十三湊のレビュー一覧

  • キッチン「今日だけ」

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    色々な事情を抱えた人たちが
    一日限りの自分のお店を持てるという
    面白くて夢がある話でした。
    自分なら何屋さんができるだろうと
    想像しながら読むのが楽しかったです。

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    2023年12月14日
  • 出張料理みなづき 情熱のポモドーロ

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    社会人となったものの、会社を辞めて静岡の自宅に籠りきりの主人公は24歳の季実。或る日、両親から東京の本郷に独りで下宿屋を営んでいる祖母のもとへ一緒に暮らさないかとの提案を受けて上京します。しかし祖母の家には4歳年上の皆月桃子が同居していました。桃子は出張料理人で、季実は彼女が作る料理が自分の身体にじわじわと伝わるのを感じます。桃子は少しずつ料理の下拵え等をさせながら、季実を出張料理のアシスタントにしていきます。色々な依頼人の自宅等で料理を作っていくのですが、この中で季実が料理を『生きるための前向きな行為だ。気力・体力がないとできない行為でもある』と捉えているのが一判印象に残りました。暫く時間が

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    2023年06月02日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    ちどり亭シリーズ最終巻
    花柚さんも無事認められて結婚し
    彗くんも後を継ぐべく気持ちを新たに

    大団円でいい終わり方でした(#^^#)

    誰かのためにご飯を作るって
    本当は大事で素敵な事なのだな、と再確認。

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    2022年10月11日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    最終巻。
    すごく心に響いた。
    特に花柚さんと永谷さんの結婚お披露目の場面が、とても幸せで、なんだか泣きそうになった。
    彗くんの料理の工夫、そして「自分がそうしたいと思った時、いつでも差し出せる知識と技術がある」と言う言葉。
    ジーンときた。
    自分もそうありたいと思う。

    それにしても、毎回毎回、お弁当の美味しそうなこと。
    そしてどれもこれも自分でも作ってみたくなるのは、本書の一番の魅力だな。

    ラストの番外編もニヤニヤが止まらない。
    うん、とても良いシリーズだった。
    これこそ優しい物語だと思う。

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    2019年11月08日
  • かくしごと承ります。 ~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~

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    ネタバレ

    SNSやメールなどデジタルで言葉のやり取りができるようになった現代で、それでも敢えて手書きの文字を必要とする機会を大事にしたいなと思えるエピソードがたくさん。
    和菓子屋のメニューだったり、結婚式の招待状の宛名だったり。
    サブタイトルに「6つ」とある通り、エピソードは6種類。
    短いながら見所と謎解きがきゅっと詰まっていて、実際のページ数よりもボリュームを感じました。
    胸をきゅっと掴まれる泣ける話があるのがいい。
    読みやすい文章ですらすら読めたのもいい(先が気になって気になって、ぐいぐい読めた)
    筆耕のエピソードの中に、主人公の文緒と先生である都築との引っ付くの? 引っ付かないの?なもどかしい恋模

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    2019年10月09日
  • ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~

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    あー、これこそ”やさしい”お話だなあ。

    シリーズ2巻目。
    一巻で懸案だった花柚さんと永谷氏の結婚が決まってそのために新たな問題が持ち上がってくる展開。

    今巻もお弁当や料理に込めた人への想いがとてもよかった。
    その想いの優しさ!
    読んでるこちらまでやさしい気持ちになってくるのはもちろん、その優しさに胸がいっぱいになってしまった。

    ラスト近く、主人公の慧君が花柚さんの後姿声を掛ける場面で思わず込み上げてくるものがあった。
    ああ、いいなあ、こういうの。
    ほんとにいい。

    多分問題解決に奮闘するだろう次巻も楽しんで読みたい。

    それにしてもどの料理もおいしそうで困る。
    自分も作りたくなるよ^^

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    2019年09月05日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    ネタバレ

