オイカワマコのレビュー一覧
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購入済み
ファンに
ファンになりました。世界が濃いです。
戦闘シーンって、個人的に飽きたり、読み飛ばしたりするんですけど、これは心のやり取りが良く解って、始めてその重要性を知った気がします。
作画もとても美しいし、薄っぺらい感じがしません。 -
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読むまでに随分とかかってしまい、オイカワ先生にゃ申し訳ないな、と思う
そうか、この(3)が完結巻か・・・
ちょい話が重すぎたんだろうか?
高校生の頃だったら受け付けないストーリーだったかもしれないが、この年齢になると、特に抵抗感が無く読める。加齢の所為なのか、この歳まで多くの漫画を読んで来た経験値で、私の漫画読みとしてのレベルが上がって、受け入れられる範囲が広がったのか
あくまで、私個人の感覚でのお勧めではあるが、鈴木央先生の『僕と君の間に』が好きな人は、この『グレンデル』の良さが心にスッと入ってくるんじゃないんだろうか
主役が大きな壁を痛みを負いながらも越え、成長したところで、漫画としては幕 -
購入済み
生き抜いてほしい!
ヒロインカメリアの『生』への執着の強さが好きです。
カメリアは生きるために護衛として仔龍のグレンデルを『王の庭』へ届ける任務を引き受ける。
仔龍のグレンデルは隔離されて育てられたため外の世界を知らずまた自分が何者かも知らないが、言われるがままカメリアと二人で『王の庭』を目指す。
他人の痛みを感じるため泣きながら戦うカメリアの姿が痛々しいですが、生きたいと願うその強さが胸をつくので思わず応援したくなります。
グレンデルはまだ子供で、隔離されて育てられた為か、今はまだ人の言うことをただ素直に聞くお人形さんといった感じです。『生きたい』と強く願うカメリアと旅を共にし自分が何者なのか、 -
Posted by ブクログ
やっぱ、オイカワマコ先生の作品を読むと、藤田和日郎先生や、みなぎ得一先生の漫画に覚えるゾワゾワに近いモノがある
才能の質が近いのだろうか?
前作『花鬼扉の境目屋さん』と比べると、いくらか、いや、結構、話が重めになっている。オイカワ先生、新境地に挑んでるのかも
好みはあるだろうが、私はこちらの『グレンデル』も好きになれそうだ
内容は、女騎士と竜の仔、独りと一匹の過酷な旅を描いたモノ
主役のカメリアが、自分が生きる為に剣を振るい続けるしかない、けれど、人の痛みに共感しすぎて、何かを傷つける度に涙が止まらなくなってしまう、良くも悪くも“欠陥”を抱えた、最強と最弱が同居してしまっている、人間らしい人間 -
Posted by ブクログ
小さくはないショックが、今、確かに、私の胸ん中にあるな、うん
決して完璧じゃない、一人の優しさと強さの両方を兼ね備えた心の持ち主である青年が、当人(妖怪だから当妖?)にしか分からない悩みを持つ妖怪と人間世界の架け橋になろう、と奮闘する、この温かなストーリーをもっともっと読みたかった
巻を重ねるごとに、オイカワ先生の良くない緊張が解れ、巧く肩の力を抜ける事で、画からは目に付く雑さが少なくなり、話も丸みが帯びてきて、五巻では殿堂入りだな、と思っていたので、この四巻で幕引きになってしまうのはショック
だが、だからと言って、文句がある訳じゃない
そのショックを薄めてくれるだけの内容であり、最終回でもあ -
Posted by ブクログ
バトル要素なしの、人外が主役の漫画ならば、問答無用の第一位
あくまで、それは私の中だけではあるが、この漫画の良さを知ろうとしてくれているファンはヤマザキコレ先生を筆頭に、確実に増えている筈、このマンガがすごい!2015で確実に30位以内、いや、20位以内に入るだろう
今さらながらに、ホント、漫画ってのは話と絵柄が合っていないと、最高の面白さは生まれないんだな、と『花鬼扉の境目屋さん』を読んで思い知った
極端な話、オイカワ先生の絵柄が違っていたら、ここまで心を奪われなかった。また、失礼な言い方になってしまうが、ヤマザキコレ先生や雨鳥先生が、同じストーリーで描いても、それを面白いとは感じても、オイ -
Posted by ブクログ
漫画が好きで良かったー、と思わせてくれる一冊
やっぱ、この妖怪漫画、イイっっ
噛み応えも味わい甲斐も、十二分にある。久しぶりに、ガツンッ、と心が満たされて、飢えが和らいだ一冊に逢えた。普段は、うまさがある漫画を読むと、逆に、「もっと、面白い漫画を読ませろ」、そんな焦燥が湧き上がるのだが、これを読んだら、緊張が緩まって、漫画を読む際の『姿勢』を整え直す余裕を取り戻せた
(1)は素朴な甘みがある一方でしつこさがない黒砂糖を連想させてもらったが、(2)では、鼻かぜをこじらせかけている時にだけ飲みたくなる、黒胡椒を少し強めに効かせたホットワイン、が浮かんだ
柔らかな、けど、ナヨナヨはしてない画が、朗ら -
Posted by ブクログ
ともかく、衝撃だった。同時に、それ以上の歓喜で心も満たされた
妖怪漫画界に、とんでもない才能を秘めた新星が出現れた、その喜びを叫びたくて、今ここに来ている
何をおいても、画が凄い。こう、何と言うのか、“美しい”でも“柔らかい”でもなく、単純に『麗』、この一文字で賞賛したくなるのだ。綺麗では違うのだ。本当に、麗しいって意味の『麗』
まるで、画集を買ったのか、私は、って錯覚にすら陥った
しかし、こう書くと、話は面白くないのか、と思われてしまいそうだが、話そのものも、人間と妖怪の、どうしても出来てしまう溝を埋める、埋めようと奮闘する、優しい形になっている
コリが酷くなりすぎて、自力で動かすのも痛くな -
購入済み
終わってしまった
きれいな絵で、読みごたえがありました。
お話は、結構、重い、グロいところもありましたが
主人公たちがどうなるのか、どんどんはまりました。
終わってしまいましたが、今後の主人公たちのいく末も気になる。