斎藤英喜のレビュー一覧

  • 陰陽道の神々_決定版

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    泰山府君、牛頭天王、金神、八王子、大将軍、盤古大王、土公神など、陰陽道における神々についての入門書である。

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    2025年09月14日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    確か10年くらい前に、岩波文庫の『古事記』と、角川ソフィア文庫の現代語訳つきの『古事記』をひと通り併読したことがあった。

    しかし神々の名前が次から次へと大量に出てくるため、イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオといった有名な神以外はとうてい覚えていられないし、内容理解もはたしてどこまでできていたか……。

    でもそれが、この本で思い出せただけでなく、プラスアルファの知識も得られて整理できた。
    しかもおもしろかった。

    稗田阿礼と太安万侶のかわいらしい漫画とコラムで背景知識はバッチリだし、場所が地図で示されていてわかりやすいし、アニメっぽいイラストで神々を立体的にイメージしやすいし、『古事記』

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    2019年09月09日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    2019年GW、時代は平成から令和へ。天皇は退位と即位という日本の歴史的イベントの最中、テレビが無く、ネットの回線も低い地方の施設で、ツイッターに流れる情報に、皇居で逮捕者が出ているという… どうやら退位と即位のその切り替わる瞬間にスサノヲが攻めて来るのを警告しに来たとか… 正直、天皇とか日本の神話とかこれまで全く興味が無かったのに、このどうでも良いようなニュースに、三種の神器?とかちょっと興味が出てしまった。
    ただ、興味が湧いてもwikiとかを流し読みしても何がよくわからんなぁ〜 と思っていたところに、古事記に記されてるらしいという所まで辿り着き、この本に巡り合う。

    古事記って、なんだか

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    2019年07月03日
  • 陰陽師たちの日本史

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    夢枕獏の小説の印象が強すぎて
    いろいろ陰陽師という職業に対して誤解が生じていたんだな~と思いました
    安倍晴明のように霊能者的なことをすることもあったようですが
    それはごく限られた人だけだったようです
    陰陽師という職業
    平安時代以降、戦国時代での陰陽師の役割なども知れて非常に興味深かったです

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    2024年06月03日
  • 陰陽師たちの日本史

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    陰陽道関係の通史的なものを知るためには良い本。中世以降についてはその影響的なものが主。最後には近代以降の研究史も。

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    2024年05月11日
  • 陰陽師たちの日本史

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    ネタバレ

    陰陽師と言えば安倍晴明が一番有名どころ。
    そんな晴明さまに至るまでの話、そしてそれ以降の話にも言及。
    それ以降の話がある意味本題かもしれない。
    「いざなぎ流」も触れてあるので、陰陽師関係の話はこれ一冊で結構網羅できるのではないだろうか。
    花形だった頃も、落ちぶれた頃の話も掲載されていて勉強になりました。

    驚いたのは、晴明さまの活躍の話、陰陽寮時代の話かと思っていたら、引退後の話も多かった点。
    遅咲きだったのは知っていたけれども、亡くなるまで陰陽寮現役だと思っていたので、その点が正せただけでも読んだ価値ありました。

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    2024年03月20日
  • 陰陽師たちの日本史

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    実際のところは天文・暦メインの職だったんですね。安倍晴明伝説が有能子孫の宣伝戦略によるものだろうって話や幕府天文方との関係など、地味でもきちんと歴史の流れがあって面白かったです。作者の先生が今度の大河に安倍晴明出るって、とわくわくしてるのも微笑ましかった。

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    2024年02月07日
  • 読み替えられた日本書紀

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    古事記偽書説(正確には序文が後世の作で、本文は多氏の家伝、権威付のために天武天皇の意向を偽作したとする)の章はいかにも空中戦で苦しい。文献史学だけで、“弘仁私記序"を深読みすればこう解釈できる、と言われてもさいですかとしか思えない。日本書紀だから「ある書に日く」を真似てるのだとしたら書き方が悪質だが…
    中世日本紀の話だけにしときゃいいのにと思いますね

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    2021年01月03日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    下巻の仁徳天皇以降のエピソードもしっかり書かれている!入門書は神話ばっかりだから、下巻も面白いじゃん!と気付けたので良かった!

