022年09月23日
  • ハリー・クバート事件 下

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    4.2
    容疑者が、二転三転、四転五転…(笑)
    衝撃のドンデン返しによってまた混迷…

    上巻に散りばめられた布石を拾い集め、
    一つ一つ繋げてゆく…

    下巻はかなり楽しめる。



    処女作でベストセラー作家となり、一気にセレブの仲間入りを果たした主人公・マーカスが、ライターズブロックにより書けなくなる。

    昔の恩師・ハリーを頼って行った田舎町で、偶然恩師の過去を知ってしまう。
    三十代半ばのハリーと15才の娘・ノラの恋を…

    そして、三十三年前のある事件によって忽然と姿を消したノラの遺体が、ハリーの自宅の庭で発見された事で、ハリーは瞬く間に尊敬される大作家からゲスの殺人鬼へと堕ちてゆく。

    次々と明

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    2021年06月17日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    デビュー作がヒットした後、次作が書けなくて苦しむ作家、マーカス・ゴールドマンは、恩師ハリー・クバートのもとを訪れアドバイスを得るが、小節を書くには至らない。
    そんな時、ハリーの家の庭から白骨死体が発見される。
    それは、30年以上前にハリーの前から姿を消したハリーの恋人、ノラのものだった。
    誰がノラを殺して、ハリーの家の庭に埋めたのか。
    ハリーが逮捕され有罪が濃厚になったとき、マーカスはハリーの無罪を証明するため事件を調査し、その過程を本として出版することにした。

    下巻の3分の1くらいまでは予想できた。
    でもその後、二転三転する事件の真相を知りたくて、寸暇を惜しんで読みました。
    そのくらい、面

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    2020年12月08日
  • ハリー・クバート事件 上

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    ネタバレ

    デビュー作がベストセラーになったものの二作目が書けなくて苦しむマーカス・ゴールドマンは、大学の恩師で小説家としても大先輩のハリー・クバートにその苦しみを訴える。
    しかし、ハリーの家の庭から33年前に行方不明になった少女の死体が発見され、殺人犯として逮捕されてしまう。
    マーカスはハリーの無罪を証明するために、独自に調査を始める。

    実はハリーとその少女・ノラは人目を忍んで付き合っていた。
    ハリー34歳、ノラ15歳。
    付き合うだけで犯罪になる…っぽい。

    怪しい人はたくさんいるが、よきアメリカ人、よきキリスト教徒というフレーズが何度も出てくるので、多分犯人はよきアメリカ人でよきキリスト教徒と思われ

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    2020年11月24日
  • ハリー・クバート事件 下

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    いやーーどんでん返しに続くどんでん返しでびっくりして何度かゆっくり読み返す箇所もあり。
    見事に予想を裏切られた。
    そして悲しい。
    ハリーとマーカスの年齢を超えた友情も好きです。

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    2020年07月09日
  • ハリー・クバート事件 下

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    上巻で色々引っ張っておきながら下巻で、勢い、やる気、面白さなど一気に失速する上下巻セットというのも多数存在するのだが、これはっ!期待を裏切る面白さ!しかも読めば読むほど面白さが加速する、マジで貴重な本だぞ。
    そんでね、自分がこの本で好きな所はね、主人公の母親がメッチャ「おかん」な人なんですよ。家でおかんアート(毛糸のドアノブとか)(キューピーのドレスとか)絶対作ってそうなおかんっぷりなんですよ。結局、愛って存在は結構うっとおしいもんなんじゃないのか?失った物に限って、美化してしまう物なんじゃないのか?

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    2019年05月13日
  • ハリー・クバート事件 下

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    これはかなり読み応えがありました。舞台は米国ですが なんというかとても凝った構成で、また時代の流れをうまく表現した傑作と思います。

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    2018年01月03日
  • ハリー・クバート事件 下

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    下巻も一気読み。まるで映画やドラマを見てるようで面白かったし 翻訳が「アレックス」シリーズと同じ方だったので違和感なく読めた。ただ上下巻で1000ページほどになる長編なので途中でまどろっこしく飛ばし読みしたくなる箇所もあったが..とても面白いのだが 個人的には 後半の怒濤の展開..は あまりにひねり過ぎのような気もしたし 読み終えても結局ノラが どんな少女だったのか ノラの人間性の真実は?というと いまひとつ納得できない部分が残る。ただそれを差し引いても「面白さ」という点では群を抜いていたと思う。

