結城康博のレビュー一覧

  • 介護格差

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    これは期待以上にいい本だった。初めのうちはちょっと気になったことをメモ用紙に書き抜いていたが、すぐにノートを用意しての勉強になった。
    「学校統廃合」に関する本を読む時にノートに書き記しながら進めた経験を辿るようで、なかなかやりがいのある楽しい時間となった。
    結城康博さんは多くの現場経験のあと大学教授になった人で介護の制度から現場までよく把握されている。
    介護保険制度が破綻しかけている現状がある中で、私はもっともっと介護のことを真剣に学べと尻を叩かれた気がする。

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    2025年03月30日
  • 介護格差

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    2025年問題は、団塊世代が75歳の後期高齢者となり医療・介護・福祉の問題として世間の注目を集め、団塊ジュニア世代が高齢者に突入する2040年問題も提起されている。医療・介護を受ける高齢者は今後も一定数を維持し、生産年齢人口の大幅減による医療・介護専門職の減少は、保険あって、医療・介護なしは目の前の課題。さらに政府の低福祉政策による経営や労務倒産・休廃業に激増に歯止めがきかない。暗い話しか出てこない、医療・介護業界にあっても、現状を「格差」をテーマに、親類・親族などの人のつながりの格差、経済格差、健康格差、情報格差、世代間対立などのテーマに、縦横に介護格差を紐解く。介護格差の問題提起に終始せず

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    2025年01月09日
  • 突然はじまる! 親の介護でパニックになる前に読む本

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    親の介護。若い時はほとんど考えた事がなかった。
    30代も半ばになり、未来に対し、漠然と不安を覚えるようになってきた。
    その中で、そのうち始まるであろう介護について少しでも知識を得ておこうと思い本書を読んでみた。
    費用、期間、施設等、どれも為になる情報が沢山だった。
    介護はいきなり始まるとよく言う。
    親の介護に費やす期間平均12年。費用平均月8万。
    福祉用具にもお金がかかり、これらがいきなりのしかかるかと思うと、事前の準備、話し合いが大切だと思った。
    親の年金で賄えれは良いが、介護が始まる時に、親が年金を受給できる年齢とは限らない。尚更、将来に対して不安が募る。
    施設については、色々な特徴のある

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    2019年03月03日
  • 介護格差

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    介護の現状について幅広くコメントしている著書だが、多方面へ目を向けて幅広い調査をしているのが素晴らしいと感じた.最終的には介護人材が不足しており、これから団塊世代が介護対象になるとさらに深刻な状況になることが確実だろう.対応策として公務員ヘルパーを作って、処遇困難なケースの対応をし、民間介護事業所はノーマルケースの対応をすることで、公私の棲み分けを提案している.さらに一定の医療行為が出来る「療養介護福祉士」制度を創設して、地方での雇用対策も兼ねた施策を発想している.介護をかっての公共事業に見立てて、新しい構想の新事業と位置付ける.有望な発想だと感じた.

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    2025年08月19日
  • 介護格差

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    介護サービスの従業員基盤が、弱っており、大都市でお金がないと満足なサービスを受けにくくなっている。政府の支援政策も既存従業員の多少の賃上げにとどまり、行き届かず。そもそも介護行政は市区町村に任されているため差が出る中で、地方の税収が弱っている。
    著者は、モンスターカスタマー、家族への対応が民間では難しいことも踏まえて、介護事業の一部公務員による引き受け、国が交付金を出すことを提案している。
    介護は人対人のサービス業であるので、相手をリスペクト出来る人が施設の利用者、サービス提供者にもよりよい扱いを受けることができる。

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    2025年04月19日
  • 介護格差

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    親が介護サービスを利用し始めて、ようやく介護の問題に関心を持つようになり、本書を読んでみることにした。
    現時点ではサービスには親ともども満足し、自分も安心して働ける。
    ただ、この状態は続く保証はどこにもないことが、本書によってわかる。

    簡単に言ってしまえば、安心して介護を受けられるためには、経済力と周囲との人間関係というのが主旨。
    本書は昨日(2024年11月30日)付けの新聞書評にも取り上げられていたが、今中年世代が本書を読むと、もう絶望的な気持ちになる。
    社会全体の人材不足により、介護職がどんどん減っている。
    来てくれたヘルパーさんが、要介護者より年上などということも起きる。
    ケアマネは

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    2024年12月01日
  • 孤独死のリアル

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    現場でケアマネージャーをされていた方の著作なので、タイトルどおりリアルだ。イメージどおりの内容ではあるが、数字と生の現場の様子を織り混ぜて語られるので、なんというかゾッとしてくる。
    ■男は孤独死しやすい。社会とのつながりがないから。
    ■多少でも遺産を残していると、死後に家族や親族があらわれる可能性が上がる。やな話だな。
    ■民生委員さんはありがたい。民生委員さんが死体を発見することがしばしば。キツいなあ。
    ■葬儀や遺品整理などのリアルな「処理」も詳細に語られていて、なんだか切なくなる。

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    2022年11月04日
  • 突然はじまる! 親の介護でパニックになる前に読む本

