悠木シュンのレビュー一覧
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続編であり、少し記憶を取り戻すの時間がかかると思ったが、冒頭より紫さんが登場し一気に記憶が蘇る。
謎解きというというか、お悩み解決というかちょっとした相談(ご本人にとってはちょっとしたではないが)が持ち込まれるカフェ。
兄弟で運営しているが、料理上手で頭の切れるかっこいい兄貴に対して、なんとかスマートに物事を解決したいと考えるもなかなか上手くいかないが、紫さんがいいタイミングで合いの手を入れたり、新しい解釈を加えたりして円満解決に向かう。
いつも冷静沈着な兄貴のイメージとは違う内面が見られたり、新しい顔を見せてくれてどんどん引き込まれる。
が残念ながら3分の2で公開期間終了。残りが気になる -
Posted by ブクログ
ネタバレ魅力的なチョコレートに少しずつ優しさが
伝搬してく感じが楽しい物語でした。
人って見えないところや気づかないところで
繋がっていて知らず知らずのうちに
助けていたりまた助けられている部分が
あるんだろうななんて思いました。
冒頭でこの小説では必要であったんだろうとは
思うのですが、子供を残してなくなる親の
話はちょっと苦手ですね・・・
いろんな人の優しさが巡り巡って
チョコレート専門店の店主にたどり着いたのは
この店主が心を込めて作ったチョコレートの
おかげなんだろうなぁ~
「大丈夫・なんとかなる・うまくいく」
私もこの言葉を忘れず時にチョコレートに
助けてもらいたいと思います。
何処か -
Posted by ブクログ
ネタバレ※
バトン部に所属する主人公の幸(サチ)が、
中学生活最後の大会を前に退部の意思を
顧問に告げるところから物語が始まる。
退部をバトン部の親友に伝えるタイミングに
悩んだり、家庭環境の負担も最底辺な状況
でないと自分に言い聞かせて自分を納得させる
ことで不満を押し殺したり、
周囲の変化に戸惑いながらギクシャクする微妙な
友人関係に居心地の悪さと孤独感を募らせる反面で、
自分は悪くない、私のせいじゃないと感じている。
胸に生まれる色々な思いをうまく相手に伝えたり、
鬱憤を適度に発散させる方法を未だ知らなくて、
揺れる感情のエネルギーがくすぶっている様は
小学生ほど幼くないけれど、高校生ほど大 -
Posted by ブクログ
福岡の美しい海岸線と豊かな自然が広がる愛島。
市内から少しはずれた、なかなか辿り着けない隠れ家そのものの、カフェ「キッチン・マホロバ」。
訪れた人から語られる小さなミステリをサラリと謎解く兄弟。
公園で木から落とされそうになっていたバターを塗られた猫
プロレス同好会の主催者、綺麗目女子の秘密
突然スキンヘッドになった中学生
公開プロポーズから逃げ出した彼女の理由
カフェに届いた16冊の本の謎
剣道で決着をつけた2人の告白の行方
気になるあの子に毎月届く男性宛の封書
愛島にやってきた彼女の理由
休む間もなくやってくる謎たち。
もう少し余韻に浸らせてくれーとも思いつつ。
ルックスも料理も頭の回