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一年かけて地球を縦断した、壮大な旅の記録。スタートは北極。極寒の中、ホッキョクグマに注意しながら歩いていく。その後自転車に乗り、北米大陸をひたすら南へ進んでいく。猛暑や強風に苦しみながら、中米・南米を通り過ぎ、さいごは白い大地、南極へ――。地球のてっぺんからもう片方のてっぺんへ。世界の辺境や都市を旅し続ける写真家の原点となった旅。 *電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。
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Posted by ブクログ
二十世紀末の2000年に、「POLE to POLE」と名付けられた「北極点から南極点までを、できる限り人力の移動手段で旅をしていこう」国際プロジェクト。審査に通って参加したのは世界7カ国(大学卒業直後の著者の日本、アメリカ、韓国、南アフリカ、アルゼンチン、フランス、カナダ)8人(男5,女3…写真...続きを読むでみな同年齢ぐらいに見える) スタートの北極点に向かう前に、カナダで一ヶ月のトレーニング。スキーの経験がないどころか、雪を見たこともない国の人もいる。体力、サバイバル技術、ヨガの呼吸法、環境問題に関する知識など。仲間は徐々に打ち解けていく。 4月はじめ、北極点からスタート。スキーを履いて一人60kgの荷物(食糧、テントなど)のソリを腰につけた紐で曳いて歩く。氷原の下は北極海だが、氷と氷がぶつかりあって山のようになっているところがあり、乗り越えるのが苦労。 マイナス40°C、身体に密着させないとボールペンのインクも凍る。ホッキョクグマの生息地だから、小水はテントから出ないで専用ボトルに入れ、大便は手早く済ませてすぐに埋める。それでも7回ホッキョクグマに遭遇した。一度は3,4メートルまで接近したが、護身用のライフルの空砲で立ち去った。 氷原に十数メートル以上ある巨大な隕石がそびえていた。 氷上を一ヶ月ほど歩き、カナダの小村レゾリューションに到着。急に体臭がきになる(かつて難船した船から出て「北極点の初踏破者」となったフェリチョフ・ナンセンと同伴一名は、グリーンランドを縦断して南端の海軍基地まで犬ぞりで食料を自給しつつたどり着いた。ナンセンはのちに初代国連事務総長となった) レゾリューションから飛行機でハドソン湾を越えて、北米大陸では自転車で大陸西岸に沿って南下し、米国との国境手前で東に向かってカナダを横断していった。自転車は8人交代のリレー方式で一日一人40〜50kmほどこぐ。こがないときはサポートカーに乗って進む。道を間違えたり、タイヤがパンクしたりの小トラブルは日常茶飯事。 雪が消えていき、季節は春〜夏。大草原地帯、森、いくつもの大都市を通過した。道端でクマと遭遇したこともあった。ナイアガラの滝を過ぎ、アメリカ合衆国に入った。ニューヨーク・マンハッタンのまわりでカヤックも体験した。 合衆国では大陸を西向きに横断していった。毎晩の寝場所はガソリンスタンドの裏など空き地に張ったテント、気温が高い夜は、外に寝袋を敷いて野宿もあった。(野獣を警戒してか)サポートカーの上で寝ることもよくあった。 食事は当番を決め、交代で作る。旅の間はプライベートな時間などなく、仲間同士の絆は深まる一方、ぶつかり合いや恋が生まれることもあった。英語が未熟なために、すれ違いや誤解が生まれる微妙な空気にもぞもぞすることもあった。 大陸西岸に達し、折り返してニューメキシコ州サンタフェに。ロッキー山脈、荒野に3mもあるサボテンが点在、自転車こいでいると汗が滝のように出る。スペイン植民地時代の建物や先住民族プエブロ族の岩面彫刻、石造建築… 南下してメキシコ入国からはスペイン語圏。いくつもの国がパンアメリカンハイウェイという一本の道路でつながっている。その外は舗装されていない道路も多い。ボロボロの服を着た子供が裸足で駆け回ったりしており、北米との貧富の差を思い知る。 9月中旬、中米の最終地点、パナマに到着。地続きで行くとすればダリエン地峡と呼ばれるジャングル地帯、だが当時、世界で最も治安が悪いと言われている地域であった。危険な陸路を避け、ヨットに乗って10日間、南米エクアドルの漁村に上陸。南米の街は、中米の街とは雰囲気が違い、活気がみなぎっていました。雑然として、しかし生活感にあふれている。ペルーでは民族衣装に身を包んだヒトもいた。
世界中から集まった若者8人が北極点から南極点まで、一年をかけてできるかぎり人力の移動手段で旅をする、という本。 若くて体力もあって、いろんなものを吸収できる年代にこんな壮大で自分の限界に挑むような体験ができたら、その後の人生を逞しく生きる糧になるだろうな。 写真が多く、まるで自分も冒険に参加させても...続きを読むらっているかのようなワクワクハラハラも味わえました。 北極の巨大な隕石の写真は特に圧巻です。 “もっと世界を知りたい“と思わせてくれる一冊でした。
若き日の著者の記録 雑誌の限られたページ数の中で 彼が語るのは生きていく事の素晴らしさだろうか 極限の状態にあっても幸運を感じられるのは冒険家だからかもしれないけど このような経験が生きていく糧になる事は 私たちにも言える事だろう 特別な冒険でなくても生きる力になるはず
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地球縦断の旅(たくさんのふしぎ2022年5月号)
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