オイカワマコのレビュー一覧
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購入済み
ファンに
ファンになりました。世界が濃いです。
戦闘シーンって、個人的に飽きたり、読み飛ばしたりするんですけど、これは心のやり取りが良く解って、始めてその重要性を知った気がします。
作画もとても美しいし、薄っぺらい感じがしません。 -
Posted by ブクログ
読むまでに随分とかかってしまい、オイカワ先生にゃ申し訳ないな、と思う
そうか、この(3)が完結巻か・・・
ちょい話が重すぎたんだろうか?
高校生の頃だったら受け付けないストーリーだったかもしれないが、この年齢になると、特に抵抗感が無く読める。加齢の所為なのか、この歳まで多くの漫画を読んで来た経験値で、私の漫画読みとしてのレベルが上がって、受け入れられる範囲が広がったのか
あくまで、私個人の感覚でのお勧めではあるが、鈴木央先生の『僕と君の間に』が好きな人は、この『グレンデル』の良さが心にスッと入ってくるんじゃないんだろうか
主役が大きな壁を痛みを負いながらも越え、成長したところで、漫画としては幕を引くけれど、私達の見えないところで彼らの旅はまだ続いていく。その目的地に向かう道のりは苦難や悲しみに満ちているかもしれない、けれど、「自分」を受け入れてくれる相方がいてくれれば、辛さも飲み込んで強くなっていける
そんなテイストが、私の舌の上で転がるのが実に心地よい
『花鬼扉の境目屋さん』とは違った、オイカワ先生らしさがあり、新たな魅力を堪能させてもらった
次回作でも、新しい面をぜひ、魅せていただきたい。個人的には、食系に挑戦してほしいところ
ぽんとごたんだ先生の『桐谷さんっちょっそれ食うんすか!?』や、九井諒子先生の『ダンジョン飯』のような奇抜な食材を味わうタイプではなく、一般人でも普通に入手できる食材の旨味を、調理法で最大に引き出す、基本を大事にするような感じの、良い意味の落ち着きがあるストーリーが読みたいな。淡くて、甘酸っぱい恋愛要素が隠し味に入っていれば、尚嬉しい
あまりにも大きな力は、人を根幹から変えてしまう
それは、本人にとっては幸せと感じられても、「前」の方が好きだった周囲の者にとっては辛いこと
例え、元に戻したい、その気持ちがエゴだったとしても、自分の気持ちに蓋は出来ない。だから、叫びたがっている心のままに、人は行動するべきだ
「死にたくない」からこそ得る強さに、「死なせたくない」からこそ得た強さが上乗せされる、それが最強の力
改めて、王の中の王、竜と言う存在は圧倒的に美しいな、とオイカワ先生の独特な描写に感じられた
グレンデルとカメリア、一人と一匹の間にある感情、「一緒に生きていきたい」、それに名前は無い。名付けできる、名付けしていいのは、彼らだけであり、それが判るのは、別れの時が来た瞬間なんだろうな
殿堂入り間際まで迫った、実に好いファンタジーだった
先に、食系漫画が読みたいと言った手前、アレだが、もう一回、ファンタジー作品も読んでみたくなってしまった
さすがに、オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』のような、Hいハーレム系はオイカワ先生の絵柄じゃ合わないだろうから、クール教信者先生の『小林さんちのメイドラゴン』のような、可笑しさと真面目さが絡み合って面白さが生まれるストーリーが良いだろう
この台詞を引用に選んだのは、ブワッと毛穴がブチ開いた音が聞こえたので。見た目こそ幼く、考え方もまだ甘い、しかし、その身に纏う覇気は、確かに王のそれだ。大切な人のために、自分は変わる、と覚悟した者ってのは、どうして、こうもかっこいいのか -
購入済み
生き抜いてほしい!
ヒロインカメリアの『生』への執着の強さが好きです。
カメリアは生きるために護衛として仔龍のグレンデルを『王の庭』へ届ける任務を引き受ける。
仔龍のグレンデルは隔離されて育てられたため外の世界を知らずまた自分が何者かも知らないが、言われるがままカメリアと二人で『王の庭』を目指す。
他人の痛みを感じるため泣きながら戦うカメリアの姿が痛々しいですが、生きたいと願うその強さが胸をつくので思わず応援したくなります。
グレンデルはまだ子供で、隔離されて育てられた為か、今はまだ人の言うことをただ素直に聞くお人形さんといった感じです。『生きたい』と強く願うカメリアと旅を共にし自分が何者なのか、自分が何をしたいのかを一生懸命考えてる姿がすごく可愛いです。
グレンデルが『生きる』ことにどういう答えをだすのか、カメリアと無事生き延びてくれるのかすごく気になります!
