石川直樹のレビュー一覧

  • 最後の山

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    淡々と語られていく筆致ととても厳しい自然の描写の対比が印象的だった。仲間が次の時には雪崩で亡くなっていたりなどが語られた時には、この世の諸行無常というか、はかなさを強く感じた。生きる実感というものを強く得られるのが、山なのかもしれないと思った。

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    2026年05月14日
  • 最後の山

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    ここにあるのは、自分が死ぬまで、暗闇を照らし続ける光源のような日々の記録であり、極地と人類との関わりの現在地である。

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    2026年04月27日
  • 最後の山

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    これも今年のベスト候補。写真家として14座を登頂した著者の記録は想像を絶する世界と自然の厳しさと美しさ、人の死が近くにあるような感覚は読んでとても気持ちが揺さぶられた。淡々を書かれているように思いつつもときおり感情が溢れるようなところもありそういう波がとても印象に残る。記憶に新しいK2西壁の件も思い出した。

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    2025年12月22日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

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    本のタイトルに惹かれて購入。
    著者が世界のあらゆる場所に
    旅に出ていた7年間のエッセイ。
    自分の身体で世界を感じようとする生き方が
    とても素敵だと思いました。
    自分も旅に出かけたくなるような、
    未知な世界を感じたくなるような、
    そんな一冊でした。

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    2025年12月06日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

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    ご無沙汰しております。今月は壊滅的に読めなかった分、心の慰安旅行に出かけておりました。
    行き先は本書『地上に星座をつくる』。大好きな本屋さんで一目見た瞬間、キャッチーなタイトルと表紙の突き抜けるような山景に、心を丸ごと持ってかれました。
    マイペースな慰安旅行なのでスローペースとなりましたが、行き先をここに決めて本当に良かったです(*^_^*)


    星野道夫さんみたいな風景写真家かな…?
    著者については初耳だったので、本文への出発前にWikipedia先生の元を訪ねた。「23歳で七大陸最高峰を当時の最年少記録で制覇」…!?!?
    初めての一人旅は14歳。高校2年の頃には沢木耕太郎の『深夜特急』に影

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    2025年10月30日
  • 最後の山

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    2人のアメリカ女性の登頂の事はどこかで読んで知っていたが一緒に登っていたとは。。そして亡くなったシェルパの家族に会いにいく話はテレビで観ていたので思い出すと自分も哀しみがわいてくる。
    石川直樹氏は感情をあまり文章にしていないのでこちらも淡々と読めるし登山用語もちゃんと解説してあるのでわかりやすい。没頭して読めるし自分も一緒に登っている感覚、応援したくなるし諦めた時の絶望感も伝わり他作品も読みたい。

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    2025年10月13日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    星野道夫さんの「長い旅の途中」を読んだ時はアラスカに滞在したくなった。本書を読んだら、主にネパールの山々に登ってみたくなった。寒さに弱いので8000m級はかなり高い壁だが、石川さんが高所順応のために訪れていた5000mのあたりまでは行ってみたい。
    地球が織りなす大自然の中に身を置くことは、不便さに突き進んでいくことだと思う。わざわざ行く必要もないのかもしれないけど、そこに向かうことで生きた心地がする、という感覚はまだまだ浅い経験なれどあーあの感覚のことかぁとなんとなくわかる気がする。もっといろんなところ行きたい‼︎旅ってやっぱりすてき‼︎

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    2025年09月19日
  • 秋田──環日本海文明への扉

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    ネタバレ

    写真と文の距離がいい。
    日本海のむこう側に文明があり、そちらが日本の外交が向いていた方角だった、つまり表だった時代が歴史的には大半だったのだ。裏日本になったのは第二次世界大戦後。それももう70年だが米国が沈んで中国がのすとさてさてどうなることやら。

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    2025年01月05日
  • 極北へ【毎日文庫】

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    都会に住んでいて、物と情報が溢れかえる中で自分は無になり心が麻痺していた。そんな時にこの本を読み始めた。厳しいはずの自然に魅了される著者、「なるようになる」と島とともに生きる人たちの暮らしを読んでいたら、凍っていた自分の感覚がすこし解けた

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    2024年12月12日
  • 極北へ【毎日文庫】

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    旅とは途上にあること

    石川直樹の生き方は、それこそ旅だと思う。
    その時々の流れと気持ちに正直に動かされ、その時々をぷかぷかと邁進している。

    エッセイもぷかぷかしている。どこか、人間くさいというか。強靭な人、すごい人であるのは間違いないけど、僕らの延長線上にいる感じがしてしまう。こんな文章、すごく好きだ。

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    2021年11月23日
  • フィリピン

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    世界のともだちシリーズは、これで12冊目。
    写真が生き生きとしており、ひとりの子を通して、その国の文化や暮らしに触れられる、素敵なシリーズ。
    5歳のわが子も大好きシリーズ。

