村松加奈子のレビュー一覧
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ネタバレ「あたしは、いやだよ」
湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまうーー。と思っていまら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!?
シリーズ第4弾。亡国の姫君リ・ルゥのお話。
前半ドタバタからの後半シリアス展開。自然な流れで読みやすかった。『新妻と思春期の少女はジゼットに近づけるな』が発動したのが良かった。ピィの色仕掛け、その筋の人だったら本当に危ないと思う。危なかった。ピィは可愛い。しかしメインターゲット層であろう思春期少女には刺激強めな内容だったのではないかと思うのだけど、ジゼットがいる時 -
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「あなたのことを、お待ちしておりました」
帰る家のない四人の少女と、不思議なホテルの物語ーーー
四人の少女、サフィール、ヘンリー、リュシエンヌ、そして古城ホテルマルグリットそのものに、それぞれの背景物語を感じさせるところがとても好きです。四人の少女についてはそれぞれ王道ものの追放者なので入りやすい。王道ものの追放者が四人も揃って、一つのホテルを経営するとかワクワクする。それとあとがきで書かれていたように、〝ホテルの〝あかりが旅をする人の心をあたためる、というホテルという場所への愛も感じるのがなんかとても好きだった。建物好きなのが呼応したか…。
時々へこたれることはあっても、決して負けない女の -
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湖の側にある古城「マルグリット」。
帰る場所を失くした4人の女の子が蒼の番人に
「このホテルの女主人(メトリーゼ)にならないか?」と
話しかけられることで始まる、メトリーゼをかけた少女たちの物語。
魔法を封印されたピィ、軍を追われたジゼット、
秘密の過去を持つ普通であることを願うフェノン、
国を亡くした王女リ・ルゥ。
メトリーゼになれるのは4人のうち、ただ一人だけ。
後継者を探す老いたメトリーゼ・リュシエンヌと
いつも傍らにいる青銀の瞳、青みがかった灰色の髪、
髪と同じく青銀の衣装に包まれた羽のように軽やかな所作、
思いの他低い声を持つ蒼の番人サフィール。
奮闘する個性豊かな4人の少女と -
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手に入れたホテルを、どうにかこうにか回している4人の少女。
普通のお客様ではないお客様が泊った嵐の晩に
手違いで入れてしまったのは、元のすみかの人達。
師匠を殺してしまって追放、の内容がそうだったとは。
ある意味正当防衛になるのではないでしょうか?
とはいえ、自分が殺してしまったので
良心の呵責はあると思いますが。
単なる暴走かと思ってたんですけどね~。
相手の都合で、あっちへこっちへ移動させられるのには腹が立ちます。
しかも相手の弱い所をついて、ですから、さらに腹が立ちます。
が…実力のある人を相手に怒らせてはいけないね、というよりも
手段を選ばないって素敵ですw
番外編でもう一本。
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ネタバレ湖のほとりの古城ホテル・マルグリット。
その新たな女主人の候補として集められた四人の少女たちのお話です。
四人の少女たちはそれぞれ帰る場所を持たず、「このホテルの女主人になる気はないか?」の問いに頷いてやってきました。
魔山を追放された魔女・ピィ。
軍から追放された美貌の軍人・ジゼット。
とある稼業から足を荒い、「普通の女の子になりたい」・フェノン。
そして今はもう亡き国の姫君・リ・ルゥ。
四人の少女はたった一人の湖上ホテルの主の座をかけて、争い始める。
という感じで。
すごーくすごーく、少女小説だったんですが。
そんなことよりも、ジゼットさん! ジゼットさん!
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小学生向けの本ですが、作者が紅玉いづきってことで読んでみた。あとがきによるとシリーズものらしいです。紅玉いづきがシリーズものですって!なんで電撃でやってくれないの!?
ちなみにイラストも電撃大賞の人ですね。
このつばさ文庫、創刊当初はハルヒやスレイヤーズが移植されてたし、椋本夏夜とかいのうといぢといったラノベ絵師が表紙描いたりしてるし、最近はキノの旅もオリジナル話入れて出てるらしいし、つばさ文庫も侮れないなw
しかし改めて読んでみると、全ての漢字にルビが振ってあって読みにくいったらないw
・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。
(あらすじ)
その古城ホテルは湖のほとりに佇んでいる。人でな