赤瓦もどむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
遂に最終巻か~。長かったような短かったような
前回のラスト、事故によってまいにキスしてしまった樹。もしかしたらまいを諦められる分岐路に立ちかけていたかもしれないというのに残酷なことをするもんだと思ったけど、最終巻はやっぱり少しだけ残酷な展開へ
キスする二人を目前にしてしまった西野は動揺。そういった場面を見てしまったら嫉妬するなど当然の反応なのに、人の良い西野はその場では自分を押さえつけてしまう。かといって納得することは出来ずこのまま恋人としてやっていけるのだろうかと不安になってしまう。あの声が丸聞こえの部屋でその反応は駄目でしょうに
だからこそ、この後の場面で秋がやらかして西野に壁薄くて話し声筒抜けの件をばらしてしまったのはナイスアシストだった
これまでの事情を理解した西野はすぐフォローへ。西野ってへこたれる時は本当に情けなくへこたれてしまうのだけど、その酷さを挽回するほど決めるべきシーンはビシッと決めてくれるのだから堪らない
もう一方の事故の当事者である樹は最後の足掻きへ
……何と言うか、トレードマークの眼鏡を外して「壮太さんに似てますか?」と発言した瞬間に樹の負けを確信してしまったよ
その後のアクセサリーをすぐに返さない点も含めて、最終巻における樹の迷走っぷりは読んでいるこちらが悲しくなるほど
この最終巻って西野とまいが一緒にいるシーンが少なくて、むしろ修学旅行における樹との絡みの方が多いような印象を受ける。
それはきっと既に絆を確立している西野とまいにフォーカスするよりも樹の想いをきちんと終わらさせてあげつつ、前巻から西野が抱えていた離れても自分たちはちゃんと付き合っていくことが出来るんだろうかという悩みが問題ないものだと描くのが目的だったのかなと思えた
ラストシーンは壁の薄さを利用して、西野が面と向かっては言いにくい率直な思いを伝えた上で同じ部屋へ
第一話において、壁の薄さによって相手の思いを意図せず知ってしまった始まり方から始まる物語としては極上の終わり方だったんじゃなかろうか -
Posted by ブクログ
新キャラ登場&学祭の話
新キャラのたまちゃんは表紙から受ける印象と実際に内容を読んで受ける印象が随分違ったなぁ。表紙の時点では下手すれば小学生か?なんて思ったものだけど
例年地味なことしかしていなかった学祭準備では急遽出し物が増えたり予算が減ったりとちょっとした騒動が幾つか
これだけを取れば少女漫画らしからぬ展開ではあるんだけど、これまで人を頼るということをあまりして来なかったまいが不慣れな学祭運営任務を通して壮太に頼ることを覚えるための工程の一つだったと捉えればいくらか楽しめるかな
たまちゃんはまだまだ本領発揮してない印象。そもそも登場エピソードの学祭編が本人としてはいくらか引け目のある内容だったために殆どの局面で一歩引いたような立場になってしまったのが要因かな。
初登場時に自販機にカード使おうとしたり、クラスメートから集金しようとした際の金額が高校生がおいそれと出せるものではなかったりと金持ちエピソードが幾つか有ったものだから、予算削減の話が出た時に「じゃあ私が払う」みたいな事を言い出しやしないかとヒヤヒヤしてしまったよ。……そんな調子で読んでいたから、後のシーンで紙袋から手製の飾りを取り出す場面を読んだ時は自分の心って汚れてるなぁと反省したが
加賀とクラスメートという立ち位置からもしかして……と予想してしまう。彼女の今後の役割はどのようなものになっていくんだろう?
それにしても改めて思い知ったけど雪絋ってホント完璧超人だわ……。性格に似合わず妙に人の手伝いをしている描写が多いなと疑問に思っていたけどきちんと理由がったのか……。ここまで来ると執拗に秋をいじり続けるのも何か理由があるのでは?と勘ぐってしまう