極北へ【毎日文庫】

極北へ【毎日文庫】

880円 (税込)

4pt

終わりのない長い旅は、このときからはじまったのだ――。
カナダ、アラスカ、グリーンランド、ノルウェーなど北極圏とその周辺地域「極北」。
なかでも世界を駆け抜ける写真家・石川直樹にとって、20歳のときに登頂したアラスカの象徴・北米大陸最高峰のデナリ山は、すべての旅の〈原点〉だった。
極寒の地に生きる人々の暮らし、厳しくも美しい自然への畏怖。
人間の野生を呼び覚ます圧倒的な世界との出会いを瑞々しい文章で綴る。
開高健ノンフィクション賞受賞『最後の冒険家』以来、初の長編エッセイ、待望の文庫化!

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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極北へ【毎日文庫】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    都会に住んでいて、物と情報が溢れかえる中で自分は無になり心が麻痺していた。そんな時にこの本を読み始めた。厳しいはずの自然に魅了される著者、「なるようになる」と島とともに生きる人たちの暮らしを読んでいたら、凍っていた自分の感覚がすこし解けた

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    旅とは途上にあること

    石川直樹の生き方は、それこそ旅だと思う。
    その時々の流れと気持ちに正直に動かされ、その時々をぷかぷかと邁進している。

    エッセイもぷかぷかしている。どこか、人間くさいというか。強靭な人、すごい人であるのは間違いないけど、僕らの延長線上にいる感じがしてしまう。こんな文章、すごく

    0
    2021年11月23日

    Posted by ブクログ

    石川直樹さんのシンプルな文章と飾らない表現が好き。感じ方に親近感を覚える。主に20代の北への旅の記録をまとめたもの。「二度目のデナリ」では、抑えきれない興奮と喜びが表現されていて良い。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    東京都庭園美術館の旅に関する展示会で知った本

    分からないけど、男の人が突拍子もないような成果を出すことが多い理由がわかる気がする。

    どうやったらそんなに幼いうちに、自分の身をそんな場所に置こうと思えるのか…

    女性はやっぱり長年の子育ての歴史で命を守るということが本能としてあるからなのか、リスク

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    写真家だけど、冒険家のような一面もあって、好奇心旺盛さを持ち合わせた石川直樹さんのエッセイ。決してうまい文章ではないし、特別ドラマティックな何かがあるわけではない。新たな旅で過去の旅を振り返ることもあるし、身勝手なことを思って見ることもある。極寒の地を好んで訪れるが、雄大な自然のある場所は必然的に不

    0
    2022年10月21日

    Posted by ブクログ

     石川直樹さんの著作を読むのは初めてだが、何か懐かしい場所に戻ってきた感覚。

     タルキートナ、シシュマレフ・・・植村直己さんや星野道夫さんの著作で何度となく目にした地名。そして故河野兵一さん、船津圭三さんら僕らが若いころ活躍されていた冒険家の方々が登場される。青春に帰った感覚。

     街に住む僕らが

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    石川直樹『極北へ』毎日文庫。

    世界を旅する写真家のエッセイ集。自身の旅の原点である20歳のデナリ山への登頂から始まり、アラスカ、グリーンランド、カナダ、ノルウェーと地球の極北地域を巡る旅とその魅力が描かれる。

    様々な人生があり、様々な夢があり、様々な旅がある。人生は自分で切り開くものだと言っても

    0
    2021年08月02日

    Posted by ブクログ

    とにかく事実をつらつらと書いてある。北極圏には夢がある。後書を見てより作者の文体のスッキリとしたことに納得がいった。

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    人間誰しも、安全なところから一歩踏み出して、その外側に身を晒したくなる。不良も、不倫も、そして冒険家も、根っこは同じ衝動から来ている気がする。
    もちろん、この方の純粋な好奇心はとても素晴らしく、またこうやって記録に残してくれるからこそ、他の人間も見果てぬ世界を夢みれるのだと思う。

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で海外訪問が難しくなってしまったな中、石川さんの本書で、北極圏を頭のなかで想像しつつグッとくる紙上冒険をさせてもらった。
    同世代ということや著者の経験、知識、文書力もあってだが、石川さんは純粋に自身に刺激を与えてくれる一人となっている。
    最後のデナリのエッセイが特に読みごたえがあった。長期縦

    0
    2022年01月01日

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