樋口直人のレビュー一覧

  • ネット右翼とは何か

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    リベラル左派の人たちはしばしば「ネット右翼はきっとこんな人間だろう」と語るが、それは多くの場合、色眼鏡を通した思い込みにすぎない。
    また、ネット右翼とオンライン排外主義は混同されがちだが、実際には両者の間に微妙な違いがあり、その区別を曖昧にしたままでは現状を正確に把握することはできない。

    本書は、平成以降の政治や社会の動きを背景に、ネット右翼がどのように生まれ、どのような人々が共鳴し、どのように影響力を増してきたのかを丁寧にまとめている。

    私自身、これまでネット右翼の人々についてぼんやりとした印象しか持っていなかったが、この本を読むことで、彼らがどのような理屈や背景から右翼的な思想へ傾いて

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    2025年10月19日
  • 3・11後の社会運動 8万人のデータから分かったこと

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    本書は、3.11後の社会運動の軌跡を記録した重要資料になり得ると思います。

    直感的には感じていましたが、日本では他の国では考えられないほどデモの「おひとり様」参加が多いのかと改めて思いました。またデモに恐怖や嫌悪感を感じる人を多くいるとデータから改めて読み取れそうです。また本書でも述べられていましたが女性はこれまで男性よりも積極的な意思を持っているのにもかかわらず社会運動から疎外されてきました。

    今後はこれまでのシニアに近い左翼的かつ男性の社会運動家がデモの中心にいて群衆が煽っているというイメージを持たられるのではなく、どういう目的があって社会運動を組織し、特に若い女性のリーダーがデモを含

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    2021年07月23日
  • ネット右翼とは何か

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    ほとんど新しい発見はなかった。ただ、この本に書かれている結果だけを先にネットや何かで知らせてもらっていたからだと思う。このような地道な調査をしてくださる方がいて、その結果を教えていただけることはありがたいことだと思う。

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    2020年06月23日
  • ネット右翼とは何か

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    定量的、定性的手法でネット右派の実像を立体的に描く好著。4,5章あたり(メディアリテラシーの右旋回、選挙におけるボット)は特に興味深く。

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    2019年06月14日
  • 嫌韓問題の解き方 ステレオタイプを排して韓国を考える

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    小倉紀蔵が良かった。

    樋口の章は別に参政権とかどうでもいい

    嫌韓問題の解き方が知りたいのだ。読者は。

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    2016年10月07日