    シリーズ最終巻に相応しい大団円で気持ちがほっこりなりました。面白かったです。
    本当に、気難しい人物はいるけれど、心底悪人が出てこないのでほっとします。
    料理も美味しそうだし、作るポイントも良いし、作る人物たちの心持ちも素敵です。こんな気持ちで料理出来たら……がんばるしかない。
    「人の幸福を願っても、自分の何かが減るわけじゃないのだから、たくさんたくさん願えばいい」
    「自分がそうしたいと思ったとき、いつでも差し出せる知識と技術がある」…これは目指したい生き方です。
    とても良いシリーズでした。

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    2019年09月03日
  • ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~

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    京都の仕出し弁当屋さんのちどり亭、そこに集う人達の人情ドラマ。
    花柚と永谷、彗と葉月の恋も動きだしそれぞれが未来に向かって歩みはじめます。
    日常の中にある心温まる物語りです。

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    2019年06月26日
  • ちどり亭にようこそ3 ~今朝もどこかでサンドイッチを~

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    さすがに前巻で終わりかと思ったのだけれど新刊がでて嬉しいです。

    花柚さんが弁当屋から離れてしまうことで始まったオーナー問題も何とかなりそうでよかったです。
    でもあの伏線が回収?されるとは思いませんでした(笑)
    本気かな?ww

    この本に出てくる料理はやっぱり丁寧で思わず食べたくなります。
    ただ私は料理超初心者なので今回の中でできるのはサンドイッチだけだと思います。トホホ。

    でもいつか自分でお弁当を作って食べたいな。

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    2019年05月10日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    お弁当は、作った人のいないところで開けられるもの。
    それは手紙に似ている。
    開けられた瞬間を思う…
    どんな気持ちで味わうだろうと思う、ちょっと胸が苦しくなるような思いがある。
    また、遠く思いを乗せて運ばれるそれは、旅の無事を祈る御守りでもあって…

    シリーズ完結編。
    料理が出来なかった人、訳あって料理が苦痛になってしまった人に、「肩の力を抜いて、料理を楽しんで」そして健やかに生きて。大切な人を美味しいもので幸せにしてあげて、というメッセージを送る作品でした。
    彗太が料理に目覚める物語であり、彗太視線で語られる物語でもあるが、ちどり亭の店主・花柚さんの、幼い頃からの恋が長い時間をかけて、数々の障

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    2019年05月03日
  • ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~

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    うわー、これはいいお話だな。
    読み終わってほっこりと心が温かくなる。
    主人公たちが作るお弁当も美味しそうで幸せ。

    ヒロインは花柚さんなんだけど、その恋を主人公が見守る側になるのは、ちょっと新鮮。
    まあ、弟子だからね^^
    途中,花柚さんと永谷さんのことで切なくなったけど、あれがそういうことだったとわかって、笑ってしまった。まったく。でも、そういうところもいい。

    「二十四節気」「七十二候」も、古く続く家のことも、京都の舞台によく合っていて、物語の中にすっと入り込めた。
    ぜひ、続きを読んでみたいお話だ。

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    2019年04月22日
  • ちどり亭にようこそ3 ~今朝もどこかでサンドイッチを~

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    ネタバレ

    シリーズ3作目もほっこりしました。
    美味しそうな料理の数々、優しくも厳しい人たち、気持ちがふくふくとなります。
    今回は彗太のスランプや、花柚さんの失踪していた兄・公篤が現れたり(「開拓時代」に笑ってしまいました)、ちどり亭のオーナー問題などもありましたが、とりあえずの決着が付いたので良かったです。
    それから三津彦さんの株がどんどん上がっていくのですが…展開に「!」となったうえに、番外編でぐっときました。松園さんも好きです。
    そしてやっぱり、料理のコツとレシピが素敵です。レシピ本が欲しいです。

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    2019年04月04日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    ちどり亭シリーズの最終章とでもいう一冊。

    総一郎の思いもわかって満足しました。

    いわゆる料理本ではなく、写真はおろかイラストの一つもないけれど、文章で味が想像できる表現が大好き。
    何品か作ってみたいと思う。

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    2019年03月01日
  • 成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん

