鬼頭宏のレビュー一覧

  • 人口から読む日本の歴史

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    歴史人口学、はじめて本書で知りました。正式な国勢調査が実施される以前の時代の人口動態について、様々な書物やもっと昔であれば遺跡などから大きな絵を描いていくという領域です。縄文時代や弥生時代についての推計は、「地頭力」という本で話題になった「フェルミ推定」という手法が用いられていると理解しました。例えば「日本に電柱は何本ある?」という質問について、正確な答えを知っている人など存在しない中で、ロジックを組立ながらそれらしい答えを導く、そのプロセス、ロジック作りが重要ということでこの作業自体は面白いと感じました。

     本書で一番面白かったのは江戸時代でしょうか。江戸時代の日本は豊富な記録があったということで(もちろんそれをつなぎ合わせた研究者の地道な取り組みに頭が下がりますが)、江戸時代の家族構造やどんな生活を送っていたかは非常に面白かったです。典型的な妻は20代初頭で第1子を産みますが、その後も間をあけながら産み続け、40代前半まで子供を産むこと、そうなると兄弟間も下手をすると長子と末子の年齢差が20歳くらいになるので、兄弟関係も今の日本とは全然違ったという姿など興味深かったです(だから日本は長子継承の直系家族が当たり前だったのだなあと感じました)。専門用語や推計ロジックのややていねいすぎる解説などは、門外漢からすると不必要では?と感じるときもありましたが、全部を読み終わると歴史人口学についてそれなりの知識を持っている自分に気付きました。おすすめです。

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    2023年04月27日
  • 人口から読む日本の歴史

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    歴史というと政治史ばかりを追うようになりがちであるが、そうではなく人口などの統計資料から歴史を見る本である。

    海外では信徒名簿、日本では宗門改帳が人口統計をするための台帳となる。

    日本は縄文時代からずっと人口増加の一途を辿ったわけではないが、そのウラには経済構造の変革やそもそもの生産力の影がある。農業革命が起きれば人口は増加するし、産業革命が起きても人口は増加する。

    また江戸時代には、困窮から間引きが発生したようである。
    この本には、「ある経済構造・社会体制が爛熟してくると人口増加が緩慢になってくる」とある。
    人口増加とか現象とかは結果に過ぎず、人間一人一人が子供を産み育てることへの意欲があるかどうかである。そしてそれは減っている。それは社会が爛熟し社会保障が充実したとか、そういう要因が大きい。
    しかし社会は発展していくものであるから、当然の帰結でもある。これをこの著書では「文明の逆説」と呼ぶ。

    いまでは資本主義がよろよろになりながら「生きている、生きている」とさながらカテーテルや胃瘻や点滴を施しながら延命している状況であるが、誰もがそれが限界にあることは認識しているはずである。かといって共産主義が時代に早すぎたのかどうかは分からないが、もう墓場の中である。

    浪費をしつつけ、飽食の時代に終止符を打つ必要があるのかも知れない。そうしないと、いくら資源があっても足らない。それをこの本を読んで思ったことである。

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    2015年04月30日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    【読書その175】増田元岩手県知事等の有識者から構成される日本創世会議の報告書が話題を呼んでいる。我が国において、人口減少への取組は大きなイシュー。そこで、NHKにも出演した、上智大学経済学部教授鬼頭宏氏の人口問題を扱った本。近代からの人口推移の議論は興味深い。

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    2014年06月04日
  • 人口から読む日本の歴史

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    稲作農耕文化、気候の変化による、人口の変化、江戸時代以降になると資料から、日本の人口の推移を読み解く。

    かなり興味深く読んだ。

    各種文献・資料に基づいて分析、論述していると思います。

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    2013年03月16日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    ・日本人口が増えるのは、例外なく外部の文明を取り込んでいった時代。
    ・「年齢構成」と「地理的分布」の変化による不均衡の拡大。
    ・一人暮らしの老人が劇的に増え、2030年には700万人に達する。
    ・日本政府は1974年に「出生を抑制すべき」と明言していた。
    ・同質化した社会を変え、外に出よう。
    ・今後、食糧需要を補うための農業開発には常に環境問題がセットになる。
    ・地球が支えられる人口は多くて100億人。
    ・21世紀中に世界中で人口増加が止まると予想されているが、問題はそれまでに人口が膨大な数に膨れあがること。
    ・結婚した夫婦の出生行動は、ほとんど変わっていない、本当に大事なのは、未婚者への政策では?

