砂川秀樹のレビュー一覧

  • カミングアウト

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    オープンリーゲイの著者による「カミングアウト」考。述べられていることはほぼうなずけるし、カミングアウトすることで一歩進んだり、結果的にはいい方向に動くことが多いだろうからカミングアウトがしやすい、当たり前の社会になることは大切だと思う一方で、カミングアウトしないといけないのだろうかとも思う。そのことは書中でも触れられているけど、基本的なカミングアウトを肯定する内容なので、言及に割かれる紙幅が自分としてはもの足りない。
    カミングアウトする・しないは個人の自由だし、自由とは言えず悩み苦しみながらできない状況の人もいるだろうから、カミングアウトすることが当たり前になってしまうと、しないことの不利益が

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    2021年07月31日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    当事者で、親にカミングアウトしていない。友人にもほとんどしていない。

    これを読んで、する気になるかと言うと、そうではない。

    あとがきにもあったが、

    カミングアウトした後に読んでもらいたい本。

    という言葉に感動を覚えた。感動なのか、語彙がないので違うかもしれないけど。

    がんばれ!大丈夫だよ!わかってくれるよ!

    だけでは不安のままなんです。

    この本のように正しい知識や情報、当事者の言葉、親の言葉、全てが一冊になっていて、自分の負担もカミングアウトされる相手への負担も軽くしてくれるような一冊。

    色々な場所においてほしい。

    これは素晴らしい本です。

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    2021年01月18日
  • カミングアウト

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    同性愛の人の心情がよくわかる本。教育現場にもLGBTの児童生徒がいることを認識して指導に当たるために。

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    2020年12月27日
  • カミングアウト

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    初めて本を読んでいて泣きそうになってしまった。カミングアウトストーリーで愛する人の最後に立ち会えないというエピソードに対して社会への憤りを感じ、また切なく悲しくて泣きそうになった。

    セクシャルマイノリティについて興味があり、また自分自身が知らないうちに彼らを差別しないためにも知識を得ることが大事だと考え、この本を読んだが、非常に読みやすくわかりやすく書かれていた。
    入門書としてはオススメで前に読んだ同じ分野の本よりも易しかった。

    社会が変わるためには個人個人が変わらなければいけないというのはごもっともな事で、その中でカミングアウトが重要な役割を果たすのだなと感じた。

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    2020年11月13日
  • カミングアウト

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    基本的な知識に加え、具体的なエピソードが載っているため、すんなりと学ぶことができた。
    LGBTについて理解のある人々が増えてきている分、同性を好きなことが普通である社会をつくるためには、自分たちも頭や心のどこかに、当事者意識をもっていることが大切。

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    2019年12月18日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    この本を読んで初めに思ったのは「その気になってささっとカミングアウトしたら痛い目みるで」だった。  素敵なことがこの本では起きている。とっても。だけれどしかし、現実でそう行くのは本当に稀で大変な事だと思うのです。 また、差別や偏見に対して異議を唱えていく中で「オタクみたいに」という表現に強い違和感を覚えもしました。  ただ、セクシャルマイノリティの問題に興味を持った人(又は本人)が一人で悩んでいる時にこの本は巻末のコミュニティ情報を含め、とても良い一冊になるのではないかなと思います。 

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    2015年06月03日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    同性愛者とその周囲の人との往復文書。まだまだ理解されず窮屈な思いしてる人がいるんだなぁ。周囲の友達にカミングアウトされたら素のまま受け入れられるようにしていたい。

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    2013年01月15日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    p183「ゲイが人口の数パーセントいるとすると、親はその二倍やん。人口の一割以上がゲイの家族やねんな(後略)」
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    同性愛者とその周囲の人の手紙のやりとり。
    同性愛者であることをカミングアウトする人、された人達の心の葛藤。
    手紙だからこその言葉であり、手紙だからそば見えるものもある。
    文体も文章も書き方もみんな違うし内容だって違う。けど、みんな普通に読めるのだから、違いなんてないのです。
    この本の内容はそういうことと似ていると思いました。

