マキタスポーツのレビュー一覧

  • グルメ外道(新潮新書)

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    少し前から、テレビのドラマやバラエティー、演芸場番組でよくみかけるようになった著者。BSで酒場番組もやっている。一昔前の寄席芸人的な雰囲気もあり、個人的に好きな人物である。
    その独特のグルメ哲学を、独特の語り口で、ユニークに、ときにシニカルに書かれている。軽いタッチだが世間批評もあり、なかなか深いところをついているように感じた。

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    2025年12月05日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    「10分どん兵衛」やってみましたよ。早く食べたいから選んでいるのに面白いねー。
    「窒食」なる怖いこと以外、著者のグルメ道、いや外道に共感ばかりでした。

    芸風が浮かぶ、くどさ寸前のうまい言い回しが文章にも発揮されていて、カレー、ラーメン、コロッケ蕎麦が次の食事のメニューになってました。

    コンビニの無い山村でのおばあちゃんの「おやつ」、ちょっと泣きそうになりました。

    外道が言い切ってます。
    「これは皆さまの役に立つグルメ本です。」

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    2025年10月21日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    うまいもんはうまい!!と熱く語られている気がする本。
    え??というものから、わかる~というものまで
    実に幅広く、確かに王道ではなく外道だなと。
    色んな食文化で、健康志向だったり流行りの●●飯とか巷に溢れているけども
    他人様の評価云々ではなく、自分の胃袋を信じる。

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    2025年04月24日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    笑ってもらえるって、それだけですごくオイシイことですよね。そう思っていてもボケ方がわからない。なんて難しいことを考えなくて良かったんだ。何かに夢中になっている姿そのものが、すでにボケなのだと。
    面白い人生を歩むために必要なのは「ベタ」であり「ボケ」。結婚・恋愛はボケ案件、という章がとくに面白かった。仕事、家庭、子育て、季節の行事を楽しむ、、、ベタなことの中に面白いことが隠れている。自分から面白がりにいく主体性が必要なんだな。

    とても良い本に出会えました!

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    2025年02月25日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    思考矯正のため定期的に読みたい本。
    ディフェンシブにスマートにメタにやることが最良となりがちな現代自意識を定期的に叩き直すための本。ベタをやってボケてツッコミを受ける。賛否両論がある。それがよい。
    (序章〜第3章が面白い)

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    2022年03月04日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    「マキタさん」ワンタンの皮にひき肉を入れた包み揚げ 山梨で実母から伝わった
    「己の食」人の言うことを聞くのが苦手  私だけの食べ方
    「10分どん兵」大学で上京 袋麵をかさましして食べることから始まる

    「ライス(ライフ)ハック」食の合理化
     ①汁再生 ②鉄フライパン居抜き ③背徳感の閃き丼 ④薬味は芸 ⑤空腹を愛でる
    「窒食」喉に詰まらせて食べる ゆで卵とコーヒー、焼きそばパン、バウムクーヘン
    「納豆チャーハン」納豆は匂いが変化するので炒めない 食べるときに混ぜる
    「バーベキュー」はずかしい権力抗争
    「寿司」山梨が店舗数一位 スシ(リテ)ラシー低い 内陸のコンプレックス 
        弱者はセッ

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    2025年10月06日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    人は習慣を死守するためだったら、人の邪魔をしたり足を引っ張ったり、なんでもする。面倒臭ければ、その面倒臭さを避けるために死ぬほど努力だってする。それほど「変える」ということに対して億劫がるのが、人間というものだ。世の中の「変えないけど変えられない状態」のほとんどは、この"習慣と"面倒臭い"という心理によって出来している。"習慣"というオートメーションがあれば思考する必要はなく日々を安全に運行できる。面倒臭いというフィルターがあれば、事前に"革新"という毒素を除去出来る。

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    2025年08月08日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    この本の宣伝でラジオにいくつか出ていたので知った経緯で読んだが、著者の面白さを改めて認識した。
    そこでの「10分どん兵衛」の話は前説に過ぎず、深~い数々の食の考察が書かれている。

    年齢と食の変遷、頷ける(笑)
    ナポリタンの章に賛同、、モスバーガー秘話も惹かれた。

    新書として珍しく楽しめる読み物である。

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    2025年05月02日
  • グルメ外道(新潮新書)

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    <目次>
    はじめに  胃袋の夜明け
    第1章   私の「ライスハック」
    第2章   カレー・ラーメン・焼肉~定番をもっと美味しく
    第3章   芸人とメシ
    第4章   その思い出に“用”がある~「グルメ外道」の原点
    第5章   外道のグルメ論

    <内容>
    マキタスポーツは正直なんだと思った。小洒落たグルメ本でもお高くとまった料理紹介でもない。おそらく普通の日本人が本当は感じている食事に関する感性を吐露したもの、といえばいいのだろうか?自分もすべてに賛同する訳ではないが(個人の感性なので)、何となくうなずきながら読んでいた。