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    2012年05月19日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    こうやって見ると歴史と未来予測はつながっているのだなあ。211pの資源循環型再生可能エネルギー中心の人口分散型スローライフ高齢化社会の話は詰めるのが大変そうだが一理あるようにも思える。

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    2025年08月31日
  • 人口から読む日本の歴史

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    20年前の本だが、縄文期からの日本の人口動態を追ったものなので、まず持って全く陳腐感はない。

    一万年前に列島に2万人いた人口は、漁労・採取を生業とする狩猟民であった。縄文期の温暖な気候を背景に人口は4000年で10倍以上の26万人程度にまで達する。この頃は、北・東日本に人口が偏在していた。サケ・ナッツ型と言われる狩猟・採取形態でサケなどの大型魚・シカなどの大型動物・ナッツが取れる落葉広葉樹林に恵まれた東日本の方が資源豊富ということらしい。(縄文システム)

    しかし、5000年前までに寒冷化によって北・東日本の人口は大打撃。この後、稲作文化の流入による弥生時代の到来で、3800年前頃までに人口は60万人程度に回復。人口は西日本で急激に増え、バランスが取れた形に。その後、室町にかけて漸進的に伸びていき、1600年頃には、1000万強となっていく。(水稲農耕化システム)

    その後、江戸幕府の260年の間、人口は3000万程度までに増加する。17世紀に社会が安定し、小農自立や荘園制の崩壊で生産の増加、流通、新田開発など好循環が発生し、農耕経済であるながらも人口保持力が増えていった。他方、18世紀には人口は頭打ち、相次ぐ飢饉や疫病で人口は停滞。19世紀にまた徐々に伸びていく。江戸時代の具体的な人口動向は、宗門改帳という当時の行政文書をベースに緻密な分析を加えていて、都市と村落の比較、地域の比較、浮遊層と貧困層の比較など興味深い。(経済社会化システム)

    最後は明治期以降の工業化システムであり、人口は、1.2億を超えている。そして、2007年でピークシフトして、減少に転ずる。

    最後に、江戸時代に生活改善のために産児制限や堕胎が行われてきたことも前提に、20年前の時点で少子化を望ましいこととして見ているのは興味深い。今や、異次元の少子化対策が叫ばれる時代となってしまっている。





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    2023年01月14日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    日本の人口は、晩婚化・非正規労働者の増加(所得減)など子供が増えにくい状況になっていることを分析。実は政府が1974年に人口減を提言していたことはびっくり。対策としては、高齢者の活用、女性の社会進出、移民の受け入れ等の大体は予想していた内容。この状況を乗り越えるには結局は社会システムの大きな変革が必要と言うことか。

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    2015年12月23日
  • 人口から読む日本の歴史

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    以前速水融さんの『大正デモグラフィ』を、興味深く読んだ。
    そこで歴史人口学なる学問領域があることを知った。

    この本の著者鬼頭さんは、その速水門下の人だそうだ。
    単にいつの時代の、どの場所に、どれだけの人口があったかを推定するだけの学問ではないとのこと。
    人々が、だいたい何歳くらいで結婚し、何人くらい子供をもうけ、いくつくらいで死んでいくのかを割り出していくのだとか。
    推定の方法については、専門的な統計処理などを駆使するため、そのあたりは詳しくは書かれていない。
    ただ、その結果として出てくる、例えば「貧乏人の子だくさん」といった俗説は正しくないことなんかが分かってくる。
    むしろ、余裕のある階層でないと、結婚できない、子供を養うこともできないということらしい。
    このあたり、速水さんの本で、「十五でねえやは嫁に行き」は正しくはないという論証を思い起こした。

    縄文末期には部分的には農耕が始まっていたこと、縄文期にはむしろ東日本のほうが人口が多かった、などの話も面白かった。

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    2015年07月27日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    遠いようでそう遠くない2100年の日本。
    人口が3分の1になった日本。
    今とはかなり違った日本になるようだ。
    悲観しているばかりではしょうがない。
    人口は増えればそれでよいということではない。
    社会を営む上で必要な人口を維持することが大切。
    これからの日本社会はどうあるべきなのか。
    日本の衰退ばかりをいう内容ではなく
    人口減少をきっかけとした新しい国作りを提言するような内容だったので良かった。
    でも問題はやはり深刻なようだ。