1巻を読んだ後すぐ2巻を買ってしまいました!
本当に買ってよかった!
グレンデルのあらすじ読んで気になった人は買って損はないと思います!
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Posted by ブクログ
やっぱ、オイカワマコ先生の作品を読むと、藤田和日郎先生や、みなぎ得一先生の漫画に覚えるゾワゾワに近いモノがある
才能の質が近いのだろうか?
前作『花鬼扉の境目屋さん』と比べると、いくらか、いや、結構、話が重めになっている。オイカワ先生、新境地に挑んでるのかも
好みはあるだろうが、私はこちらの『グレンデル』も好きになれそうだ
内容は、女騎士と竜の仔、独りと一匹の過酷な旅を描いたモノ
主役のカメリアが、自分が生きる為に剣を振るい続けるしかない、けれど、人の痛みに共感しすぎて、何かを傷つける度に涙が止まらなくなってしまう、良くも悪くも“欠陥”を抱えた、最強と最弱が同居してしまっている、人間らしい人間なトコが実にイイ
『花鬼扉の境目屋さん』にはなかった、アクションシーンも濃い
オイカワ先生、相当に励んだな、人体の動きの研究を
そして、何より、オイカワ先生の描く、クリーチャーのデザインは、私にとってストライクど真ん中
誰が思いますか、こんな可愛らしい容姿のグレンデルが、自分とカメリアの命の危機に反応し、その名に相応しい、おぞましげな異形に変貌するなんて
この次巻への引きの巧さ、前作での経験から成長してるなぁ、確実に
ドロドロとした人間の欲が渦巻く陰謀に巻き込まれていく、カメリアとグレンデルの運命や如何に
この台詞を引用に選んだのは、正に、この作品とカメリアの個性を表しているから。誰でも、何でも、自分すらボロボロにしてでも生きる、その覚悟をここまで強烈に表現できる、オイカワ先生、凄い -
Posted by ブクログ
小さくはないショックが、今、確かに、私の胸ん中にあるな、うん
決して完璧じゃない、一人の優しさと強さの両方を兼ね備えた心の持ち主である青年が、当人(妖怪だから当妖?)にしか分からない悩みを持つ妖怪と人間世界の架け橋になろう、と奮闘する、この温かなストーリーをもっともっと読みたかった
巻を重ねるごとに、オイカワ先生の良くない緊張が解れ、巧く肩の力を抜ける事で、画からは目に付く雑さが少なくなり、話も丸みが帯びてきて、五巻では殿堂入りだな、と思っていたので、この四巻で幕引きになってしまうのはショック
だが、だからと言って、文句がある訳じゃない
そのショックを薄めてくれるだけの内容であり、最終回でもあった。これを読んで、ケチをつけるほど、私も一漫画読みとして腐っちゃいない
孤者異(こわい)がお腹だけでなく心の飢えまで満たしてくれる美味しい物を見つける『空腹の穴』、実に世話になった妖怪が一堂に会し、改めて感謝の気持ちを強くする『百鬼夜会』、人の心には美しさと汚さが共に混ざり、自分の耳が自分にとって都合の良い事しか聞いていなかった事を覚が気付かされる『人間の本性』、他人を歪んだ運命に巻き込む事でしか救われない己らの宿命を変えようともがき、命の大切さを学び、これまでとは違った意味で前を向いて歩き出す七人ミサキを語る『死の螺旋』、そして、一匹の若狐が自分がどれだけ周囲に甘やかされ、一人では何も出来ない事を思い知り、そんな自分に他人が厳しく接してくれることがどれだけ恵まれている事か、も気付く『キラキラしたもの』
どの話もハッとさせられ、心を癒されたが、やはり、この巻で特にストライクゾーンど真ん中だったのは、実の協力に加え、当人の努力も功を奏し、幼稚園の先生に無事、就けた鬼の青年が受け持っている少女に求婚される『おませな恋』だった
年齢も人種も懸け離れすぎていて、思わず、反対どころか応援したくなる、この恋路、この後、どうなっていくんだろ。凄ェ気になっちゃうんだが
最終巻を読んで、改めて、この『花鬼扉の境目屋さん』の魅力について考えようか
まず、ストーリーはとても魅力的だ。以前にも述べたが、妖怪らのデザイン、これもオリジナリティが盛り込まれていて、好印象を抱ける
加えて、主人公である実の性格も、読み手に共感を強く抱かせる理由だろう
