佐嶋真実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真田幸村、サスケ(信濃の戸隠流忍者)、ほのか(伊賀忍者)の三人の若かりし頃を描いたお話。どんな困難も、受け入れがたいさだめも、「天意」と受け止めて覚悟を決める幸村。戦国の世で、「人を殺めない」という決してたやすくない信念を貫くために厳しい修行を積むサスケ。…何を読んでも刺さる今日このごろ。
以下、引用。
――いつも幸村は、困難にぶつかったとき、つぎなる手を考えだすことに全力をそそぐ。置かれた苦境を天意として受け入れ、覚悟をさだめて新しい突破口をさがすのだ。(六九頁)
――これが、あたしのさだめだと分かっているんだ。でも、まだ素直に受けいれられないんだよ。幸村みたいに、すべてを天意だと -
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Posted by ブクログ
プレイステーションで「俺の屍を越えてゆけ」というゲームが発売されてから4年後、小説化が決定しました。これは極めて異例なことです。通常は相乗売り上げ効果を期待して同時期に発売されるものだから。何故こんな風なことが起こったのかというと、4年経った今でも根強いファンが大勢いるからに違いありません。
この小説はゲームの物語の前史にあたる物語です。故に、ゲームをプレイしていない人はあまり楽しめないかもしれません。私がそうだったように。この本の出来が悪いわけではないのだけど、このゲームが好きな人が読んでこそ楽しめる1冊な気がします。プレイしないまでも、俺屍がどんなゲームだか聞いてから読めばよかっ -