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    2017年01月27日
  • ハリー・クバート事件 下

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    推理小説として読んでしまうと、盛り込みすぎでどうなの?と思ってしまうだけど、これはミステリーではないとの解説を読み納得。
    色んな不幸な出来事が重なった結果という感じだった。
    でも、真犯人には同情できないけど。
    ノラ殺害の真犯人とは別に、ハリーの謎かけの落とし所も納得でき、全体として良かった。

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    2016年11月16日
  • ハリー・クバート事件 上

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    序盤長い!
    そしてゴールドマンが鼻持ちならない奴で、ちょっと読んでいてイラっとする。
    でも、噂通り面白くって一気に読んでしまった。
    そして思うのは、どうして翻訳物っていうのはわりと話の筋に関係のない人物のキャラが濃いのだろうか。

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    2016年11月15日
  • ハリー・クバート事件 下

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    <どんでん返しに次ぐどんでん返し>という惹句の通り、終盤は事件の真相が二転三転する忙しない展開が続く。これはこれで面白いけれど、どんでん返しを多用することによって、最終的に導き出される真相のインパクトが随分薄れてしまった印象は否めない。上巻でも感じた通り、登場人物が皆一様に素直過ぎるので些か深みに欠けるが、ロバートやマーカスの母といった愉快なキャラクターは十分魅力的に描けていた。難点を差し引いても、刊行当時若干二十八歳の若さでこれだけ書けるのならば、ヨーロッパでベストセラーになったというのも大いに頷ける。

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    2022年08月14日
  • ハリー・クバート事件 上

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    絶賛スランプ中の若手作家が恩師の窮地を救うべく奔走するミステリー小説。舞台はアメリカだが、原書はフランス語のよう。上下巻併せて千頁近いボリュームの割に実にスローペースな展開だが、癖がなくテンポの良い文章で、リーダビリティーは高い。若干拗らせた性格の主人公もキャラクターが立っているが、殆どの登場人物が彼に協力的過ぎて物足りなくもある。ハリーを巡る女性陣の思惑や名著と謳われている作中作が三文ロマンス小説さながらで、その辺りは少々興醒めするかも。下巻はどんでん返しの連続らしいが、どう着地するのか非常に気になる。

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    2022年08月14日
  • ゴールドマン家の悲劇 下

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    時間を絶妙な匙加減で前後しながら語られるゴールドマン家の物語。ウッディが何故あの時ああしなかったのか、という一点が納得できない。それがなければその後の悲劇は起きるはずもなかったと思うが、まぁやむかたなし、でストレス。

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    2022年05月29日
  • ゴールドマン家の悲劇 下

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    上巻で退屈な展開を感じてたが、下巻でワクワクが止まらないみたいに色々な処で書いてあったから、ここからが、と構えて読んだが、、、ハリークバートが良かったので、同じ作者ならと期待したのだが私の思うのとは違ってて残念だった。

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    2022年05月27日
  • ハリー・クバート事件 上

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    読みましたが。何を言ってもネタバレになりそうで。いつも私が言ってる「田舎はこえーよ」というのは、そこに行った人だけが知る、閉鎖された隠し事があり、好き勝手に隠蔽できることです。「おかしい」と思っても、おかしいルールの中でも生きてるため、異変に気付きません。そして人間はいとも簡単に、感情的な思い込みで、天使にも聖母にも、悪党にも悪魔にも瞬間的になりうることです。下巻読んでからまとめよう。かつて、まとめたことなどあったのか。

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    2019年04月26日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    下巻を読み、上下巻に分かれている理由が分かった。
    モヤモヤする内容ではあるが、一読した人の感想を聞きたくなる本だった。

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    2017年04月05日
  • ハリー・クバート事件 上

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    最初は取っ付きづらいことが多い海外小説だが、あまり抵抗なく一人一人の情景が入ってくる。
    頭のなかで登場人物の情報整理が大変だけど、下巻の展開がシンプルだと面白いだろうにと、期待。

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    2017年03月31日