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    ネタバレ

    制度、お金の最新事情までカバーされていて、非常に参考になった。
    非常に高学歴の著者のような人が、介護の現場を経験し、その経験に基づいてこのような本を書くのは非常に希なケース。
    誰もがお世話になる可能性がある介護、看護、看とり、、、携わる人たちの給料の改善が急務な気がした。

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    2018年12月22日
  • 在宅介護 「自分で選ぶ」視点から

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    在宅介護を中心として介護保険の全体像をつかむことができる一冊。様々な関係者へのインタビューもあり、よりリアルに認識でき読み進めやすいと感じた。

    今後誰もが人ごとではなくなる介護の問題については、広く知識を身に付けておくべきだろう。利用者側だけではなく、従事する側の問題点を指摘する点も興味深かった。

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    2017年04月23日
  • 孤独死のリアル

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    ネタバレ

    孤独死というものに対する考え方を大きく変えざるを得ない一冊。

    学校教育の1つとして、時間を設けて話されるべき内容もあった。

    他人のためだけでなく、自分のために「自分の終わらせ方」をしっかりと見つめておく必要があると気づかされました。

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    2017年02月02日
  • 孤独死のリアル

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    1人暮らしの親の介護の関係で読んだ。
    現状の分析と筆者なりの提言が盛り込まれています。
    孤独死の予防の観点、事後の観点からも書かれており、具体例もいくつも出ています。
    決定打となるものはないので、この本をベースに考え、行動していく必要があると思います。

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    2014年09月20日
  • 孤独死のリアル

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    「孤独死」というものをマスコミなどがお涙頂戴的に報道する話としてではなく、ごくごく身近にある社会的な問題として取り上げたもの。

    官報の行旅人のコーナーを見ればわかるが、毎日毎日何人もの人が身元不明の死体として自治体から報告されている。なんで今までこういう目線からの本が出ていなかったのだろうかと、今思えば不思議…

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    2014年06月18日
  • 孤独死のリアル

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    現場での経験や多数のヒアリングを下に多角的に孤立死について論じられている良書だと思います。
    現場レベルで具体的に何ができるかが冷静に論じられていて大変参考になりました。
    公務員、民生委員、地域住民、家族のそれぞれの特性生かして多面的に孤立死対策をする必要があると思います。
    民生委員の問題は喫緊の課題であると本書を読んで改めて感じました。

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    2014年06月10日
  • 介護破産 働きながら介護を続ける方法

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    介護の世界は日々変化しつつある。
    小規模多機能型居宅介護、定期巡回・随時対応型訪問看護などの仕組みもある。
    もう少し良く調べる必要があると思った。

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    2025年10月07日
  • 介護破産 働きながら介護を続ける方法

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    高齢ドライバーや認知症の人がおこしたトラブルで、家族に責任を負うことになることは知らなかった。トラブルを起こす前に今の状態になって良かったと思うしかない。

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    2025年06月07日
  • 介護格差

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    現在の介護の抱える諸問題を実際の統計や数値をもとにわかりやすく説明している。行政は当てにならないけれど、情報を得て利用できることは利用しないといけないと思った。ただ、先行きどんどん不安です。

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    2025年05月22日
  • 突然はじまる! 親の介護でパニックになる前に読む本

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    自分には関連ない項目も多かったので、必要な情報だけ流し読みした。小節に分かれているので、必要な情報にたどり着きやすかった。

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    2025年03月17日
  • 在宅介護 「自分で選ぶ」視点から

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    介護のサービスが複雑化していて、中にいても理解が難しい。政策の話も多くて、介護人材が集まる方がいいのだけど、給与が少ないのは現実としてあり、何とか魅力ある業種になったらいいんだけど…。

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    2023年10月28日
  • 突然はじまる! 親の介護でパニックになる前に読む本

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    途中途中のマンガを読みつつ、必要な部分だけ拾い読み。


    ・通院の際の院内での支援は介護保険の適用外。
     行きと帰りの介助のみ。

    ・自宅のヘルパーサービスは、「高齢者本人と一緒に」が基本。あくまでも「自立支援」

    ・「世帯分離」で介護保険料が安くなるかも。
    住まいを同じくしながらも、水道料金、電気代、食費を別々にしているとか、玄関が2つあるなどといった理由を強く主張すれば認められる場合もある。
    ただ、2015年8月から、特養に入る際は、夫婦が世帯分離しても、2人の預貯金が2000万以上あれば助成制度(補足給付)が利用できないことになった。

    ・年末年始はヘルパー不足になる。独居の要介護高齢者

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    2022年11月27日
  • 在宅介護 「自分で選ぶ」視点から

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    介護士のひとだとか、主介護者じゃない介護者のひとだとかが、
    介護をざっくりと勉強するのにはいいかもしれない読み物です。

    介護関連について知りたいひとは切羽詰まったひとが多いと思うから、
    わかりやすく階層化されていて参照しやすい構造の本が喜ばれると思う。
    その点で言うと、本書はちょっと難しくてシンプルではないかなあ。

    在宅介護や施設介護の例を紹介しつつ、
    特別養護老人ホームや有料老人ホームなどなどについてのこと、
    介護保険サービスはどんなものなのか、
    その使い方や実はけっこう複雑なシステムなどについて、
    いろいろと書いてあります。

    最近は、入院してもすぐに退院させられたり、
    医療費の節約の

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    2017年02月26日