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    2015年03月13日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    先日も大きく報道された人口減少問題を、日本だけでなく2100年の世界まで広げて論じた内容。
    著しく減少していく地方に暮らして、弘前市でも経営計画のメインを人口減少対策にしているだけに、もっと考えていかなくてはならないテーマです。

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    2014年05月29日
  • 人口から読む日本の歴史

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    縄文の人口増加は出生率の高さ、弥生以降の人口増加は稲作、15世紀から17世紀までの人口増加は小作農の自立など小世帯化での婚姻率の向上、明治以降の上昇は工業化。
    女性は出産での死亡が高いので、出産適齢期の死亡率が高かった。
    七五三は死亡率の高い子どもの頃を越えられたお祝い。
    貧しいから人口が増加しないのではなく、豊かになると出生率が低下する。

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    2014年05月21日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    人口統計調査ではもしこのまま何の対策も打たなければ、日本の人口は2100年に今の3分の一にまで減少する。これはそうなった場合どうなるのか、そのための対策を記載している。現状を踏まえた上で楽観的に今後の行く末を見ることができた。歴史人口学的にもこれまでの日本の人口推移などが分かって興味深い

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    2013年12月18日
  • 人口から読む日本の歴史

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    日本の人口史には4つの波があったと説明する。第1は縄文時代で、中期に最盛期を迎えるが、後期、晩期には気候変動などによって減少する。第2は弥生時代〜中世で、農耕の広がりや大陸からの移民によって人口は増大するが、耕作適地の限界や荘園制度によって横ばいとなる。第3の波は14〜15世紀から江戸時代にかけてで、市場経済の発展や婚姻革命があったと説明されている。第4の波は明治以降の産業革命によるものである。

    人口の推移がわかるだけでなく、日本社会の移り変わりとともに説明されているという点では、とても明快で、日本史の大きな流れをつかむこともできる。人口が環境の支持力の上限に達し、生活に困難が生じると、より高度な技術が模索されるという人口波動論が最終章で説明されているが、まさにそうした革命的な出来事によって波動的に推移してきたように思われる。

    近年の人口増加は死亡率の減少によるものであること、長年の生活習慣が変わるには時間がかかるため出生率の低下との時間差が生じること、かつての先進国の人口増加や現在の途上国の人口増加について、そういった説明が可能であることも説得力があるように思う。

    ・人口の年平均増加率は、縄文前期から中期にかけての千年間は0.1%程度、縄文晩期から弥生時代の人口回復期は0.2%、弥生〜奈良時代の急成長期は0.4%。
    ・渡来の波は、2200年前の越人、1800年前の漢人の支配から逃れてきた人々、4世紀の騎馬民族、5世紀後半から6世紀の朝鮮からの技術者、7世紀の百済からの移住がおもなもの。埴原は、弥生初期以降の千年間に150万人の渡来があり、奈良初期の血統は北アジア渡来系8割、縄文系2割と推定した。
    ・10世紀以降に人口の第2の循環が停滞した要因として、耕地拡大と土地生産性の限界、気候悪化、疫病、土地制度の変化が考えられる。
    ・11〜12世紀の温暖化のピークの時代は、乾燥化の時代。1181年に日照りによる大飢饉が発生した。
    ・10〜11世紀に公地公民制が解体し、荘園・公領制が出現した。土地の私有化により、初期には原野の開墾を促す要因となったが、大規模な開拓が行われなくなった。
    ・第3の循環期における人口成長(15〜16世紀)の主要因は、有配偶率の向上による出生率上昇と、生活水準の向上による死亡率の改善。有配偶率の向上の原因は、家族労働力による小農経営への移行とそれを促す太閤検地によって隷属農民が自立・消滅したため。生活水準の向上は、サツマイモなどの導入や生産力向上、流通の拡大、木綿栽培の普及による衣類・寝具の改善など。

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    2018年10月31日
  • 環境先進国・江戸