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    2025年03月31日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    著者のポッドキャストは聴いていたし、同郷ということもあり勝手にシンパシーを感じていたが、読み始めの当初は、その提言の根拠や客観的なデータ、みうらじゅんのような断定の面白さも薄弱だなと感じてしまった。
    しかし、読み終えた時にはまるでスッと憑き物が落ちたみたいな清々しさがあった。
    ツッコミからベタへ。
    神経質なメタから力強いベタへ。

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    2023年05月02日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    ツッコまれたくないからツッコんで自分を守る。ツッコまれ慣れていないとツッコミや指摘に対する耐性が低いため些細なことでストレスを抱えがち。。。

    マキタスポーツが発するどの説も妙に納得させられる一冊。ツッコミ至上主義の世の中を斬り、もっとボケ倒して楽しい生き方をしようという提言が面白い。

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    2022年12月26日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    私が考えたことのない視点が面白かった。
    私は「浮動層」。
    73㌻の「ムラ社会」の件は納得した。
    自己愛が強い人の方が生きやすいのかぁ。
    →それは「自分マニア」になること⁉️
    様々なビジネス書に私は踊らされてる⁉️
    私は本当に未完成。←心が楽になる。
    理不尽はあって当たり前。逃げられないから、慣れるか、許す、譲歩する。
    人間とはしょうがないもの。

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    2022年05月02日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    お笑い芸人の本は面白いものが多い
    昨今の炎上・バッシングの諸問題を「ツッコミ」と評し、それと対比しながら自分の「好き」を全面に押し出す「ボケ」の生き方を推奨する

    この論考を、人間の業や不完全さを肯定する日本文化と絡めているのがおもしろい

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    2022年04月15日
  • 雌伏三十年

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    20220403
    なかなか苦労してきた人なんだな、というのがわかった。
    でも周りに主人公みたいな人がいたら面倒くさそう。

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    2022年04月03日
  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

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    Twelveの音楽番組、『カセットテープ・ミュージック』の書き起こしで、マキタスポーツとスージー鈴木の対談本。

    番組の初期の頃は見てなかったので、知ることができて良かった。

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    2021年06月28日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    ボケ、ベタ、好き嫌いで
    閉塞感と理不尽と面倒を突き破っていこう


    90年代から始まったインターネット社会からの、
    正しさ・知識偏重や、メタ視点、ツッコミ志向は、
    行くほどに息苦しくなる。動けなくなる。

    自身が生きてきた時代だからそんなもんかと思ってたけど、
    動いていこう、ボケていこう、面白がってやろう。
    そう励ましてもらった。


    先日読んだ、エリートはなぜ美意識を鍛えるのか、
    の美意識にも通じるものがあった。
    個人の感覚を育てることが、
    状況を打開するのに必要なところなど。

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    2020年12月14日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    ネタバレ

    もっと軽い本なのかと思って手に取ったのだが(ごめんなさい)、思いのほか深い考察で、でも読みやすい文章で、一気に読んでしまった。
    共感したり、納得できることばかりだったが、特にハッとさせられたのが
    「思い通りになることが増えていけばいくほど、思うようにならないことに出会うとストレスがたまっていく」(p139)。
    確かに自分もそうなってしまってるかもしれない。これからは思い通りにならなくても、ボケ倒していこうと思う。

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    2020年11月11日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    マキタスポーツさんの主張には、共感できるところが多かったですし、「好き」な文体でもありました。
    堅苦しい表現や論調はないので、読みやすい評論だと思います。

    他者に対して、「一般論」という自分が傷つかない立場から、指摘·批判をする「ツッコミ」をやめ、(他人の目や「ツッコミ」をきにせずに)自分が夢中になることを一生懸命にする、ということの強さというか価値を改めて感じました。

    まずは、「良い/悪い」という価値判断で発信するのではなく「好き/嫌い」という自分自身がしっかりと見えるような形で物事を発信したり、自分が「好き」なことに熱中する生活を心がけたりして、他者への「ツッコミ」ではない、「ボケ」た

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    2020年03月08日
  • 決定版 一億総ツッコミ時代

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    視点に共感。
    ストレスがかからないことで、耐性が下がる。その通りだと思う。
    ボケが許されない思考が強すぎるのだろう。それが、今の世の中がおかしくなっている理由だと思う。

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    2019年06月02日
  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

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    それぞれのお勧めの曲に対してコード進行についてよく語られていますが、楽器が弾ける人はそのような観点からも聴くことができるのかと感心しました。それにより確かに曲の作り手のことをより考えることになるのでしょう。
    また、歌詞についても私はよく聞き流してあまり深く考えないたちですが、歌詞にもいろいろな意図があり、聴く人の心に響く時があるものですね。

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    2018年12月31日