米山浩平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一巻で明かされた【0ガンダムのパイロット=○○○○】ほど衝撃的なエピソードはありませんが、
アニメに沿う形で登場人物の細かい心理描写が書き込まれているのが個人的にかなりツボでした。
中でも特に印象的だったのがスメラギさん。
過去に犯した重大なミスに関わっていたと思われる人物の名前、
そしてその人物が彼女にとって非常に大切な存在であったことが示唆されています。
また、超人機関へのミッション終了後、
スメラギさんとアレルヤが酒を飲み交わすシーンにも注目
酒に口をつける前に「聞いてほしいことがある」とスメラギさんに告げるアレルヤ。
ミッション遂行に関するアレルヤの搾り出すような感情の吐露、
そしてそんなアレルヤの言葉に深く【共感】しながら耳を傾けるスメラぎさん…。
この【共感】の部分は、尺の関係か、アニメではカットされていたようですが、
私はこのシーンから、
両者の背負う過去が似た性質のものであるような印象を受けました。
ビリーとの関係も未消化のまま、
なによりトレミーのクルーの中でも数少ない生き残りである(はず)の彼女、
セカンドシーズンはより重要なポジションになるのかも!?
他にも、
クリスに対するリヒティの恋心もすごく丁寧に描かれているし、
小説でも相変わらずコーラサワーはスペシャルで2000回な上にドMな感じだし、
セルゲイ中佐は渋すぎてかっこよすぎるし、
グラハムに勝るとも劣らないハワードのフラッグへの愛情には感涙させられるし、
とにかく中身の濃い一冊です、00好きなら読んで損なし!! -
Posted by ブクログ
ネタバレやっと1期ノベライズ読破です。
最近時間がありすぎたので怒涛の早さで3冊読みました。
今回が1番良かったですね。
読み進めてキャラが把握できていたのが大きいと思います。
このあたりキャラの把握がままならなかったギアスノベライズより好きです。
(単にノベライズの方向性の違いと思いますが)
改めて読むと1期は「2期を前提に」作ってるなぁと思います。
種は「どうしても運命が必要な理由」ははっきりなかったと思いますが、
00は1期は明らかに前編。
しかも結末は衝撃的ですね…この結果によって1期では3つに分かれていた
国家群が、2期では「アロウズ」としてまとまっている。
アロウズが圧政だったにしても、一応ソレスタルビーイングが示した
結果の可能性の1つが出ている。
1期に比べて武力介入がよりゲリラ色を帯びてしまう感じがします。
しかも2期CBはそれを「自分たちの意思で」決断するのだから凄い。
でもその立場のほうが自分的には「ヴェーダ」という支柱のある
1期より好きですね。
そして、1期最終巻ということで沢山のキャラが亡くなりました。
トリニティ兄妹はやはり長兄以外にあまり思いいれ出来ませんが、
彼等も犠牲者なんですよね。
しかもサーシェスも似た人種でうぜぇ…でもこいつやグラハム君て
自分の考えがどういうものかを正面から受け止めてる分、何か潔いです。
やっぱり「妬み」で戦いの種をまいたネーナが1番嫌いかも。
こいつのせいで(戦いのせいで、とは言い切れない)あんなに甘かったのに
どんどん距離が広がる沙慈君とルイスちゃんは切なすぎます…
「バイバイ」が重過ぎました。
彼らがきちんと着地できますように。
んでもって、トレミークルー。
クリスさんやリヒティ君は、当初はトレミーメンバーの中でも人間くさい、
普通なら当たり前に持っていていい「怖い」といった感情を素直に出せる
キャラだったので、そんな彼等がフェルトちゃんを逃がし、
初代トレミーとともに果てる姿は涙涙でした…
平和、ていうと説教臭く聞こえやすいですが、
欲しいのは「当たり前の日常」なんですよね…
ニール君の最後は大泣き。
縁の下の力もちだった彼、最期はホント「自分の想いのため」に
死んでいきましたね…そう、どれだけ彼が皆に大事にされているか。
それを考えると何としても死んで欲しくなかったのに。
2期の今も彼は皆の中に色々な形で生きていますよね…
特に登場人物はともかくファンの方の中にもライル君をニール君を
重ねて見ている(こんなのロックオンじゃない!的な意味で)
方が結構多いことには驚きました。
自分は2期から入ったので自然に別人として見たのですが。
ファンの心にまで影響力をおよぼすなんて凄すぎですニール君。
アレルヤ君は最終的には「彼」になるんじゃないかっていうのが
最終決戦に表れてましたね。2つの人格が1つに重なって。
かなり泣けましたここも…某予告アニメで「第3の人格」て
ネタがあったのが気になるんですが、その答えがこういう
「1つになった彼」だといいなぁ。
彼に希望と絶望を与えた「彼女」との今後も気になります。
この巻で1番変化とげたのって何といってもティエリア。
1人称も「私→僕」と変化しましたが、ヴェーダの命令に従う「兵士」から
自分で考え、行動する「戦士」になりましたね。
彼に起きた変化が2期で凄く重みを持ってくるんでしょうね。
とはいえヴェーダからロックオンになったとはいえ、
いつも心に誰かを置いている彼はいじらしいです(笑)。
しかし彼のような特殊な存在にもここまで大きい変化をおよぼしたニール君、
只者でなさすぎだよ!
