ジョエル・ディケールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の最後までどんでん返しがあって、優れてミステリーでした。
まずもって読みやすいこと。ここが素晴らしい。
読みやすい文章書くって難しいから。
トリックとか凄くても何がなんだか分からないミステリーいっぱいあるので、まずここだけで半分以上はよく出来てると感じた。
シンプルな文体で読みやすいし、登場人物も魅力的。色んな人におオススメできる。
ノラの二重人格、悪の起源の作者はハリーではなくルーサーなど次々と仕掛けがあって退屈しない。
ノラの死因はなんともしょぼいが…なんとなく真犯人も予想がついた。意識してなのか物語と付かず離れず適度な露出すぎて、あまりにも出来すぎてて絶対トラヴィスじゃんと思ってしまった。ある意味セオリー通りすぎるのかと。
でも面白かったです。 -
Posted by ブクログ
4.2
容疑者が、二転三転、四転五転…(笑)
衝撃のドンデン返しによってまた混迷…
上巻に散りばめられた布石を拾い集め、
一つ一つ繋げてゆく…
下巻はかなり楽しめる。
処女作でベストセラー作家となり、一気にセレブの仲間入りを果たした主人公・マーカスが、ライターズブロックにより書けなくなる。
昔の恩師・ハリーを頼って行った田舎町で、偶然恩師の過去を知ってしまう。
三十代半ばのハリーと15才の娘・ノラの恋を…
そして、三十三年前のある事件によって忽然と姿を消したノラの遺体が、ハリーの自宅の庭で発見された事で、ハリーは瞬く間に尊敬される大作家からゲスの殺人鬼へと堕ちてゆく。
次々と明かされてゆくノラの知られざる顔
当時、ハリーに片想いしていたハンバーガー屋の娘、そして、なんとかして娘とハリーを結びつけようとする見栄っ張りの母親。
その娘に想いを寄せる警察官。
ノラの事件の捜査を担当した署長。
地元の大富豪とその運転手。
捜査線上に現れては消えてゆく容疑者達…
ノラ失踪事件の真実は…
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Posted by ブクログ
ネタバレデビュー作がヒットした後、次作が書けなくて苦しむ作家、マーカス・ゴールドマンは、恩師ハリー・クバートのもとを訪れアドバイスを得るが、小節を書くには至らない。
そんな時、ハリーの家の庭から白骨死体が発見される。
それは、30年以上前にハリーの前から姿を消したハリーの恋人、ノラのものだった。
誰がノラを殺して、ハリーの家の庭に埋めたのか。
ハリーが逮捕され有罪が濃厚になったとき、マーカスはハリーの無罪を証明するため事件を調査し、その過程を本として出版することにした。
下巻の3分の1くらいまでは予想できた。
でもその後、二転三転する事件の真相を知りたくて、寸暇を惜しんで読みました。
そのくらい、面白かったし、結末はやはり衝撃ではありました。
しかし、二転三転する原因は、捜査の詰めの甘さであったり、作品ができてもいないのに高額の契約金で縛り、強引に出版に持ち込む出版業界の拙速のせいであったり、とにかくじっくり証拠固めをするなんてことが全くないせいだというのが、ちょっとなあ。
実際に私が事件に巻き込まれたとして、思いつきと悪意とこじつけで犯人にされたらたまらんなあと思ってしまった。
それにしても、誰もがみんな秘密を抱えていて、誰もがみんな正直ではない。
秘密を守るために手段を選ばないなんて、人としての浅ましさばかりが最後に残ってしまった。
いや、面白かったんだよ、本当に。 -
Posted by ブクログ
ネタバレデビュー作がベストセラーになったものの二作目が書けなくて苦しむマーカス・ゴールドマンは、大学の恩師で小説家としても大先輩のハリー・クバートにその苦しみを訴える。
しかし、ハリーの家の庭から33年前に行方不明になった少女の死体が発見され、殺人犯として逮捕されてしまう。
マーカスはハリーの無罪を証明するために、独自に調査を始める。
実はハリーとその少女・ノラは人目を忍んで付き合っていた。
ハリー34歳、ノラ15歳。
付き合うだけで犯罪になる…っぽい。
怪しい人はたくさんいるが、よきアメリカ人、よきキリスト教徒というフレーズが何度も出てくるので、多分犯人はよきアメリカ人でよきキリスト教徒と思われている人なんじゃないかなあと予想してみるが、今のところ決定打はなし。
最後の最後で、ハリーの知らないノラの顔が出てきてびっくりしたけど、よく考えるとそれは全てハリーを守る為なのかもしれない。
ハリーを逮捕されないように、ハリーが家を追い出されないように。
だとすると、ノラは心からハリーを愛していたことになるけれど。
ハリーが「ノラ。愛しいノラ。」などと言うたびに、内田百閒の「ノラや」を思い出してしまった。
ハリーは内田百閒じゃないし、ノラは猫じゃないけども。
それにしてもこの作品の出てくる母親どもは、ひとりとして子どもの話を聞こうとはしないのが気になる。
そういうの、ほんと嫌なんだよね。