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    2021年06月15日
  • フィリピン

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    ネリが住んでいるところは、高いがけで、落っこちたらこわいなという感じだった。ネリは落っこちたりしない。タイヤでおしくらまんじゅうをしたりキャッチボールをしたりしている。楽しそうだけど、ぼくはやっぱりこわい。
    ぼくの学校のきゅう食に出てきた「チキンアドボ」が、この本を読んで、フィリピンのお料理だとわかったのがよかった。
    ネリのお父さんが、車とかバイクとか、乗り物は全て乗りこなせるというのがすごい。弟がいていっしょに登校できるのと、お父さんにたまに学校までバイクで送ってくれるのが、うらやましい。(小4)

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    2021年04月26日
  • 最後の山

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    写真家の石川直樹が、世界の8千メートル峰14座を登った記録。ヒマラヤの高峰が一部のエリートクライマーだけでなく多くの人に開かれた今、なぜ登るのか、どう登るのかが問われる現在の状況を経験を通して的確に伝えている。低酸素室での訓練や高地順応、中国チベットの異様なまでの入国審査。それらを乗り越え、現地の屈強で経験豊富なシェルパとの友情と信頼を基に山に挑む。それでもなお、小さな雪崩で簡単に命を落とす現実。そこに著者は恐怖ではなく畏怖を覚えるという。現代の登山について考える一冊だ。

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    2026年08月27日
  • 最後の山

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    石川夏樹さんが登った8000メートル級の山々。一緒に登ったシェルパたちの思い出とともに。こういうひとたちがなぜ命がけで登るのかは全くわからないけど輝く瞬間があることが少し羨ましくなる。

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    2026年07月29日
  • 最後の山

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    ネタバレ

     近所にある「ヒロミブックス」@創の実(26/11末までの期間限定)という、冒険関連書籍に特化した書店で見かけて手に取ったもの。
     著者は、写真家としてその作品、写真集も過去、見ていたが、文章は初めて。登山家山野井泰史氏のように生死の境を彷徨うなこともなく、冒険家角幡唯介氏のように冒険そのものを目的としてない、あくまでカメラマンとして自然、高山と向き合った平常心の筆致が印象的だった。

     とはいえ、ドラマがないわけではない。大ありだ。
     本書は、若き、新世代のシェルパ族にスポットを当て、将来の登山ビジネスと、それに絡むネパール人、国家としての在り方を俯瞰して見せてくれる。
     さらには、終盤、目

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    2026年07月22日
  • 最後の山

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    本の雑誌・年末ランキングから。自分が当事者になろうとは思わないし、ランクインしてなかったら手に取ることもなかったであろう本書。なんだけど、登山好き友人の話を聞いたばかりだったり、著者と同年代だったりもあって、思いのほか楽しく読み通せたのでした。自身の間一髪エピソードはもちろん、ともに頂上を目指した仲間が、またの機会には命を落としていたという衝撃。それが一再ならず語られるのも強烈。

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    2026年05月13日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

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    エジプト旅行に来ています。
    自分を高める為に、行きの新幹線から読んでいました。目の前にある全てをどう感じるか、自分次第だと本を読んで頭で理解し、エジプトに触れて体と心で理解しました。
    旅の途中で体調が悪くなったり、環境の違いで日本が恋しくなったり、少し気弱になったりもしますが、この本を思い出しては叱咤激励し、この限られた時間を大切にしようと務めています。
    石川さんの体験を知れるだけでなく、大切な経験を目の前にした時の心構えというか、そういった素晴らしいものも教えてくれる本でした。

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    2026年05月05日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

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    ・山形県小国五味沢集落でのウサギ狩りから、K2への挑戦と失敗、宮古島での休息など、51編のエッセイ集
    ・『全ての装備を武器に置き換えるということ』と形式は近いが、こちらではエベレストやK2等の山々への挑戦が具体的に描かれていて、冒険家としての石川直樹さんをより深く知ることが出来ると思う
    ・自分は山登りはあまりやらない、というかむしろあまり好きではないが、世界最高峰の山に挑戦するのに何年も準備すること、他チームの状況や天候などコントロール出来ない要素に左右されること、登頂した後の体調回復にも時間を要すること、など、時間、精神、肉体、と挑戦のスケールに驚かされる
    ・2020年に刊行されて、2023

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    2026年04月05日
  • 最後の山

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    14座、真の頂上を制覇した石川直樹。
    淡々と抑制が効いた筆致で、プロセスや思いが記されている。
    大きな成果をあげたあとの、意外な呆気なさが
    なんとなく分かる。

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    2026年03月26日
  • 極北へ【毎日文庫】

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    直樹さんの本は私を冒険に連れ出してくれる。原点である「極北」での素敵な出会いやそこに住む人々の生活を感じる。「時の流れに身を委ねながら悔いなく行きたいのだ。それが世界の大きな循環の輪に溶け込む唯一の術だと思っている」人は自然とともにあり、短い人生を悔いなく生きることとはどういうことか、直樹さんの経験や出会い、冒険から色々なことを学べた。

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    2026年03月14日