刹那の見た夢は衝撃的すぎました。
彼は切ないほどに生粋の戦士ですが、そんな彼にも「戦いたくない」という
想いはある、ある意味とても嬉しいことでした。
戦うことしか知らない彼が、今その「戦いのない=戦う必要のない」
世界のために戦っている。
「戦いのない」世界がもし訪れたら、それは彼にとって「未知の世界」。
彼がどう生きることになるのか、とっても楽しみかも。
違うのは承知ですがニール君の「変われ」ってこういう意味かも…
平和な世界で笑える彼になるように…と。
2期はアロウズ・イノベイターというもろ「悪役属性」なキャラによって
勧善懲悪にやや近づきますが、
代わりにCBの関係が結構複雑なものになりますよね。
(これはヴェーダという「主」がいないことが大きいのでしょうが)
その変化が展開に及ぼす影響が楽しみです。
そして2期は戦いを本当の意味で否定している
(理由はどうあれ武器を持つ・戦場に出るというのは戦いの肯定になってしまう)
マリナさんがキーになってますよね。
歌=マクロス、て印象強いみたいですが、実際歌=音楽自体は
言語・生物の壁を乗り越える力があるので
(外国語の曲にも聞き惚れるし、動物も気にいる、花も綺麗に咲くなど
も聞いたことがあります)
結構ばかにはできないものだと思います。 -
Posted by ブクログ
正直、原作がアニメやゲームのノベライズ化にはあまり期待していなかったのですが、最近一番のハマりものが00なので、勢いで買いました。
そんな私が読んでから驚いたことは、文の丁寧さ。
アニメを何度見直したとしても理解できない部分など、小説ではさくっと説明を入れてくれています。
更には、アニメでは明かされない細かな設定まで、この小説を読むことによって知ることができるのです。
アニメを見た後にこの小説を読むことによってより00の世界にのめり込む事ができるでしょう。
そしてロボットアニメを小説化するのですから、簡単な作業ではありません。
戦闘シーンの描写も、手を抜かれることなく丁寧な文章で表現されています。
00のファンとして、これは文句なしの一冊です。
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Posted by ブクログ
素晴らしく再現度の高いノベライズ。想像以上によくできてた。
文もしっかりはっきり書かれてる。内容的にもハッキリ書かれていて、アニメじゃ曖昧だったり「察してね」的なのもハッキリ書いてるからその時の登場人物の気持ちとかがアニメ以上に伝わってくる。
視点は代わるが時間軸は基本的に一つ(簡単に言えばA視点とB視点での同じシーンがなく、A視点からB視点に変わってもAの時の時間を引き継いでいる)なので、アニメとは違った印象を受ける。
00の話自体は、未だに世界は一つになれず3つの国家群がお互いを牽制し合っていた未来。
そんな中で国家群の一つAEUが最新のモビルスーツを開発し披露するのだが、そこに「ガンダム」というモビルスーツが登場し、圧倒的な力で倒してしまう。
ガンダムを所有するのは私設武装組織「ソレスタルビーイング」。「戦争に武力で介入する」という宣言をする彼らの登場により、世界が大きく変わっていく・・・という内容。
戦争は根絶できるのか、ソレスタルビーイングやそれに関わる人々のそれぞれの思いを描いた人間ドラマだと感じている。
とりわけ戦いに身を投じていく刹那と真逆で対話をと訴え続けるマリナとの対比がこのシリーズの大きな流れになっていて、お互いが影響されどう変わっていくか・・・そこら辺を気にしながら読んでもらえたらと思う>アニメ見てない人 -
Posted by ブクログ
