山本渚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仲良し図書委員たちも受験を控え、進路に恋に友情に悩んだ時間に決着!ついに、かずらの想いに答えが!シリーズクライマックス!安定の青春ストーリー!
今回は、かずらの事を好きな新キャラ、大地の部活仲間の小嶋くんが登場。小嶋がかずらを好きと知っても協力に気乗りしない大地。本人はそれがなぜかわからない。そして図書委員会の仲間だった藤枝もかずらのことが好きということを彼女から知らされた大地は、親友だと思っていたかずらからそれを知らされていなかった事(おそらく自分以外みんな知ってること)も藤枝がかずらを女の子として見ている事
もおもしろくない。
一方一作目で藤枝の告白に「友達のまま」でいたいという答えを出したかずらの想いに変化が。
一作目で大地への気持ちが恋か友情か自分でも答えが出せなかったかずらが、いよいよそれは何だったかを語り、自分が誰を好きなのかしっかりと自覚した。
また一方で、一作目のかずら→大地への思いと全く同様、大地もまた、別の男どもにかずらをとられたような、自分の一番の理解者を独り占めできない、一番の理解者でいる事のできない寂しさを味わう。彼氏彼女とは違った立場で最高に思考似た者同士で大切な相手なのだと二人はお互いに悟る。
こんな友情いいなと素直に思った。男友達だけど、自分のすっごい大事なところを占めてて、恋愛じゃないけどめちゃくじゃ大事な存在。憧れるー!
最後は、受験も控えてるし好きな彼との今の関係をしばらく続けてこー、今はみんなと一緒の時間を大切にしてこー、という感じで終わってちょっと物足りない!続きは!?かずらの恋も進めてよ!?ともだえる。
とりあえずこれでシリーズは終わりなのかな?大学生になった藤枝とかずらを見たいよ…とにかく藤枝のハッピーを願ってやまない。 -
Posted by ブクログ
高校の図書委員会を舞台にした青春小説です。甘酸っぱくも、ほろ苦く、でも爽やか。これぞ青春。
彼氏彼女よりもお互いの事理解しちゃう、考えてることが伝わっちゃう異性の友達。ものすごく気が合ってめちゃくちゃ仲いんだけど、恋愛って考えるとうまく想像できなくて、今の関係を壊したくない、かずら。でも彼が他の人と付き合うと自分の独占欲が顔を出してしまう。
読んでいると10年以上も遡って高校生だった自分が顔をのぞかせて、自分に重ねて読んでしまいました。
青春時代というのは大人になってからよりも、ずっと物事を難しく捉えて、難しく考えがちですね。今の年になって物事を大きくおおらかに受取るようになると、高校時代というのは思い出すと恥ずかしい程に頭でっかちで哲学めいた事を考えていました。
この物語の主人公達も、そうやって学校でしか味わえない独特の人間関係や部活や委員会に身を置き乍ら、甘くもほろ苦い青春を過ごし、心を揺らし乍ら自分と向き合ってかけがえなのない瞬間を紡いでいます。素直になりたくてなれない、うまく行く事ばかりじゃない、けどそれも青春。大人よりずっと不器用ででも真っすぐで一生懸命。
小説はさらっと読めてしまいますが、もれなく自分の青春の思い出がついてくること必至です。全体を通して方言が話されているのも、温かみがあって良かったです。続編もあるようなので、楽しみです。
山田詠美の放課後の音符や、ノルウェイの森、エヴァが出て来たりして、自分の知っている情報が登場するのは楽しいですね。竹下夢二が出て来るとこはかなり好みでした。