早坂茂三のレビュー一覧

  • 田中角栄回想録

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    田中角栄本はある程度読んだ。
    この本の著者である早坂さんの本を含め。
    しかし、この本くらい田中角栄という政治家の成り立てから、政治家引退後までをダイジェストで追いつつ、本人の想いをコンパクトにまとめた本には他では出会えなかった。
    田中角栄を知らない人にこそ、是非読んでほしい一冊。

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    2023年07月08日
  • 田中角栄とその時代 駕籠に乗る人 担ぐ人

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    田中角榮の秘書というポジションだからこそ見える"田中角榮"という人物の姿、当時の永田町の景色が存分に盛り込まれています。

    また、本書の中で語られる田中角榮流の考え方や価値観は、政治家としての在り方は当然として、人としての在り方も考えさせられるものでした。

    一度民主党政権に交代はしましたが、今なお続く自民一強の日本の政治における"リアル"は、本書が書かれて30年近く経った今でも変わらぬものがあると思います。

    政治に興味関心がある方だけでなく、いろんな方に読んでいただきたい一冊です。

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    2022年06月29日
  • 田中角栄 頂点をきわめた男の物語 オヤジとわたし

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    【感想】
    田中角栄という名前だけで、どういった人間なのか全く知らない世代の自分からして、
    「かつての日本にはこんなにもカッコイイ首相がいたのか!」と読んでいて心から思える本。
    豪放磊落だが細かい気配りもでき、バイタリティに溢れ、頭の回転が速く、現実を直視しつつその解決法を編み出す。
    徹底的なリアリズムと万人受けする愛嬌など、内容だけ読めば非の打ち所のない「リーダー」ではないか。

    本当にこんな人だったのかはさて置き、このような人物を目標に掲げる事が大切なのだと心から思う。
    勿論、勢いだけではなくそれを裏打ちするスペックや根回しも必須だけども・・・

    この本を読んだ上で、理想とする人物像や人生観

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    2018年06月04日
  • 田中角栄とその時代 駕籠に乗る人 担ぐ人

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    角栄のエピソードを通じて、政治家の考え方、もっと言えば人心掌握術がうかがえる本。政界ではどういう人物が生き残るのか、のし上がるのかがよく分かります。
    たとえば、田舎の老婆に声をかけて~からの、隣にいた奥様はきっとこう思ってたろう・・・っていう推測は、もはや小説家の想像力だな、って思いました笑(私も女として、正直当たらずとも遠からずな推測と思ってる)。

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    2018年01月18日
  • 田中角栄とその時代 駕籠に乗る人 担ぐ人

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    田中角栄、竹下登が何故、首相の座につけたか?そして、何故、福田や宮沢は、首相の座に乗り遅れたのか?こうしたことの理由が、田中角栄秘書の早坂氏ならではの視点から述懐されている。

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    2017年01月02日
  • 田中角栄回想録

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    田中角栄の側近中の側近、である早坂元秘書による「聞き書きや伝聞によらない角栄語録」を読むことができます。

    戦争に負けた国が、「占領中は憲法を作ることができない」とする策をとることを、最近になって知りましたが、角栄さんは当たり前のようにそのことを語っています。

    「地方」をその地方のあり方を守りながら、生活の場としてよりよくしようとすること、弱者や叩くべきものごとを見抜き、果敢に「決断し実行」しつづけた姿。なにもかもが、現在の政治家さんとの大きな違いを実感させられます。

    2016年現在、マスコミからは一票の格差ばかりが強調され、「面積に応じた代表」の面が完全に考慮されていないことも、改めて気

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    2016年11月15日
  • 田中角栄 頂点をきわめた男の物語 オヤジとわたし

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    オヤジとわたし
    -頂点をきわめた男の物語 田中角栄との23年
    の改題文庫化本だそうだ
    実にオヤジとわたしが面白かったので
    誰かに角栄という人を聞かれたら、この本を読ませたい
    そのために手元に置いておきたい

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    2016年07月12日
  • 田中角栄回想録

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    田中角栄が政治の世界を縦横無尽していたのは50年近くも昔になる。
    様々な問題に彼独自の視点と語り口で解決法や考えを話す体裁の本で、今の世相や風潮にそのまま当てはまる訳ではないけれど、令和の世の中の諸問題に田中角栄がどう切り込むのか…コロナや円安に対しての意見を聞きたくなった。

    東京一箇所集中を分散させる策など、今でも通用しそうな政策もあり、唸らされる部分もあったり

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    2022年11月25日
  • 田中角栄回想録

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    まったく知らなかったのだが、世間では田中角栄ブームだそうだ。彼がロッキード事件の一審で有罪判決を受けたとき、僕はまだ小学生で、当時の報道はかすかに記憶に残っている。その後の選挙で大勝したという事実がマスコミ報道と矛盾していて、小学生の自分には理解ができなかったことも覚えている。

    その角栄が今、見直されているというのは、彼の天才的な政治的センス、世界や日本に対する洞察力、実行力が 30年たった今もその輝きを失なっていないことの証左だろう。同じくこの 30年変わらないものと言えば、マスコミ報道の愚かさか。

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    2017年11月05日
  • 田中角栄とその時代 駕籠に乗る人 担ぐ人

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    早坂氏を通じて、角栄の言葉が蘇る。
    深い人間洞察力と、部下に対する具体的で細かい指示、勉強になる。
    角栄の人間性が浮き彫りになっている。

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    2017年01月01日
  • 田中角栄 頂点をきわめた男の物語 オヤジとわたし

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    『オヤジとわたし』の復刊本。田中角栄の秘書、その後、政治評論家としてTVやマスコミに登場することの多かった著者。本書は、田中角栄の秘書になった経緯から始まり、角栄の人間像について綴られている。政界や総理総裁選、他の政治家、ロッキード事件などについては、あまり記されはいない。

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    2016年08月28日