あらすじ
第一章 「陰陽道」とはなにか
1 「陰陽道・前史」を探る
2 呪術・祭祀を担う陰陽師
3 安倍晴明をめぐる謎
第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ
1 焼失した霊剣と五帝祭
2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道
3 冥府の神、泰山府君
4 火星を祭る
第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち
1 安倍晴明の末裔たち
2 陰陽師たちの「戦国」
3 『ほき内伝』という謎の書物
断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか
第四章 江戸時代の陰陽師たち
1 江戸時代前期──変貌する陰陽道
2 西洋天文学と出会う陰陽道
終章 「安倍晴明ブーム」の彼方へ
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Posted by ブクログ
夢枕獏の小説の印象が強すぎて
いろいろ陰陽師という職業に対して誤解が生じていたんだな~と思いました
安倍晴明のように霊能者的なことをすることもあったようですが
それはごく限られた人だけだったようです
陰陽師という職業
平安時代以降、戦国時代での陰陽師の役割なども知れて非常に興味深かったです
Posted by ブクログ
陰陽師と言えば安倍晴明が一番有名どころ。
そんな晴明さまに至るまでの話、そしてそれ以降の話にも言及。
それ以降の話がある意味本題かもしれない。
「いざなぎ流」も触れてあるので、陰陽師関係の話はこれ一冊で結構網羅できるのではないだろうか。
花形だった頃も、落ちぶれた頃の話も掲載されていて勉強になりました。
驚いたのは、晴明さまの活躍の話、陰陽寮時代の話かと思っていたら、引退後の話も多かった点。
遅咲きだったのは知っていたけれども、亡くなるまで陰陽寮現役だと思っていたので、その点が正せただけでも読んだ価値ありました。