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    ・石油ショックの時、石油が全く輸入できなくなった場合の養える人口の試算結果は、4000〜5000万人だった。
    ・18世紀初頭から1世紀半にわたって人口は停滞していたが、民衆の生活は着実に向上していた。
    ・18世紀の農業は、乾田化による裏作とともに、し尿、大豆や菜種の油粕、魚の〆粕、イワシやニシンの肥料としての利用によって発展した。10人が1年間に排泄するし尿は、米100kgに相当する金額に値する商品だった。
    ・文化期以降は、中流平野や三角州の用水路開削、伊勢湾、大阪湾、瀬戸内海沿岸、有明海、八代湾などの干潟干拓によって耕地面積を拡大した。
    ・享保、天明、天保の3大飢饉はいずれも冷夏多雨によるもの。
    ・明治前期における日本のエネルギー供給は、薪が82%、木炭と石炭がいずれも8%余りだった。
    ・近代以前に森林が破壊された時期は、都城や巨大な寺院が建立された7〜8世紀(近畿一円に限る)と、安土桃山から江戸時代前期にかけて(コンラッド・タットマン)。1666年に幕府は諸国山川掟を発令して山林の管理を行った。

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    2018年10月31日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    今から出生率が奇跡的に上がっても、既に一億人を切る事は決定的な事実。労働人口を上げなくてはいけないから、女性の掘り起こしか、外国人受け入れしかない、という話。
    個人的には大賛成で、ぜひ動くべき。今の人口ベースの日本で、年金や社会制度、増税を議論すべきじゃないし、無理がある。

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    2012年02月02日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    歴史人口学者による、これからの少子高齢化社会の日本の姿。予測では、2100年には四千万人になると…。確かに、どれだけ出生率を増加させようとしても、すぐに変わるものではないしなあ。さらに2055年には国民の40%が高齢者に。

    ただ、この本はいたずらに不安を煽るのではなく、希望のある未来のために現実を正しく受け入れそのためにこうしていこう、という提言がある。

    そのために、日本だけでなく、世界の人口がどうなるか、経済はどうなるのか、労働環境はどうなるのか、俯瞰して将来の姿が見えるように細かく書かれている。

    そもそも文化に伴い人口は比例するものではなく、少子高齢化は日本特有の問題ではない。日本がいち早く迎える少子高齢化は世界の問題を解決するコンテンツになる可能性さえあるのだ。

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    2012年01月14日
  • 人口から読む日本の歴史

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     なんで購入したか失念。なぜか家にあった。

     圧巻は、縄文時代からの日本列島のブロック別の人口推計。あたっているかどうかは自分に判断できないが、千人単位で推計している。

     例えば、縄文は、東日本が人口が多い、南関東の人口が畿内を抜くのは江戸時代に入ってからなど、当たり前かもしれが、数字で示されると、すごい。

    (1)西暦4から7世紀の古墳時代は寒冷期だったが、奈良時代になって温暖化が進み、人口が一気に増えた。(p64)

    (2)江戸時代、都市は高い死亡率と低い出生率で、人口減少要因だった。(p104)

    (3)江戸時代の平均寿命は30年、50年を越えたのは、戦後の1947年。(p174)

     縄文時代からの大きな日本列島の人口の変化をみていると、今直近の人口減少も、生活水準をまもりつつ、うまく、都市も国家経済も縮小している、シナリオがかけそうな気がする。

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    2012年01月11日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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    とりあえずのメモ。

    少子化対策と移民政策を同時進行するのはダブスタではない。少子化対策の効果がでるには長い時間がかかり、其の間減少しつづける労働人口を補う必要があれば移民はあり。ただ経済規模が縮小してもいいなら移民政策はとらんでもいい。移民せず経済規模維持するならかなりの効率化が必要。

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    2011年12月10日
  • 2100年、人口3分の1の日本

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     津波のように日本社会の在り方―経済成長から地域コミュニティー、国民意識までを変えてしまう。それが人口減少の持つ力の大きさである。本書では現在の出生率が続けば2050年には日本の人口は8900万人と1億人を切り、2100年には4000万人を切ってしまうという恐るべき推計が示されている。現状のままでは確実にこれらの推計は現実のものとなろう。
     その時、日本の経済、国土形成、家族には大きな変化が訪れる。倍増する現役世代の社会保障負担、縮小する一方の市場規模、次々と消えていく地方の集落と増え続ける老人世帯・・・。
     もはやこれらは従来の公共概念を超えた問題だ。筆者は海外との交流を通して新たな文明を構築していこうと述べているが、私は保守を基軸としたい。すなわち、歴史、哲学、文化、自然と向き合い、日本の依って立つ基盤を理解したうえで、勇気をもって変革していく。それこそが、今の漂流から脱出する鍵なのだ。

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    2011年10月03日