十三湊のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
お寺と恋愛と料理と
精進料理の描写が丁寧で読みやすい。恋愛については仄かに香るレベルだが、いいアクセントになって話が面白い。堅い話ではないので、読みやすく、また軽妙な感じなので最後までスルッと読めるのでおススメ。
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ネタバレシリーズ最終巻!
ちどり亭の店主・花柚と総一郎の結婚式まで、あと数ヶ月。平穏な日々が続くかと思われたある冬の日、意外な人物がちどり亭を訪れる――。
これぞ大団円!という巻だったなぁ。
今回も、味も見た目も美味しそうな料理がたくさんでお腹がすく。笑
今まで知らなかった縁起物のことが学べて良かった。
六つの瓢箪で「六瓢」=「無病」
九頭の馬で「万事馬九(うまく)いく」など。
嬉しい番外編は、総一郎目線。
総一郎と花柚の初デート~思い出のお弁当の話。
総一郎さんのお礼状ににやにやしてしまった♡
「毎日喜びを与えてくれる貴女を妻にした幸福を、生涯忘れず、良き夫であるよう精進する所存です。」
なんて書かれたらたまらないね!
最終巻なのに、いつものようなカラーイラストがないのが残念。。
<2021.3再読>
花柚さんがお弁当に添えた手紙の返事に「可愛い奥さんへ」と書く永谷氏…!想像できん!笑
彗太のお父さんお母さんポジションの永谷氏と花柚さんがほほえましい。
結婚披露パーティがちょうど今の時期(春分あたり)で、想像しやすくて良かった。
結婚式行きたいなー!
花柚さんたちが作ったウェルカムフードがおいしそうで、せめてイラストで見てみたかった…!
前の感想にも書いたけど、なんで最終巻なのにカラーイラストないの…。
<2026.3再読>
白ねぎと大根、鶏肉のスープが美味しそうすぎて…!
読んでる時がめちゃくちゃ寒かったから、スープで体を温めたかった!
お弁当での手紙のやり取りで、“可愛い奥さんへ”って書く永谷さん…メロすぎ。
おせちは作らないし好きじゃないけど、いろいろと意味があるのはいいなぁと思う。
ラストの永谷さんから花柚さんへの手紙が良かったなぁ。
“人を喜ばせる術を持っていることは、それだけで尊く、まぶしいことと思います。毎日喜びを与えてくれる貴女を妻にした幸福を、生涯忘れず、良き夫であるよう精進する所存です。” -
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ネタバレ面白かったです。
美味しそうな表紙のイラストに惹かれて読んだのですが、京都と美食はいくつも読んでいるのにこの本も好きだ!と思いました。
お弁当が美味しそうなのは勿論、京都の上流階級の登場人物たちが濃くて良いです。
主人公の彗太は上流階級ではないので彼が驚く時に同じように驚くのですが、ふわふわしているけどしっかりしている花柚さんも、上からな総一郎さんも良いですが、特に高等遊民な美津彦さんが好きです。
花柚さんと総一郎さんと美津彦さんの幼なじみのやりとり、笑いました。
花柚さんの料理の師匠の藤沢先生の回はしんみりしました。
七十二候も素敵です。
シリーズ続きも楽しみです。この巻で一応の区切りがついているので、ここからどう続くのかな。 -
Posted by ブクログ
京都の小さなお弁当屋さん、ちどり亭のシリーズ、三作目。
アルバイトの大学生、そして、今ではちどり亭の後継者を目指す、小泉彗太(こいずみ けいた)の目を通して描かれる、花柚さんの料理と恋、二十四節季に彩られる京都の四季。
有職を今に伝える名家のお嬢さんにして、お弁当屋さん「ちどり亭」の店主・蒔岡花柚(まきおか はなゆ)は、幼いころからの恋をようやく実らせ、許婚の永谷総一郎(ながや そういちろう)との結婚が決まる。
しかし、家の大人たち、特に、ちどり亭の家主である祖父からは、名家の跡取り同士の結婚を許す条件として、店をたたみ、花柚は店主をやめること、経営にかかわってもいけない、という条件を出される。
彗太が店を継ぐと申し出たことで閉店だけはまぬかれたが、別のオーナーを探すことになった。
そういう悩ましい状況を軸に…
なぜ料理をするのか、という大切な話が語られる。
11.草露白(くさのつゆ しろし)、漆塗りと栗おこわ
目に見えるもの、舌に感じる味…
人それぞれ、違っている。
お客さんに、自分の作ったきんぴらを「おいしくない」と言われ、彗太は人に料理を出すことが怖くなり、店を継ぐことの重さを今更ながらに感じる。
