滝川廉治のレビュー一覧
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うんうん。こういう形でIFをやってくれるのは嬉しいですね。
「史実? 何それ美味しいの?」ってノリが基本の幕末編ですが、なんだかんだでこういうのもアリだな、と。
万次の雑な戦いも相変わらず良いものですが、やはり今巻のベストバウトは坂本さん。
万次や他が主に戦ってしまうので目立ちませんが、ちゃんと強いし、合間に挟まれるドラマも実に気持ちがいい。
こういう「剣士」として描かれるの、凄く嬉しい。
それから八百比丘尼…お前生きとったんか…。
…いや、生物学的に(?)生きてるのは分かってるんですけど、キャラとしての出番的に、ですね?
そしてなかなかに深い話を…。
それにしても河上彦斎……色気過剰で -
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ネタバレ展開が駆け足、ヒロインが空気、ヒロインの語尾の設定が完全に蛇足といった部分が気になるものの面白く読めた。一気読みさせられてしまった。
終盤の入り口まで学園、魔法、バトル、ダンジョン探索スパイアクション、SFといろんな要素で風呂敷がどんどん広がっていってどうなるのだろう、残りページで本当に終わるのか?とドキドキしたが、最後の一・二章で一気にたたみ込まれて作者の力量にただただ凄みを感じた。
内容は、自分や周囲に対して他人事で、自分は仕方なく今の自分であるといった自己認識だった主人公の少年が、自分の過去と向き合うことで、自分の今は自分が望んでできたものだと気づき、自己主体感を取り戻す話。
それにより -
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池田屋での万次と沖田の戦い。新選組最強との呼び声高い沖田総司。彼を前にした万次が思い浮かべるのは、かつての強敵。
それが、一人ではないというのが、たまらない。
吐鉤群、天津影久、乙橘槇絵。三者三様の強さを持ち、そこでは他者を寄せ付けない実力の持ち主。その彼らを掛け合わせたかの強さ、それが万次が見た沖田総司です。
いや強い。
尸良の狂気を持って対抗する万次。外道な生き様で死に様まで貫いた男でしたが、人生ですれ違った相手に何かしら残していたのだと思うと、奇妙な感じです。進んで得たいものではないですが。
そういえば、坂本龍馬を話していた絵師は、練造なのかな。物語に絡んでくるかどうかはわからないけど -
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早くも池田屋開幕。新選組がきったはったの大活劇繰り広げるのって、案外少ないんだよなぁ。大阪での相撲取りとの一件とか、油小路とかかな。後期になれば、銃相手の集団戦になるので、剣劇という点では一抹の寂しさがあります。エンタメとしてです。
なので、無限の住人・幕末編での最大の剣劇、最大の見せ場になるんじゃないか、と期待する次第です。沖田もまだ元気ですしね。ぎりぎりね。
歩蘭の目的は万次との子作り。というより血仙蟲キャリアとの子作りですか。血仙蟲が遺伝するのかどうか、の証明をしたい様子。
なんちゅうこと考えるのか、と思ったけれど、よくよく考えてみると、その可能性は少ないのではないかと。
赤ちゃんが -
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ネタバレ歩蘭から万次への頼み事、言われてみれば確かに気になるし無印読んでる時その可能性については全く考えてなかった……死にもしなければ成長もしない……こわすぎる。もっと極端な結末になると母親の体内で腫瘍のような存在になる可能性もあるな…とかいらんことを考え始めてしまった。
一方、ついに主要幹部がホント護廷十三隊かエスパーダかと言う感じに(差し詰め原田左之助は更木剣八かノイトラか…ってとこ)集合した新撰組はまあだいたい一般的な印象と差異のないキャラクターに描かれているのだけれども、藤堂平助…おまえこれ完全になんかの伏線じゃん。そしてやはりというか、万次も直感的にヤバイと感じる人外扱いだったか沖田総司。決 -
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まさかの幕末編開幕。
きったはったのチャンバラ活劇をするのであれば、不死の万次が暴れ回るのであれば、これ以上はない時代です。もちろん相手は新選組。
今回の万次の相方は坂本龍馬。彼の最後まで万次が隣に居続けるということか。人を斬るでなく、人を護ることを百人斬りの贖罪にするという願掛けで始まった二人ですが、結果は歴史が知る通りですからね。そこまでどう描いてゆくのか。
開幕早々から、万次の不死の力を求めて暗躍する新選組の裏の顔が登場。そこに首魁に山南敬助をもってくるのか、と。万次の情報をもたらしたのは、あの綾目歩蘭人の孫。
いやいや、ご先祖様は後世に何を残していったのやら。行きすぎた知識欲だけで -
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「バス事故で亡くなった高校のクラスメイト24人の最後の願いを、その事故でただ一人生還した鬼塚輝美が、叶えてまわり成仏させる」というストーリーに少しでも興味を持てば、購入して損はないかと思います。もちろん表紙絵に惹かれてでも(笑)
気になったのは、一人一人のバックストーリーに重点を置くのか、輝美がクラスメイトを成仏させる過程に重点を置くのかが中途半端になっている点とプロローグとまえがきがごっちゃになっている点、「かならずハッピーエンドになる」と2回も念押しする必要があったのかどうか。
とはいえ、読後感は程良く、続刊希望です☆
アニメとかになれば、一話一話やりやすくてブレイクしそう☆
歌も歌う -
Posted by ブクログ
ネタバレん?え?なんかこの高杉見たことあ……尸良じゃね?と思ったら万次も思ってたという。
で、そうこうするうちに敵対勢力の女性が現れ「あ、やば。尸良の性癖でちゃうんじゃ……」と思ったけどそんなことはなかったのかどうなのこれ?微妙なライン。
過去キャラオマージュと言えば、吐鉤群が率いた六鬼団を彷彿させる挽斃蓮(Van Halen)なる沙村み強めな組織が登場し、なんとこちらの首魁はなんと龍馬とも縁のある?実在の剣豪。ここで出てきたか。
高杉晋作の(と言っていいのか中岡慎太郎のと言っていいのか)馬関奪取など話の展開自体は面白かったけど、万次がここにいる必然性があるのかという疑問がずっと頭の中にあり、その理由