ネタバレセカンドは凄く駆け足って印象でしたが、かなりノベライズがフォローしてますね。
この巻までで10話までなので、あと最低2巻は確実にあると思うので。
発売決定のスペシャルエディションも1期1巻・2期2巻みたいだし。
そんなこんなで丁寧に描かれてますね。
特にイノベサイドやマイスターズのフォローはかなり凄い。
特にリジェネやライル君はかなりフォローしてもらえてるのでは。
今回は表紙のアレマリと、ティエが活躍してます。
どうでもいい補足部分ではありますが、ティエリアの女装の件に関して、
「わずかばかりの困惑と羞恥の念を、使命感というローラーで引き潰す苦労を要した」
は大受けしました。やっぱり恥ずかしかったんだ…(大笑)
2期全体で見ても、アレマリのエピソードは1番良かった気がしますね。
その「勧善懲悪」の真逆をいくエピソード。
立場以上に、アレルヤ君、マリーさん、荒熊さんの構図は、
婿、嫁、嫁の父でした(笑)。
…とはいえ、嫁の父には一瞬という程度にしかなれなかった荒熊さん、切ないですね…
ある意味実の息子を歪ませてしまった罰だったのかもですが。
最後小熊が改まるのは1番彼にとって救いだったかもしれない。
この巻で感じたというよりは、改めて感じたことですが、セカンドでは
「擬似GN粒子」が邪魔すぎましたね…
この粒子が細胞を破壊してしまうこと(ある種「癌細胞」)、
逆に刹那の「虹色GN粒子(勝手に命名)」が細胞異常を回復させたことが、
完全懲悪感を上げてしまいましたね。
どうしても擬似GN粒子出し=悪に見えるから。
ただ、どうも「純粋種」も救いばかりではないようなので、
来年の映画も気になるところでありますが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレガンダム00のノベライズであります。
1期全く知らないので、1期知る意味でも読んでみました。
うん、マイスターズは2期と全然キャラが違いますね。
話のほうは、「00って種運命の焼き直しだろうか」と思わせるものを
前からうすうす感じてましたが、そんな感じですね。
ソレスタルビーイングはかなりオーブ軍になる前のアークエンジェルに
似てますし。
(大きく違うのは「武力介入」をはじめから明言していること!)
そして2期後半になれば誰かはっきりしている
「幼少時代の刹那が見たガンダムの乗り主」の考えは議長に酷似です。
…自由のない平和に何の意味があるのか?
とはいえ「自由」を奪うことで平和をもたらす方法は結構SFでは王道かもですが…
今の日本でさえ十分ある程度管理社会であり、
「住所」や「身分」が生きるために求められたり、
自給自足は都会ではままならなかったりしますが、
それが当たり前と思うのは感覚が麻痺してるわけで…
そう考えると「管理・支配社会」もそこに居る人間は何も思わないかもしれない
んだよなぁと…
ソレスタルビーイングを善とするか悪とするかもとても微妙。
マリナさんのように「間違っている」とも言い切れない。
実際マリナさんも「戦いの中での生き方しか知らない」刹那から
色々なものを知っていくのでしょうが…
ソレスタルビーイングの行いについては、
ロックオンがいい例えをしてくれていました。
「警察の存在意義と同じだな。警察は犯罪撲滅や犯罪抑止を目的として存在
してるが、実際に犯罪がなくなれば存在意義が失われる。かといって、
警察機構を全部なくしちまえば、犯罪は飛躍的に増えることになる」
ロックオンGJ!なので一概に「間違ってる」と否定はできない。
警察も「事件は起こらないと動かない」では本末転倒と思います。
しかし、こういう存在が危険だということが2巻で露呈します。
一気に読んでしまったので続けて2巻の感想書きます。