【感想・ネタバレ】陰陽師たちの日本史のレビュー

あらすじ

第一章 「陰陽道」とはなにか
1 「陰陽道・前史」を探る
2 呪術・祭祀を担う陰陽師
3 安倍晴明をめぐる謎

第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ
1 焼失した霊剣と五帝祭
2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道
3 冥府の神、泰山府君
4 火星を祭る

第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち
1 安倍晴明の末裔たち
2 陰陽師たちの「戦国」
3 『ほき内伝』という謎の書物

断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか

第四章 江戸時代の陰陽師たち
1 江戸時代前期──変貌する陰陽道
2 西洋天文学と出会う陰陽道

終章 「安倍晴明ブーム」の彼方へ

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夢枕獏の小説の印象が強すぎて
いろいろ陰陽師という職業に対して誤解が生じていたんだな~と思いました
安倍晴明のように霊能者的なことをすることもあったようですが
それはごく限られた人だけだったようです
陰陽師という職業
平安時代以降、戦国時代での陰陽師の役割なども知れて非常に興味深かったです

0
2024年06月03日

Posted by ブクログ

陰陽道関係の通史的なものを知るためには良い本。中世以降についてはその影響的なものが主。最後には近代以降の研究史も。

0
2024年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

陰陽師と言えば安倍晴明が一番有名どころ。
そんな晴明さまに至るまでの話、そしてそれ以降の話にも言及。
それ以降の話がある意味本題かもしれない。
「いざなぎ流」も触れてあるので、陰陽師関係の話はこれ一冊で結構網羅できるのではないだろうか。
花形だった頃も、落ちぶれた頃の話も掲載されていて勉強になりました。

驚いたのは、晴明さまの活躍の話、陰陽寮時代の話かと思っていたら、引退後の話も多かった点。
遅咲きだったのは知っていたけれども、亡くなるまで陰陽寮現役だと思っていたので、その点が正せただけでも読んだ価値ありました。

0
2024年03月20日

Posted by ブクログ

実際のところは天文・暦メインの職だったんですね。安倍晴明伝説が有能子孫の宣伝戦略によるものだろうって話や幕府天文方との関係など、地味でもきちんと歴史の流れがあって面白かったです。作者の先生が今度の大河に安倍晴明出るって、とわくわくしてるのも微笑ましかった。

0
2024年02月07日

「学術・語学」ランキング