白砂順のレビュー一覧
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購入済み
更なる続編を読みたいです。
時代もの六青先生の初作品
妻や義弟に裏切られて、落ち延びた領主殖えて行く「痣」翻弄されて心を開き信頼出来る人がいなくなってしまった孤独な少年
最後はこうなるとはちょっと想定外でしたけど
二人仲良くが一番だから -
購入済み
時代物でテッパンだけど好き
時代もの好きです❗️
追われて死にかけた貴人を助けるのはテッパンの設定だけど、やっぱりいい!
作品紹介を読んで、この作家さんの作品なら助けたのに相当邪険な態度をとられるのだろうと思ってたけど、わりとソフトでホッとした
最後の2人の選択も、わかっているけどやっぱりこれだなって思えて最高でした❗️ -
Posted by ブクログ
ずっと読みたいなと思っていた六青センセのデビュー作です。こんな初期からセンセの個性が上手く生かされている作品で、最近の作品よりは深みに欠けるけど、単純明快で理解しやすく引き込まれました。
人里離れた山奥で暮らす少年の紫乃は、瀕死の重傷を負って倒れていた若い領主の貴哉を助け、献身的に看病します。ところが一命を取りとめ目覚めた貴哉は、助けてくれた恩ある相手なのに、全身に大きな痣のある紫乃を見るなり酷い言葉を浴びせかけます。
案の定、攻が酷い男でした。デビュー作からずっと、安定品質のダメダメ攻なんですね…
まあ貴哉の場合も根っからの悪い人間ではなくて、領主の嫡男として育った環境のせいであるとわか -
Posted by ブクログ
ネタバレ動物シリーズも結構長くなってきましたが、今回はなんと……
受がヘビ……蛇……へび……
可愛らしいウサギから一転、は虫類です。
もれなく私も大嫌いです。実家に住み着いてるアオダイショウなんか、夏場はうっかり遭遇しないかと戦々恐々とするくらい、嫌いです。
つまりそんくらいヘビは苦手な生き物なんですがね。
ヘビのミト……可愛い……。
うっかり可愛いとか思ってしまった!
人間の時も、ヘビの時も、仕草や行動がいちいち可愛い。
少しとろくさいところも、攻のサイガのために一生懸命なところも、いじらしくって可愛い。
作中イラストでヘビ姿なシーンがあるんですが、特に温泉で桶の中でくつろいでるミトの姿は思わず -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は受がコウモリ。人間がコウモリになるんじゃなくて、コウモリが人間になってる話です。
このコウモリ。少し莫迦です。もとがコウモリのせいか、ちょっと思考回路が普通じゃないのでそう感じるのかも知れません。
が。
良い味出してまして、非常に楽しく読むことが出来ました。
受のハルの食い意地がものすごく張ってます。
森の木の実をつまみ食いして、毒に犯されるようなアホっぷり。
途中から、なんだかシリアスな展開になってきますが、基本は
やっぱりアホ……読んでて力が抜けることが多々。
とにかくハルが可愛い。
ちょっと莫迦な子が、結構好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ衣織の弟殿下怜夜と、衣織の側近雪那のお話。
咲埜の護衛隊長である央伽と、咲埜を影から守る珂耶のお話の2編。
雪那の暑苦しさと、怜夜のツンデレっぷりが良い具合に化学反応を起こして、怜夜が非常に可愛い仕上がりになってます。
怜夜は衣織と違い、耳としっぽのみ獣化してしまうんですが、この破壊的可愛さは罪だと思う人挙手
はい。
という勢いで萌えました。
後半の、お互い種類は違えど護衛の央伽と珂耶もこれまたいい……。
猪突猛進型、素直、正直、実直が信条みたいな男央伽と、虚飾と欺瞞と天の邪鬼が融合したみたいな男珂耶の、仕事内容からしてものの見事に正反対で、わかり合えることなんか一生なさそうなふたりの恋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ動物シリーズだと聞いてましたが、今回のカップルは人間同士。
郭都の第一皇子である攻、咲埜(さくの)と、眞都の王室付き薬師である受、真菜のお話。
捨て猫拾っちゃった系のお話ですね。
この受け子ちゃん、見た目はまんま女の子です。寧ろ、攻の年齢を考えたら完全に犯罪。
で。
見た目は女の子なんですが、思考も結構女子的です。
ただ、無鉄砲な面も多々ありますので、顔とか身体に痣をよく作ります。
見た目は女の子でも、容赦なくボコボコにされたりするので、どうにも
痛々しい描写が多い……不幸系の受の典型ですね。
結局は、らぶらぶハッピーエンドなので安心して読めます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私の好きながっつりファンタジー。
今でこそメジャーな人外ものですが、初出は今は亡きエクリプスで2002年。
明るく爽やかな男の子たち、みたいな話が全盛期だった感じです。
ファンタジーとか完全論外な空気感漂う時代に、よくもまぁこんなコテコテファンタジー書いたな……と驚きます。
主人公は獣使いの男の子。
どんな動物だってお手のもの。ひとたび月鹿(げっか)の手に掛かれば、
手の付けられない獰猛な人狼である王様、衣織も耳垂れてきゅーん、と
しちゃいます。もう完全に飼い慣らされてます。逆調教もの。
しかも、獣●ン要素もあり、なんというか、新境地?
いやぁ…ドキドキしました。
まぁ、攻様、夜になると比喩 -
Posted by ブクログ
山で老犬と一緒に暮らしている体に醜い痣を持つ健気系少年紫乃と、どこその領主様(謀反の疑いで追い出され、大怪我している)の話。
ツボでした。
かなり。
惜しむらくは後半痣が消えたところです。
そのまま痣だらけの姿だったなら、コンプレックスに付け込んで、したいほうだいだったのに。(こんなだから無夜は友達減ったんだ)
文句はそれぐらいで、痣のついた紫乃が可愛くて可愛くて!
無夜は自分の姿にコンプレックスのある男の子が「受」なのってすごく好きなんですよ。
他人が「うっ」と呻いて引くような子を、それでも愛す攻の視点で、その子を可愛がるのが無夜の喜びです
けなげ美少年見飽きてるから無夜そ