12.鶺鴒鳴(せきれい なく)、配膳さんと海老フライ
ちどり亭はお弁当を作ることを商売にしているわけだが、普通の人がお弁当を作る相手は、ごく親しい、家族やそれに準ずる関係の人に限られる。
案外面倒見のいい美津彦が連れてきた大学生、康介の、ちょっと微笑ましい勘違い。
13.鴻雁来(こう がん きたる)、野菜嫌いとつくねの照り焼き
親が子供の成長に願うこと。
とくに、一番気にかけるのは、成長に大きな影響を及ぼす“食べるもの”のことかも知れない。
大きすぎる愛情に反発するのも、子供の成長ではあり、
いつまでも甘え続けるのは大人になりきれない証拠でもある。
14.虹蔵不見(にじ かくれてみえず)、サンドイッチと琵琶の音
この、ちどり亭の物語の中で、最大の事件と言ってもいい。
花柚がこれまでの思いに始末をつけて、自分の意思でこの先を歩むためには必要だった再会。
藤沢先生の言葉、「誰かのために生きてはいけない」を、花柚が大切な人に贈る。
おいしい料理を作ってくれる誰かがそばにいてくれれば大丈夫。
番外編 月見る月はこの月の月
“ダメな京都の男の代表”から救いの神と化した白河美津彦(しらかわ みつひこ)視点で語られる、3巻のいきさつの裏と、ここにも母親の料理の呪縛から逃れようともがく、美津彦の女友達・村上莢子(むらかみ さやこ)の話。
人は半年で、細胞ごと生まれ変わる? -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きなシリーズの3作目。
花柚は総一郎の結婚にともない、ちどり亭から手を引かなければならなくなる。彗太が大学を卒業後に引き継ぐことになったが、オーナーを探さねばならず――。
相変わらず花柚さんが可愛いなぁ♡
ほんわかしてるけど、芯がしっかりしてるところが素敵。
花柚さんをはじめ、彗太も総一郎さんも美津彦さんも松園さんも…登場人物がみんな魅力的。
配膳司(配膳さん)という職業を初めて知った。
彗太も言ってたけど、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ。
オーナー探しに苦戦していたけど、最後はやってくれました美津彦さん!
『四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ』
美津彦さん~~~!!
やっぱり好きだわ(笑)
今回は番外編も収録されていて、美津彦さん目線のお話でした♪
続き、もちろんあるよね?
ずっと、続いてほしい作品です。
<2021.3再読>
今までは家庭で、自分で食べるための料理を教わってきた彗太だけど、店を継ぐためにお店で出せるように改めて教えてもらうことに。
均一のクオリティにするのが難しいよね。
今巻もおいしそうな料理が目白押しだったけど、特にフルーツサンドの描写がたまらなかった!
“真っ白いホイップクリームにきらめく、皮の紫色がほんのり残った巨峰に、淡く黄味がかった洋梨。
黄色のカスタードクリームから顔を見せる赤いいちごに、ピンクと白のまじった桃。
くだいたナッツははちみつと絡んできらめき、チーズと一体化している。
サンドイッチの切り口からのぞくフルーツとナッツは宝石のよう。”
今すぐ食べたい…。
店のやり方を分かってくれるオーナー見つかるかな…と思ってたら美津彦さんんんん!!
「四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ」
美津彦さん、やってくれたよ!!
<2026.2再読>
行方不明になっていた花柚さんの兄がちどり亭にやってきたけど、「自分を理由に家に戻らないでほしい」と言った花柚さん。いつもふわふわだけどかっこよかった。戻るなら自分の意志で。
オーナーになった美津彦さん、最高!
そんな美津彦さんが主役の番外編も良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。花柚が風邪で寝込んでしまい、店に手伝いが来ることになるのだが……。付き合いはじめた花柚と永谷の関係も、どうも一筋縄にはいかないようで。
シリーズ2作目。
このシリーズは好きなので、借りずに買いました♪
花柚さんと総一郎さんが結婚!
それはとてもおめでたいことだけど…自分の家と、婚家となる永谷家のこと、さらにちどり亭のことも…となると両立は不可能?「ちどり亭」を辞めなくてはならない!?
という問題も出てきて、、
これは次巻(来月発売!)に持ち越しかな。
彗太と菜月も付き合い始めた。
美津彦さんが家庭料理の「まつぞの」で住み込みで働きに!