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    2011年09月30日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    ゲイ、レズビアンであることをカミングアウトした人と、彼らの告白をうけとめた親や教師との間の往復書簡をおさめたもの。特に親や教師たちの側が、きれいごとじゃなく自分自身の動揺や悩みについて率直に語った文章のいくつかが心に残る。これからカミングアウトを考えている人や、告白をどう受け止めていいか迷っている人には、大きな勇気をあたえてくれる本だと思う。しかしなぜ男親は女親にくらべて受けとめるのが難しいんだろうか、とも思った。

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    2011年07月16日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    どういう経緯でこの本と出会ったか忘れちゃったけど、感想をブログに載せたら、それを見た友人が自分の親にカミングアウトしたという出来事がありました。
    「面と向かって言うのはウマく話せないから手紙を書いて伝えよう」
    この本には前向きな気持ちが詰まっています。読めば背中をグッと押された気になると思います。
    それにしても、この本に出てくる親はみんな理解があって、完成された人たちだなぁと思います。

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    2010年05月18日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    親との関わりあいで悩んだときに読んだ。
    私もいずれ父にはカミングアウトをしたい。
    でも怖い。母にしていたって受け入れられてるとは違う。
    手紙、か。
    つらいなあ。
    いたかったです。

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    2009年10月04日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    つらかったし、苦しかったろうと思う。自分は言う気はないけど同じ立場だったらどうかなーって考えちゃう。いろいろな団体の知識も手に入って交流してみようかなって気になった。

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    2009年10月04日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    一般人の手紙の寄せ集めなので上手な文章、というわけではないですが真摯な気持ちが伝わってくる文面でした。ゲイの方々の父母世代の方々の手紙を読んで、やっぱりこのくらいの世代の同性愛についての一般認識はこういう感じなのか…と思って悲しい気持ちになりました。でも兄弟世代だとだいぶ偏見も薄れているなあ…この本に出てくるカミングアウトはみんな、一筋縄ではいかなかったけれども受け入れてもらえて良かったと思います。こういう気持ちの繋がりがほしいなあと思った次第です。

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    2012年01月31日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    正常とは何か
    個々のセクシャルは自己尊重のうえに成り立つべきだが同性愛なら繁殖するのは困難となる
    だが異性愛でも病気などで繁殖できない例もある
    何が正常というより何を選ぶのか、多様性というがそれに社会が保護できたり結婚のような法的整備が同性愛でも必要だと考える
    しかし、価値観がちがうと排除するのではなく
    みんなで支えあい、差別をしない社会であれば
    自他ともに生きやすくなり、周りにも優しくなれるのではないだろうか

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    2025年11月04日
  • カミングアウト

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    LGBTの話は、イメージがセックスと結びつきやすく、それがまた歪な感じになってしまうんだなと、本書を読んで腑に落ちた。
    恋愛に付随するものとして、普通に受け止められたらいいのに。映画とかの影響だと思うけど、性に奔放なイメージがつよいから、普通の生活のイメージが上塗りできたらいいなと思う。

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    2023年11月29日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    このカミングアウトにまつわる手紙と、それに対する親などからの返書、っていう内容。巻末には、親たちの対談も収録。考え方はそれぞれなんだけど、どの手紙からも確実にうかがえるのは、徹底的に真摯に向き合った上で書かれた言葉たちであること。圧倒されました。

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    2023年10月16日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    古い(15年前)の本ということもあり、読んでて辛いポイントが結構あって読みきれなかった。
    つらい。。。

    あれから15年。あの頃よりは、マシな世の中になっていると、信じてる。

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    2022年01月15日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    親書「カミングアウト」と類似した内容であるが、より当事者の心情が分かる内容となっている。題名の通り、カミングアウトをした時の様子を手紙形式で書いている。

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    2020年12月27日
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡

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    うーん、難しい。

    カミングアウトして何が悪い。差別する方が悪いんだ。
    それはたぶん正論だ。でも、実際にはそう簡単にはいかない。親だって友人だって、偏見の中にどっぷり浸かって生きてきたんだから。

    この本に収められた書簡では、大体においてカミングアウトされた側(親や先生など)が最終的には理解を示してくれてる。その裏で何人のレズビアンやゲイがカムアウトを通じて人間関係に亀裂を生じたり、勘当されたり、そして自殺したりしているんだろうか。

    あ、ちょっと引っかかったのが、「たとえゲイでも、あなたは私の息子だから。」っていう言い方。それって、「たとえ殺人者でも、あなたは私の息子だから。」と同じように聞

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    2011年08月20日