    ネタバレ 購入済み

    お寺と恋愛と料理と

    精進料理の描写が丁寧で読みやすい。恋愛については仄かに香るレベルだが、いいアクセントになって話が面白い。堅い話ではないので、読みやすく、また軽妙な感じなので最後までスルッと読めるのでおススメ。

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    2019年01月31日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    ネタバレ

    シリーズ最終巻!
    ちどり亭の店主・花柚と総一郎の結婚式まで、あと数ヶ月。平穏な日々が続くかと思われたある冬の日、意外な人物がちどり亭を訪れる――。

    これぞ大団円!という巻だったなぁ。
    今回も、味も見た目も美味しそうな料理がたくさんでお腹がすく。笑

    今まで知らなかった縁起物のことが学べて良かった。
    六つの瓢箪で「六瓢」=「無病」
    九頭の馬で「万事馬九(うまく)いく」など。

    嬉しい番外編は、総一郎目線。
    総一郎と花柚の初デート~思い出のお弁当の話。
    総一郎さんのお礼状ににやにやしてしまった♡
    「毎日喜びを与えてくれる貴女を妻にした幸福を、生涯忘れず、良き夫であるよう精進する所存です。」
    なん

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    2019年01月16日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    シリーズ最終巻

    続いて欲しい気もするけど、腹八分目の様な終わり方が腑に落ちる読後感。説明がくどくどしていないのに、仕事が丁寧だと感じる描写が素敵でした。

    いつか彼の活躍がどこかでチラッと見えるといいなぁ。

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    2019年01月15日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

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    終わってしまったー。
    最終巻らしい素敵な本だった。彗の花柚に対する気持ちがとても綺麗で優しい。
    食でみんなを幸せにって素敵だなぁ。
    いつも思うけど、七十二候って本当に良いものだと思う。
    いろんな事を教えてくれた本作に感謝。
    そして巻末にある、番外編もとても良かった。

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    2018年12月05日
  • ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~

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    花柚さんと総一郎さんが結婚することができてよかった!
    幸せになって欲しいです。

    でもそうなるとちどり亭は続けられなくなる・・・。
    ちどり亭、なくなって欲しくないなぁ。

    そして、私自身が最近料理教室に通い始めてつたないながらも自分でつくってわかりました。
    料理って難しいけれどきちんと丁寧に作ればちゃんと美味しいって。
    花柚さんは丁寧に相手を想いながら作るからいつも美味しそうなんですね。

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    2018年12月02日
  • ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~

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    花柚さんが営む仕出しお弁当屋さんのお話。
    二十四節気七十二候の季節を花や食材で愉しむ♪ 素敵♪
    でてくるおかずはどれもステキで美味しそう!
    食材に向き合い、相手のことを思って作る花柚さんのお弁当を一度食べてみたいなぁ~♪
    ゆったりとした時間が流れていて私も日本の季節のこと、食材のこと、もっともっと勉強したくなりました。
    主人公が花柚さんから習っているシーンなんて、私もふむふむ、と思いながら読んでいたり(笑)
    前向きな気持ちになれる一冊でした^^♪

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    2018年10月11日
  • ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~

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    ネタバレ

    面白かったです。
    美味しそうな表紙のイラストに惹かれて読んだのですが、京都と美食はいくつも読んでいるのにこの本も好きだ!と思いました。
    お弁当が美味しそうなのは勿論、京都の上流階級の登場人物たちが濃くて良いです。
    主人公の彗太は上流階級ではないので彼が驚く時に同じように驚くのですが、ふわふわしているけどしっかりしている花柚さんも、上からな総一郎さんも良いですが、特に高等遊民な美津彦さんが好きです。
    花柚さんと総一郎さんと美津彦さんの幼なじみのやりとり、笑いました。
    花柚さんの料理の師匠の藤沢先生の回はしんみりしました。
    七十二候も素敵です。
    シリーズ続きも楽しみです。この巻で一応の区切りがつい

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    2018年06月28日