七夕の短冊に「不労所得」と書いていた、あの美津彦さんが!笑
今回も面白かったな~。
お弁当の良さを再確認した。
<2021.3再読>
料理の奥深いところまで知れるのがいい。
茶懐石や縁起物、京都ならではの風習や、山登りサークルでのハイク飯とか。
山で食べるホットサンドおいしいだろうな~。
彗太と菜月が付き合いはじめてにんまり。
息子もこんな風に育って欲しい!と思うくらい、彗太はよくできた大学生です。
花柚さんと永谷氏は結納と結婚式の日取りが決まるけど、両家のもろもろのこととお店との両立が難しく。お店を畳まなければ…でも畳みたくないという状況に。
これからのちどり亭はどうなるのか!?
<2026.1再読>
たしかに、お弁当は手紙に似てる。
作り手の気持ちが伝えられるもんね。 -
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ネタバレ久しぶりに自分で購入した本。
昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いにこぢんまりと建つ、仕出し弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚が心をこめて作る最高に美味しいお弁当を食べれば、どんな人でも笑みがこぼれてしまう。ちどり亭を舞台に紡がれる幸せな物語。シリーズ1作目。
初めて読む作家さん。
京都の姉小路通にある仕出し弁当屋「ちどり亭」が舞台。
店主の花柚さんとバイトの大学生・彗。
記録するのが好きな私は「お弁当練習帖」にものすごくそそられた!
読んで良かった!
すごく好きな空気感。お弁当もとってもおいしそうで…。
七十二候に絡めて話が進んでいくのもいい。
ちどり亭に入り浸る、花柚さんのはとこの美津彦さんが好きだわ~(笑)
端午の節句のお重(240p)作ってみたいな。
続編ももちろん買います!
<2021.3再読>
ちどり亭が近所にあったら絶対に常連になる!!
季節のものを取り入れた、品数の多いお弁当が本当においしそう。
自分のお弁当を預ければ、そこに詰めてくれるのもありがたい。
店主の花柚さんはお嬢様でおっとりした雰囲気なんだけど、しっかりとした芯があって、いいこと言うんだよね~。
<2026.1再読>
昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いにこぢんまりと建つ、仕出し弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚が心をこめて作る最高に美味しいお弁当を食べれば、どんな人でも笑みがこぼれてしまう。ちどり亭を舞台に紡がれる幸せな物語。
この花柚さんの言葉は、何度読んでも心に響く。
“「ファストフードもたまにはいいけど、食べ物を全部人任せにしてちゃだめ。ごはんに納豆と卵かけるだけでもいいんだから。お味噌汁だって、具を入れてお湯に溶かすだけで完成っていう、便利なだし入りのお味噌もあるのよ。もちろん栄養だって大切だけど、それよりも大事なのは自分で自分の生活をオーガナイズすることよ」”
外食やコンビニご飯が続いた時、自分で炊いたご飯と納豆だけでもめちゃくちゃおいしかったのを覚えてる!
季節ごとの食べ物、昔ながらの縁起ものや験担ぎなどが知れるのもいい。
季節の行事を大切にしたくなる。
花柚さんと永谷さんのところはニヤニヤしちゃう。 -
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SNS全盛の時代に、古いタイプの個人サイトBBSに集う少数の人達。ドラマの書き込み中心で、誰も批判し合わないのんびりとしたBBS。サイト立上げから15年、たまたま主催者の「さおしか」さんが秋田に行って、名物のお土産を常連さんに募ったことで、各人の住所と名前が判明する。お金の代わりに、各人の地元土産を送り合うことで「幸せおいしいもの便」が始まっていく。秋田、愛知、長崎、広島、徳島の各人の人生と名産が紹介される。普段のやり取りはハンドル名。BBSの中だけの付き合いが、おいしいもの便で繋がりができていく。
自分の過去を振り返って見ても、パソコン通信時代にオフ会が毎月あったり、我が家でオフ会を開いた時には四国から来た夫婦もいた。そういった思い出が懐かしく思い出される。
この本では集う人々の意外な関係も最後に明かされる。まさに小説だからの展開であり、ほのぼのとさせられた。 -
Posted by ブクログ
筆耕を生業とする女性の物語。
筆耕という、書道家と類似した字を書く仕事であり、書道家は誰かのために
書くというよりは、芸術・アートとして書くが、筆耕は依頼を受け、
手書きの招待状や冠婚葬祭ののし袋や、店の商品名など代筆を主に書く職業である。
そんな筆耕を生業とした筆耕士が、都会の方が需要があるが様々な理由で、
地元に戻ってきてそこで、かくしごとを秘めた依頼者から依頼を受けていく。
ライト文芸であり、短編集なので1話ごとに読みやすい。
2巻以降出ても良いと思える作品ですが、そういう情報もないのがちょっと残念。
軽く小説読みたい気分で、あまりコテコテしてないのをお望みの人におすすめ。