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    2020年11月16日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    古事記と日本書紀の関係性と違いすら知らないまま読み進むと、奇想天外な物語が織り成されている古代の読み物に興味を抱かせる。
    略奪愛や近親相姦、残酷な勢力争いが凄い。どこまでが神話て何処からが事実なのかが曖昧なところが天皇家を神格化する技法なのだろうか。神格化するにしても人の常識を逸脱するエピソードが挿入された物語が天皇家を崇拝出来ないことにはなりはしないか、と疑問に感じる。
    アマテラス、イザナギイザナミ、ヤマタノオロチ、スサノオ、海彦山彦、稲葉の白ウサギ、三種の神器なども登場する興味深い読み物に興味が湧き、古事記を読み解く同様の本を違う視点からも読みたくなった。
    令和即位の儀で三種の神器を王位継

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    2020年03月22日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    とっつきやすくて面白かった。学生の時に見たかったな〜。こういうのを教材にしたら学校の授業も面白くなるだろうにな・・・。というわけで中二の息子に勧めたら喜んで読んでます。出雲と伊勢行くのが楽しみだな〜。

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    2017年12月13日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    古事記に関する書籍を読むのは初めて。
    上代文学は専門外でやたら難しい印象を持っていたので、古事記を読むならめちゃんこ簡単なやつがいいと思っていたところ、偶然コンビニで面白そうなこの本を発見。

    とてもわかりやすく、読みやすかったです。
    イザナキとイザナミのお話やアマテラスのお話、因幡の白兎のお話など知ってる話についても、より理解を深められました。
    筆者の書き方もユーモアたっぷりでよかったです。登場人物のセリフも意訳して書いてくれてわかりやすい。
    内容や成立についてなど手っ取り早く古事記の概説について知りたい場合には打ってつけの本だと思いました!

    しかしまあ日本の神様の名前の覚えにくいこと!一

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    2016年05月21日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    古事記の概要を理解するには最適。
    イラストがあり、読みやすい。
    ファンタジーのような訳の分からない部分も「古事記とはそう言うものなのだ」と理解しながら読めた。
    ※電車の中などで読むにはイラストが少し恥ずかしい

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    2014年10月21日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    古事記の世界がわかりやすく面白く書かれている。さすがに原作を読もうとまでは思わないが、かなり興味は湧いた。

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    2013年05月02日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    古事記を今まで読んだことない方でも、
    ストーリーの大枠をつかめる一冊。
    筆者のところどころに入る突っ込みにニヤリ。
    この本を読み終わってから、全国にある神社に祭られている神様に対して興味を持つようになりました!

    しかし登場人物が多く、関係図をみてもなかなか難しいですねえ。。。挿絵をしてくれてるのですが、どれも顔がおなじに見えてしまうのでもう少し顔を変えて欲しいような。。。笑

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    2013年04月15日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    とっつきにくい、とイメージされがちな「古事記」を平易で
    明るい解説と突っ込み、そしてイラスト付きで詳しく解説
    している。

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    2012年11月30日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    とっつきにくい古事記がものすごく分かりやすく解説されている。神話時代の話はところどころ聞くので知っていたが、天皇時代の話もきちんと書かれていたので良かった。

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    2012年11月20日
  • 読み替えられた日本書紀

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    学生時代、日本史が得意とはいえなかった身なので、読み進めるためには、かなり居直った状態にならないとつらいものがあった。読み進めていく間ずっと『習ったはずなんだけどなー見たことある名前なんだけどなー』とか思いながら読んでいた。
    いわゆる『日本書紀』の解説本ではなく、古代、中世、近代、現代とどのように『日本書紀』というものが読まれていたのか、解釈を受けて後世に伝わったかという視点で話が進む。正史扱いをされている『日本書紀』が、さまざまな背景を背負いながら、どのように解釈され政治的に利用されてきたかということも赤裸々に書いてあるので、多分困惑する読者も多いのではないかと思った。実際のところ私は大いに

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    2025年03月08日
  • 陰陽道の神々_決定版

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     「陰陽道」、言葉としては知っているがその内容はと言われると正直良く分からない、陰陽道とはどんなものなのか知りたくて、本書を読んでみた。

     まず、その歴史の概要は次のようなものだったと説明される。
     確かに陰陽・五行説の考え方、暦・天文・占術の知識や技術は中国渡来のものだが、「陰陽道」とは10世紀ころにそのような名称で呼ばれた、日本で独自に編み出された信仰、祭祀、呪術の体系だとされる(20頁)。
     律令制度では陰陽寮という役所があり、陰陽師もそこに所属する役人であったが、高名な安倍晴明は官職としての「陰陽師」というより、一種の「職業」、職能的呪術者として活躍したという。そして時代の推移の中で

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    2024年10月21日
  • とんでもなく面白い『古事記』

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    主要人物や重要ワードが太字で書かれているおかげで、わかりやすく読めた。
    ところで、イザナミがやたらムチムチに描かれていたのが気にかかったが、ボイン=母性を表わしたかったのだろうか……と、うがった見方をしてみる。

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    2014年03月08日