山本渚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一言で言い表すと『切ない』
それぞれの、いろんな意味での切なさが窺える。
今まで当たり前だったことが、時が経ち関係なくなってしまったことに淋しく感じる。
何気ないやりとりが幸せなんだと居心地が良いのだと思う。そんな関係がいい。
今回はいろんなキャラの一面が垣間見えた✨
西川君も壬生っちも良いやつだ!
同性の友情はもちろん、男女の友情も素敵だなぁと感じた。
徐々に"好き"の気持ちに気づき始める描写が素敵。
好きなんだけど認めたくない。
好きだけど今更言えない。
お互いが違う意味での今更を使った所がもどかしくもよかった。
ぜひ続編お願いしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ真面目でしっかりしていて、みんなから頼りにされているワンちゃん。
「イメージが壊れてショックなぁ…その人のこと好きなんちゃう?」
恋に進路に悩む姿は、とても初々しく学生ならではの青春。
さぞ牧田先生の姿に驚いたことだろう。
私も衝撃を受けました笑
確かに好きだからこそ、その人の意外な姿に驚き、ショックを受けるのだろうな。
ワンちゃんの先生への想い、胸の高なり、戸惑いや男らしさなど、1巻では見えなかった、ワンちゃんの一面が垣間見えた。
藤枝に関しては引き続き頑張ってほしい。その勇気が良い方向へ向かうことを願うのみ!
進路に悩んでいた藤枝に、かずらが言った言葉。
「何ができるかっていう -
Posted by ブクログ
何やのこの本は!! あまずっぱすぎるわ!! 著者は高校生か!? そうなのか!? 笑
ここんとこ、ハイリスクハイリターンな本ばかり読んでいたので、こういうほのぼの青春キラキラ系小説は大変大変楽しめました。
正直、この話は好みのキャラがまったく登場しないのに、なんかもう読んでしまうねん。
不器用な子たちが不器用にすごす高校生活・・・。
「あるある!!」
ちゅう具合が詰まっていて、たまらんねやろうね。
表題作じゃなくて短編で藤枝がいうていたように、「未熟なやつが未熟なりにいろいろ考える」と、いうことが許されるのは、確かに高校生なのかも。
もちろん、中学でも小学校でもそれは同じやけど、「考える -
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今回はほぼワンちゃんが主役。
なんでもそつなくこなせて、図書委員のみんなからの信頼も厚い彼にも、彼なりの悩みがあったんだ。
進路をしっかり決めていたはずなのに、ある事であっさりそれが揺らいで、ついでに妹から風邪を移されて心身共に疲れ果て、無意識に癒しを求めて尋ねた先で見た光景は・・・
よくあるよね。
相手の全てを知ったつもりになり勝手にこういう人物に違いないと決めつけてる事って。
それで予想外の一面を垣間見た時に理想と違ったら、相手にキレるの。
ワンちゃんは熱のせいもありそれをやらかしちゃうわけだけど、ちゃんと後でやらかしたことに気付き、悩み反省して受け入れようとするのが素晴らしかった。 -
Posted by ブクログ
本屋さんで見かけて気になってはいたけど、なぜか躊躇してた本。
初っ端で『ノルウェーの森』が話題に出て来て、あぁ俺が
挫折した本をこの子も挫折してるわぁって思ったw
多分甘酸っぱいとか形容されそうな内容だと思う。
けど、何歳になっても恋してる時はこんな感じになるんじゃないかぁと。
学生の頃図書委員なんて興味なかったから、
やらされてもサボりまくる方だったかもしれない。
今なら喜んで引き受けちゃうな。
この高校の図書委員会みたいな雰囲気ならなおさら!
今後の展開が気になるなぁ。
続編出てたと思ったから、今度読もう!
今のところ出て来たキャラの中じゃかず推しw
かずには幸せになってもらいた -
Posted by ブクログ
2013/9/9
はぁおもしろかったー!
久しぶりに一気に読みきってしまった
吉野北高の図書委員の話。
誰にでも分け隔てなく接するかずら、好青年の大地、クールに見えるけどあついものをもってる藤枝、大人っぽくたよりがいのあるワンちゃん、女の子から見てもかわいいあゆみ、オタクな西川くん。
それぞれが自分に持ってないものを羨ましく思い、悩む。
自分は自分てなかなか難しい。でも、最後あゆみちゃんが、
今はかなわなくてもいいや。と思うことにしよう。大好きな先輩みんなが私を大事にしてくれている。そのことを一番に考えよう。
わたしも比べてへこむんじゃなくって、今まわりにいてくれている人たちの気持ちを -
Posted by ブクログ
あのころ感じていた、思い通りにいかないもどかしい気持ちがふつふつとよみがえる。
長机ひとつと丸椅子三脚。
2つのキャビネットでほとんど床面積のない狭い狭い部室に放課後のたびにあつまっては、
おしゃべりや読書に興じていたあのころ。
文芸部のはずが、わたしの学年は絵(マンガ)描きが多く入部してきていたからか、
時々思い出したように、コピー用紙に描かれたばかなマンガが部室の壁に画鋲で留められていたりして、
それを読んでは大笑いしたりもした。
わたしも、悩みはあれど、
時間は無限にあるような気さえしていた、無邪気な学生だったなぁ。
この作品に出てくる学生たちはまじめに委員会活動に取り組んでいると