あらすじ
伝説の獣の血を引き、夜になると銀狼へ姿を変える彩都の国王・衣織。その血と傍若無人な性格ゆえ疎まれ、失脚を望む者に命を狙われる彼は、安息を求めて度々城を抜け出していた。ある夜、森で不覚にも罠にかかってしまった衣織は、鷹匠の少年・月鹿に救われる。優しく伸ばされた手に牙をむいた衣織だが、彼から薫るどこか甘く懐かしい匂いに毛羽立つ感情が不思議と和らいだ。人の姿で月鹿と再会した衣織は、正体を隠したまま、彼と旅をともにすることになるが――。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このファンタジーでこの作家に惚れ込んだ。狼になっちゃう王様と、獣に懐かれる体質の男の子の話。この人のは、学園物より、こうやって謀略とか政略が渦巻くものの方が好きなんだが。
Posted by ブクログ
再読。面白かったー!あんまり内容覚えてなかったからまた新たな気持ちで読めて楽しかった♪月鹿が大好きで可愛くて仕方なくて動物にさえ嫉妬する衣織がめっちゃ可愛い~。狼姿のモフモフっぷりも最高。こういうファンタジー大好きです!
Posted by ブクログ
私の好きながっつりファンタジー。
今でこそメジャーな人外ものですが、初出は今は亡きエクリプスで2002年。
明るく爽やかな男の子たち、みたいな話が全盛期だった感じです。
ファンタジーとか完全論外な空気感漂う時代に、よくもまぁこんなコテコテファンタジー書いたな……と驚きます。
主人公は獣使いの男の子。
どんな動物だってお手のもの。ひとたび月鹿(げっか)の手に掛かれば、
手の付けられない獰猛な人狼である王様、衣織も耳垂れてきゅーん、と
しちゃいます。もう完全に飼い慣らされてます。逆調教もの。
しかも、獣●ン要素もあり、なんというか、新境地?
いやぁ…ドキドキしました。
まぁ、攻様、夜になると比喩じゃなく狼になっちゃうしね……。
月鹿の膝の上に身体預けておやすみするだけじゃ、そりゃ終わらないよねー…と。
世界観を理解するまで入り込めないですが、登場人物がなぜか漢字ばかりなので、そのあたりは非常に入りやすいです。
ファンタジーはカタカナ人物ばっかりで苦手、という方にもおすすめ。
変わった設定で、面白いです。
Posted by ブクログ
ファンタジーBL
動物に変身能力を持つ王族がでてくるシリーズ物です。
それぞれ変身する動物が違って、国も違ってまた面白い。
不思議な世界に浸れます。