何と言うのか、実は危なっかしいのだ
自分の『境目屋』としての信念に忠実なのはいいが、自分の下した決断が起こす結果で自分が傷付いた時、周囲の者が深く哀しみ、強く怒りを露わにする、それを知っていながらも、無茶をしてしまう、そんな真っ直ぐすぎる性格、そこが彼の強さであり、弱点でもある。だからこそ、読み手は妖怪の為に自分が出来る事を全力で努める彼を好ましく思えるのだ
しつこい、と言われそうだが、やはり、ショックだな、終わってしまったのは
その分、次回作、とても楽しみだ。また、この『花鬼扉の境目屋さん』のような、ハートウォーミングなファンタジー要素がたっぷりな作品、可能なら、人間と妖怪のラブコメも嬉しいが、あえて、幻想的な面を完全に取っ払った、現実的だからこそ胸を温かくする学園コメディにも挑戦して欲しい気もする
この台詞を引用に選んだのは、実の、その使い方を誤れば人の世界を壊してしまう力を持っている妖怪たちの人生にしっかりと関わり、彼らの居場所をここに作る手助けをする、そんな境目屋としての信念を特に強く感じさせてくれるモノなので。自分が気付いていない、心の光を見つけてくれる誰かが傍にいる、それはとっても幸せな事じゃないだろうか -
Posted by ブクログ
バトル要素なしの、人外が主役の漫画ならば、問答無用の第一位
あくまで、それは私の中だけではあるが、この漫画の良さを知ろうとしてくれているファンはヤマザキコレ先生を筆頭に、確実に増えている筈、このマンガがすごい!2015で確実に30位以内、いや、20位以内に入るだろう
今さらながらに、ホント、漫画ってのは話と絵柄が合っていないと、最高の面白さは生まれないんだな、と『花鬼扉の境目屋さん』を読んで思い知った
極端な話、オイカワ先生の絵柄が違っていたら、ここまで心を奪われなかった。また、失礼な言い方になってしまうが、ヤマザキコレ先生や雨鳥先生が、同じストーリーで描いても、それを面白いとは感じても、オイカワ先生の漫画と比べれば、それは半分以下だったに違いない
漫画家ってのは、自分の描きたいストーリーをしっかり固めるための、自分だけの絵柄をちゃんと見つけられて、やっと、『本物』なんじゃなかろうか
人と妖怪が自分達が異なる存在である事を理解した上で、それでも尚、距離を縮め、絆を深めあい、無二の間柄になっていくストーリは巻を重ねても、何度読み返しても、新鮮な感動が湧き上がってくる
この第3巻に収録されているのは、綾部さんが覗き見好きの雲外鏡の力で視る、かつて、自分が理由なく嫌いだった実が、自分を好きになれ、「こうなりたい」と思った自分になるキッカケである、犬鳳凰・玉子との切なさと儚さ、そして、温かな出会いの話。恋を知りたい、と不安に駆られる清姫を元気づける為に開催された女子会の話。トンチキ襖係が妖狐を逃がしてしまった事で改めて語られる、花鬼扉が何のためにあるか、誰の為にあるか、の話。そして、私が好きな妖怪の一角である、がしゃどくろが空虚な自分の中身を探す、作ろうとする毎日の中で、ある少女と出逢い、ほんの少しだけ、自分らしい生き方を見つけられる話
人間が成長するキッカケは漫画や音楽、アクシデントと色々あるだろうけど、内面に変化の兆しを生むのは、自分とは違う物の考え方、物の見方、生き筋を辿ってきた他人と触れ合い、話し合い、違うけど同じである、それを知る事だけなんだろうな
次巻はどんな妖怪が登場し、どんな出逢が起こり、どんな変化が齎されるんだろう -
Posted by ブクログ
漫画が好きで良かったー、と思わせてくれる一冊
やっぱ、この妖怪漫画、イイっっ
噛み応えも味わい甲斐も、十二分にある。久しぶりに、ガツンッ、と心が満たされて、飢えが和らいだ一冊に逢えた。普段は、うまさがある漫画を読むと、逆に、「もっと、面白い漫画を読ませろ」、そんな焦燥が湧き上がるのだが、これを読んだら、緊張が緩まって、漫画を読む際の『姿勢』を整え直す余裕を取り戻せた
(1)は素朴な甘みがある一方でしつこさがない黒砂糖を連想させてもらったが、(2)では、鼻かぜをこじらせかけている時にだけ飲みたくなる、黒胡椒を少し強めに効かせたホットワイン、が浮かんだ
柔らかな、けど、ナヨナヨはしてない画が、朗らかだが甘すぎもしないストーリーの、深みのある温かさをスッと自然に引き出している
じんわりと、心の芯まで優しさが伝わってきて、気付かない内に無理をしていた自分を反省したくなった
この感想を書くまで、他の方の感想を何度も目にした
雷獣の夜彦が主役である『本当の強さ』を推して、ベタ褒めしている読み手の方が多かった
私も、(2)ではこの話が最も心が緩んだ。しかし、単純に、夜彦が意地でツッパっていた自分の器の小ささを、避けられない別れで思い知らされ、一皮剥けていく『本当の強さ』が良いだけでなく、その後に、失敗に打ちひしがれている出雲さんが澄子(人魚)と向き合う事で、自分を見つめ直す『憧れの人』があるからこそ、一層に『本当の強さ』を好ましく感じられた、私にはそんな風に思えた。もちろん、自分は、自分の為に、そんな君でいて欲しい、と言ってくれる大切にしたい人の為に、自分らしくいよう、と決意できる小毬(百々目鬼)の『百々目鬼が見つけた世界』も、グッと来た
先巻もそうだったが、どのエピソードにも、読み手をハッとさせ、自分の有様を思い知らす深さと澄みがある
これが、『花鬼扉の境目屋さん』をまだ読んでいない人の興味を惹ける、好い例えなのかは微妙な気もするが・・・藤田和日郎先生の代表作、『うしおととら』から、バトルアクション要素をごっそりと抜いた作品、そう言える、自信を持って
ストーリーに華美がないが、余分なものがないので、むしろ、十分に心に刻み付けられる
人間だろうが、妖怪だろうが、関係なく、自分が望んで訪れた場所にいたい、と心の底から渇望するのならば、「自分らしさ」を失わないのを前提で、その場所を知り、恐れず、馴染む、自分を変えずに自分を変える努力をしなきゃいけないんだ、とも気付かされた
また、妖怪のデザインに奇抜すぎない独創性が滲んでいる点も、妖怪が登場する漫画のランキングで上位にしたい理由
間違いなく、これはイイ漫画で、キャラの素の笑顔を描けるオイカワ先生はイイ漫画家だ -
Posted by ブクログ
ともかく、衝撃だった。同時に、それ以上の歓喜で心も満たされた
妖怪漫画界に、とんでもない才能を秘めた新星が出現れた、その喜びを叫びたくて、今ここに来ている
何をおいても、画が凄い。こう、何と言うのか、“美しい”でも“柔らかい”でもなく、単純に『麗』、この一文字で賞賛したくなるのだ。綺麗では違うのだ。本当に、麗しいって意味の『麗』
まるで、画集を買ったのか、私は、って錯覚にすら陥った
しかし、こう書くと、話は面白くないのか、と思われてしまいそうだが、話そのものも、人間と妖怪の、どうしても出来てしまう溝を埋める、埋めようと奮闘する、優しい形になっている
コリが酷くなりすぎて、自力で動かすのも痛くなった心に優しく染み込んでくる『何か』が温かすぎて、涙が止まらなくなりそうな篇ばかり
正に、帯に書かれているそれは、1mmのブレも狂いも、誇張も謙遜もなく、『花鬼扉の境目屋さん』って漫画の魅力を表現している。こう言う、イイ文句が書かれている帯が巻かれている、その理由だけで買う価値と読む義務が発生するように思えるのは、私だけか?
もう、どの話も相手をドン引かせる可能性が生じるほど、魅力を熱弁できちゃう(的確に説明できるか、は別問題だけれども)自信はあるが、あえて、一つだけ「これだけは読んで欲しい」と思ったのは、以津真天さんの件。その特性、もしくは生まれから、悪名が高まるか、憐れみだけを受ける対象になりがちな鳥妖である以津真天の意外な一面、いや、今日まで誰も想像してこなかった健気さを、オイカワ先生は独特の感性が滲む画で見事に表わしきっている。ホント、この話、特に69pは私の涙腺を直撃した
先にも書いたが、本当に凄い、『妖怪漫画を描く』才能を持った漫画家が表舞台に出てきた。冗談ゴボウ抜きで、私の中のランキングに変動が起きた -
購入済み
終わってしまった
きれいな絵で、読みごたえがありました。
お話は、結構、重い、グロいところもありましたが
主人公たちがどうなるのか、どんどんはまりました。
終わってしまいましたが、今後の主人公たちのいく末も気になる。